- 新城教会ニュース 2016年8・9月号
ザ・メッセージ

『そこで、イエスは説明なさいました。「いいですか。わたしが、羊の出入りする門なのです。わたしより前に来た人々はみな、どろぼうか強盗です。ほんとうの羊は、彼らの言うことは聞きませんでした。そう、わたしは門なのです。この門から入る者は救われます。また、安心して出入りができ、緑の牧草を見つけるのです。強盗は、盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするために来ます。しかしわたしが来たのは、いのちを、あふれるほど豊かに与えるためです。 ヨハネの福音書10章7節~10節』
人生には、「二つの門」があります。それは、「幸せの門」と「不幸の門」です。人はこのうち、一つしか選ぶことができません。近頃、詐欺が横行し、次から次へと新しい手口が出て来ます。先日、私に一通のメールが来ました。「あなたの口座に三千万円振込みたいのですが、教えてくれますか?」というメールでした。しかし、そのような話には、絶対にのってはいけません。「つきましては、このリンクをクリックしてください」とありました。もしも安易にクリックしたら、たいへんなことにもなりかねません。
1979年7月、東名高速道路、「日本坂トンネル」で追突事故があり、その事故により、トンネル内で大火災が発生し、多くの方が亡くなりました。その後、トンネルは長期にわたり使用不能となり、流通の障害は、日本経済に大きなダメージを与えました。事故が発生した直後、いち早く、トンネルの入り口の電光掲示板に、「トンネル内火災発生進入禁止」というサインが出たというのです。それでも、後続の車は次々とトンネル内に進入し、被害は増大しました。命からがら助かった人たちに、「サインを見ながら、なぜ入ったのですか?」と聞くと、「前の車が入って行ったから、自分も大丈夫だろうと思った。」と答えていました。
聖書は、人間を羊になぞらえています。羊は、自分の前にいる羊と同じ行動をとる習性があります。人も、羊とよく似た性質があるため、そのような表現が使われています。人も、立ち止まらず、振り返らず、同じ門から入る傾向があります。特に宗教においては、「文化だ、習慣だ、皆、同じようにやっている」と、あまり見直すことはしません。宗教の根源を探ると、何らかの霊体験から始まっている事が多いのに気づかされます。そして、日本には、霊感の強い人たちが結構多くいます。科学にもならず、学問にもならない、霊的世界を敏感に感じ取るのです。聖書は、見える世界だけでなく、目に見えない世界が存在することを告げています。それは、「本物の神」の世界と、神のふりをした強盗、すなわち、「悪魔・悪霊ども」の領域の二つだけです。聖書に、6000匹もの悪霊に支配されていた、驚異の男のストーリーが出てきます。
『こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。イエスが舟から上がられると、すぐに、汚れた霊につかれた人が墓場から出て来て、イエスを迎えた。この人は墓場に住みついており、もはやだれも、鎖をもってしても、彼をつないでおくことができなかった。 マルコの福音書5章1-4節』
この男を、「誰も抑える力がなかった」のです。現在、人類のかかえている問題は、「だれも押さえることができない」問題ばかりです。政治的にも、軍事的にも、経済的にも、そして、医学的にも、どうすることもできない問題が山積みです。それらの問題の背後には、人間的な要素だけでなく、霊的問題が関わっているのです。この男は、「墓場に住んでいた」と記されています。ここに悪魔・悪霊どもが設置している「不幸の門」の情報が隠されています。日本人は先祖を敬い、墓参りによく出かけます。なぜ、出かけるのかと言えば、先祖に対する尊敬心もさることながら、墓場に先祖の霊が住んでいると信じているからです。墓場が、先祖と何ら関係なく、ただの無機質な場所だとしたら、頻繁に行くこともないはずです。本来、仏教の原点は「輪廻」にあります。輪廻が事実だとしたら、墓は必要ありませんし、先祖の霊も存在しないはずです。なぜなら、49日もすれば、人は何らかの生物に輪廻転生しているからです。仏教の発祥地、インドやネパールに行くと、彼らは墓も造りませんし、先祖の霊の存在も認めません。しかし、日本人の多くが、仏教徒と言いながらも、祖先崇拝に明け暮れているのは、大きな矛盾です。人間は死後、魂をこの地上には残しません。人間を創造された神が、魂をしっかりと管理されるのです。ゆえに、先祖供養のようなものは必要ありません。墓場は、ある人が地上に生きた証の場所であり、記念の場所です。霊魂がとどまる場所ではないのです。けれどもそこで、多くの人が霊体験をしたり、霊感を感じます。その霊の正体は、一体、何者なのでしょうか。本当に先祖の霊なのでしょうか。
さて、世界の墓参りランキングを見ると、興味深いことが分かります。日本人の墓参り回数は年間1.8回で、世界三十位です。最も、墓参りに行くのはギリシャ人で、統計によると、年間11.1回も墓場に通います。1位がチェコ・スロバキアで、9.1回です。実は、聖書に出てくる6000匹もの悪霊に支配されていた男は、ヘレニズム時代に建てられた、「ギリシャ風の街」に住んでいたのです。当時、世界で最も祖先崇拝に熱心な民族、それがギリシャ系の人たちでした。その街の墓場に住んでいた男に、世界で最も多くの悪しき存在が関わっていたのです。しかし、イエス様はその男から悪霊どもを追い出し、誰も解決できない問題を解決されたのです。そして、現代において、霊的問題の解決は教会にあります。人類が騙されている、大きなポイ
ントが「祖先崇拝」です。夏は墓参りの季節です。しかし今年は、一度、立ち止まり、文化や習慣の中に潜んでいる闇について、考えてみてはいかがでしょうか。














































SCN2016年10...




