SHINSHIRO CHURCH NEWS



新城教会ニュース4月号
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入国にはビザが必要です!
 先月、短い期間でしたが、南米、ブラジルを訪問しました。新城教会には10年以上前から南米の方々が集うようになり、今ではスペイン語とポルトガル語を自由に話すペルー人牧師も就任し、毎週土曜日には多くの方々が母国語で礼拝をしています。ここ新城でクリスチャンとなり、帰国された方々も少なくありません。そんなわけで、私は2年に一度くらいの割合で南米各地を訪問し、新城から帰国した方々を訪ねることにしています。今回も早朝サンパウロ空港に到着したのにもかかわらず、多くの方々が出迎えて下さり、再会を共に喜び合いました。
 海外旅行をされた方ならばおわかりだと思いますが、空港に到着しても入国するまでには越えなければならない関門があります。それが「入国審査」です。入国審査官のいるブースの前に整列させられ、自分の番を待ちます。それは何回海外旅行を経験しても毎回緊張します。その時にいつも考えることがあります。それは、やがて私たちは人生を終え、この地上から出国する日が来るということです。
 世界的ベストセラー『死ぬ瞬間』『続・死ぬ瞬間』を著した米国人女医、キューブラー・ロスは、臨死体験をした2,500人にインタビューした結果、三つの共通点を見いだしたそうです。それは、第一に、意識と肉体の分離の体験です。死んだ瞬間、自分の遺体を取り囲んで泣き、医師が臨終を宣告している光景をはっきり見たというのです。第二に、臨死体験者たちは、その時、遠く離れた肉親や愛した者たちのところへすぐに行くことが出来たといいます。サンフランシスコの病院に横たわっていながら、ニューヨークのわが子が何をしているのかが見えたそうです。そして、第三には、光に包まれて、その光の源に行きたいと思った瞬間、息を吹き返したというのです。このレポートからロス博士は語りました。「私は死後にもう一つの世界があることを信じている・・」
 その日、私たちは世界中の人々が、審査を受ける為の列に付いている光景に出会うでしょう。隣の列に並んだ人と会話を交わすかも知れません。「あなたはどうして死んだのですか?」「私は、突然の交通事故で地上を去り、この場に来ました。」「あなたはどうして来たのですか?」「私はガンで死にました・・」やがて、私たちは一人ずつ神の係官の前に進み、死後の世界に入国する手続きが取られます。
 ある国に入国するために、必ず、必要なものがあります。それが「入国査証」すなわち、「ビザ」と呼ばれるものです。それがなければどんなにあがいても、目的の国には入国できません。「光の源」に誰でも行きたいはずです。その場所に行くのには「ビザ」が必要です。「ビザ」があるなら、永遠に変わらない不朽の体を受けて、パラダイスに入国出来るのです。そこで先に入国した懐かしい人々と、再会を果たすのです。何と希望に満ちた瞬間でしょうか。それはあなたが地上で失ったものを、すべて取り戻す瞬間でもあるのです。
 パラダイス入国のビザを受け取る為には、生きている間に、イエス・キリストへの「信仰」と「祈り」が必要です。
 同時に、「光の国」があるということは、「暗闇の国」もあることを忘れてはなりません。

☆はっきりと声を出して、次の祈りをして下さい。

 「イエス様。私はあなたが救い主であることを、信じます。私を悪魔の支配から解放し、罪を赦し、きよくして、パラダイスに入るビザを、発行して下さい。アーメン」

新城教会主任牧師 滝元 順