主のみ顔を慕い求めよ!

2004.2.15(SUN)
新城教会 滝元 順牧師

旧約聖書 歴代誌 第二 7章13節〜14節
もし、わたしが天を閉ざしたため雨が降らなくなった場合、また、いなごに命じてこの地を食い尽くさせた場合、また、もし、わたしの民に対して疫病を送った場合、わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。

旧約聖書 歴代誌 第二 7章13節〜14節
もし、わたしが天を閉ざしたため雨が降らなくなった場合、また、いなごに命じてこの地を食い尽くさせた場合、また、もし、わたしの民に対して疫病を送った場合、わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。 ハレルヤ!今日このように、皆さんと共に礼拝できることを感謝します。今日の礼拝のメッセージのタイトルは、「主のみ顔を慕い求めよ!」です。私たちが真剣に主のみ顔を真剣に慕い求めていくときに、神が素晴らしいみ業を行ってくださいます。
 皆さんのお祈りに支えられ、「リバイバル拡大聖会」も無事に終わり感謝します。また先週私は、大阪で奉仕させていただきましたが、お祈りに支えられ祝福されたことを感謝します。
 主をを慕い求めるときに、人は変えられます。それも悪くではなく、良く変えられます。第二コリント三章十八節に、
『私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。』
 イエス様を信じるとは、人生の一大革命です。暗闇に捕らえられていた者が、悪魔の支配から神の支配に変えられるのです。
 しかしそれだけで終わりではなく、続けて、栄光から栄光へと主と同じ姿に変えられていくのです。「イエス様と似た者になる」と聖書は約束しています。私たちはこのように集いましたが、今日も顔の覆いが取り除かれ、更にイエス様がはっきりと見え、同じ姿に変えられることを願います。
 先週私は、大阪の「弟子教会」で奉仕させていただきました。昨年に続いて二度目の奉仕でした。お祈りを感謝いたします。弟子教会は、とてもユニークな教会です。その教会の牧師、金沢先生は、昔はヤクザの構成員でした。しかしイエス様を信じて救われ、今は牧師となりました。昨年はビルの一室の教会でしたが、今年は、五階建てのビルを買い取り改装して、素晴らしい会堂ができていました。
 そこに集まっている方々には、先生と同じような、元ヤクザの人々や、麻薬依存症の人々、突っ張り少年など、なかなか普通では更正が難しいと言われる人々が集まっています。そして、皆が主によって変えられています。それも、ただ変えられるだけではなく、主と同じ姿に変えられています。そこに行くと、本当に、イエス様は生きておられると実感します。
 今度、『元やくざ牧師と突っ張り少年たち』という本が出版されるようで、先週は出版会社の人たちが取材に来て、朝から夕までの集会に出席しておられました。一般社会も注目しているのです。
 人は変えられます。「私は変えられていない」という方がおられても、主はあなたを必ず変えてくださいます。栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えてくださることを信じ、期待してください。それは神の働きであり、聖霊様が来られると、私たちは変えられ続けるのです。「栄光から栄光へと変えてくださる」という、約束を握っ下さい。
 前回、弟子教会で奉仕させていただいたとき、私は、「体に絵が描かれている方は前に出て来てください」と言いました。すると四名の方々が前に出て来られました。それは入れ墨です。その一人が金沢先生です。それらの彫り物の柄は、竜や観音など偶像の模様ばかりです。私は、一人ひとりの模様を聞いて、黒板に書きました。それらは竜や観音、鬼などでした。一人ずつ、図柄の背後の悪霊とのつながりを、断ち切る祈りをしました。
 私は、今回、その方々に会うのが楽しみでした。どのくらい、主によって変えられているのかを見るのが楽しみでした。
 一人の男性は、教会の中心的な働き人となっていました。幼子のように柔和で、明るく変えられていました。昔、ヤクザであったことなど、指を見て初めてわかるようでした。もう一人、がっちりした体格の男性がおられました。彼は、今、リバイバル聖書神学校の生徒です。毎月、新城に学びに来られています。
 もう一人は女性でした。彼女が弟子教会に来たときに、先生を始め元関係者は、緊張して背筋が伸びたそうです。なぜなら、彼女はかつて、五本の指に入るほどの組長の奥さんであったからです。彼女の全身には、観音の入れ墨があるそうです。しかし彼女も変えられていました。彼女は今、大阪にある神学校で学んでいます。
 去年、彼女は「主人のために祈ってください」と言われました。「早く刑務所から出られるように、祈ってください」と言うのです。今回お会いすると、「先生。私が神学校を卒業すると同時に、主人も出所します。丁度良いタイミングです」と言われました。そして、「主人もイエス様を信じました。出所したら、この教会でバプテスマを受けることにしています。」と言われました。イエス様は生きておられます。
 また、覚醒剤中毒の女性もいましたが、彼女も献身するそうです。イエス様を信じたら、私たちを最後まで導いてくださり、栄光から栄光へと変えて下さるのです。
 そのためには、『わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。』と御言葉にあるように、悔い改めと共に生きなければなりません。彼らが変えられた秘訣は、「徹底した悔い改め」にあると金沢先生は語っておられました。
 一日生活すると汚れが付きます。ですから、私たちは風呂に入ります。先週一度も風呂に入らなかった人は、たぶんいないと思います。
 何年か前に、四年間一度も風呂に入っていない人に会いました。大変なにおいと汚れでした。罪も同じです。悔い改めなければ、汚れはひどくなります。しかしイエス様の御前に悔い改めて祈るならば、罪は赦されます。栄光から栄光へと、変えられるためには、悔い改めることが大切です。罪を悔い改めるときに、主は、私たちを変えてくださいます。
 「悔い改める」とは、「悔いて」「改める」ことです。「悔いる」だけでなく、「改め」なければなりません。
 今、お話した「弟子教会」の証は、今、日本に起こっていることです。けれども、日本全体から見るならば、それはごく一部のことであり、悪いことが多くあります。しかし、一人の人を変えることができる神は、国をも変えることができるはずです。私たちは、「この国を変えてください」と祈らなければなりません。そして、その秘訣が、今日お読みした箇所にあります。第二歴代誌七章十四節に
『わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。』
「わたしの名を呼び求めているわたしの民」とは、「クリスチャン」のことです。クリスチャンがへりくだって、祈り、主のみ顔を慕い求め、悪い道から立ち返るならば、神が天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの「地」(国とも訳すことができます)国をいやしてくださるのです。国家規模でリバイバルを起こしてくださるというのです。
 日本にリバイバルを起こしていただきたいですね。リバイバルとは、主の御手が国に触れることです。そのためには、クリスチャンが真剣に悔い改め、祈らなければなりません。
 今世界で、リバイバルが起こっています。アフリカにウガンダという国があります。それはビクトリア湖の北にある小さな国です。かつてアミンという独裁者がいて、何十万人という人々が殺された国です。私は「ウガンダ」と聞くと、「絶対に行きたくない国」というイメージがありました。
 十年ぐらい前に、ビクトリア湖の南側のケニアに行ったことがあります。そこで、「対岸はウガンダだ」と聞き、怖かったのを覚えています。ビクトリア湖には、多くのウガンダ人が殺され、捨てられました。また、エイズが蔓延し、国民の三分の二はエイズで死ぬだろうといわれた、恐ろしい国でした。
 しかし、その国のクリスチャンたちが、国が変革されるように熱心に祈りました。そして、今、国が変えられています。その模様を、「ジョージ・オーティス・ジュニア」という先生が調査して、ビデオを作りました。それがプレイズ出版から発売された、「トランス・フォーメーション_」というビデオです。そこには国家規模で国が変えられている記録があります。国が栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられているのを発見し、感動すると思います。
 今日はウガンダで起こっていることが、日本にも成されるように祈りましょう。原則は同じです。私たちが悔い改めて、主の御顔を慕い求める時に、主が国に触れてくださいます。しばらく、そのビデオを上映します。
(約三十分間、「トランスフォーメーション_」のウガンダのパートを見ました)
 感動的なビデオでした。なぜ国が変えられたかがわかりましたか?それは、「He was invited.」と語られていました。「招かれたからだ」とありました。人々が、心から国を変えていただきたいという願いを持って、国に主を招いたときに、主が来てくださったのです。私たち、先に救われた者たちが、まず、主を招かなければならないのです。
 ウガンダのミレニアムの祭典の時に、大統領夫人が、ウガンダのこれからの千年を、神にささげる契約を結びました。その模様に日本語の字幕がありませんでしたが、英語で次のように語られていました。
We renounce idolatry witchcraft and Satanism in our Land.
We are conscious that we have put other gods before you and worshipped them.
Covenanting our nation, Uganda to the purposes of God and to the Lordship of Jesus Christ. Amen!「・・私たちは、国中の偶像礼拝、魔術、及び、悪魔崇拝を放棄します。私たちは、あなたの前で他の神々を拝んだことを認めます。私たちの国、ウガンダは、あなたと契約を結びます。すなわち、神の目的のために、イエス・キリストによる支配に対して、契約を結びます。アーメン!」
 私たちもこの言葉を、主の前に宣言し、日本が変えられるように祈りましょう。主は招かれたところに来られます。心から、主を日本にお招きし、日本が変えられるように祈りましょう。人が変えられるならば、国も変えられます。そのためには、先に変えられたクリスチャンたちが、心から罪を悔い改めて、真剣に主のみ顔を慕い求めるときに、主がこの国に訪れてくださいます。この原則は変わりません。立ち上がってお祈りしましょう。
 ウガンダに主が触れてくださったように、この日本においても同じようにしてください。リバイバルを起こしてください。ウガンダに働かれている主は、日本にも働いてくださるお方であることを信じます、と祈りましょう。また、罪を悔い改め、日本の罪も悔い改めて、心から主を求めて祈りましょう。
(祈り)
「ハレルヤ イエス様。あなたの御名を心から感謝します。ウガンダで行われたリバイバルが、日本で行われることを心から信じて感謝します。
 今私たち、先に救われた者たちが、主のみ前に出て叫び求めて祈っています。どうか日本に訪れてください。私たちは、あなたを心からお招きします。私たちは、この教会にあなたをお招きします。心から、あなたのみ顔を慕い求めて祈ります。どうか訪れてください。この国に訪れてください。そして、この国が変えられますようお願いします。この国の人々が救われて、自由を得ることができますように。今日の祈りが、歴史的な祈りとなりますように。この国に新しいことを成してください。リバイバルが日本に起こりますよう、お願いします。今世界に訪れてくださっていることを感謝します。私たちの国、日本を忘れないでください。あなたが、この国に訪れてくださいますように。私たちはこの国の罪を悔い改めます。赦してください。国家的な罪を赦してくてください。この国に新しい契約が結ばれますように。信じます。感謝します。尊い、イエス様の御名によって祈ります。アーメン。」
 今日、私たちは、主の前で、ウガンダの人々が「この国は主のものです」と契約を結んだように、主の前に契約を結び、国を主にささげましょう。「国中の偶像礼拝、魔術及び悪魔礼拝を放棄します。」と宣言しましょう。
 ウガンダの荒廃は、紛れもなく「偶像礼拝の結果」だったとレポートされていました。日本も、偶像礼拝の結果が現れてます。これがもっと進んで行くならば、ウガンダ以上にひどい国になってしまいます。それをくい止めることができるのは、私たちクリスチャンだけです。だから、私たちは今、この国の偶像礼拝をすべて破棄します、と祈りましょう。私たちはあなたの前で他の神々を拝んだことを認めます。日本は神の目的のために、イエス・キリストによる支配に対して契約を結びます、と心から祈りましょう。今、もう一度、心から、「国と契約を結んでください」と各自で祈ってください。そして、その後に、共に宣言しましょう。両手を天に上げて、「日本に訪れてください!」と祈りましょう。
(祈り)
「イエス様。今、私たちは、国中の偶像礼拝、魔術、及び、悪魔崇拝を放棄します。イエス様の名によって、完全に放棄します。イエス様。私たちの国の罪を赦してください。あなたの前で、他の神々を拝んできた罪を悔い改めます。赦してください。すべての悪霊との契約を、この国から断ち切ってください。今、私たちは国の代表者として、主の前に出ています。私たちの、叫びと、涙の祈りを聞いてください。この国を変えてください!変えてください!救ってください!
 今、私たちの国、日本はあなたと契約を結びます。神の目的のために、イエス・キリストによる支配を受け入れることを、イエス様の名によって宣言し、契約を結びます。この国に訪れてください。訪れて下さい!あなたを、こころからお招きします。教会に、地域に、国に来てください。あなたの顔を慕い求めます。
 この祈りを聞いてくださって感謝します。二〇〇四年二月十五日は、歴史的な日となったことを宣言します。イエス・キリストの名によって、勝利を宣言して祈ります。アーメン!」
 イエス様に感謝しましょう。今からの聖餐式を行います。今日は特に、一人ひとりが国の代表者として、聖餐を受けましょう。日本人は日本の代表として、また他の国の方々はその国の代表者として、「私の国の罪を赦してください」と心から主の前に悔い改めて祈りましょう。
『わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。』
この御言葉を信じて聖餐式を行いましょう。
 「父なる神様、今日は皆で、あなたと契約を結ぶことができて感謝します。この国は、あなたのものです。どうか、ウガンダ以上に、日本で働いてくださいますように。今、私たちは、あなたと結んだ契約のしるしとして、聖餐式を行います。この聖餐が、日本を代表する、また、各国を代表するものとなりますように。罪が赦され、血潮によってきよめられ、新しい力を受けることができますように。今日から、この教会に新しい力と破れを与えてください。今、このパンとブドウジュースが、御霊による食べ物、飲み物となりますように。主が今日、この祈りに答えてくださいますように。イエス様の名によって勝利を宣言して祈ります。アーメン。」
 これは、私たち個人のために、同時に、この国のために流された血潮です。今日は国の代表として聖餐を受けます。この国に主を歓迎しましょう!!


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