今週の礼拝メッセージ
いざ出陣   1998.9.13(SUN)

新城教会牧師 滝元 明

<今週のメッセージの御言葉>
ヨシュア記1章1節〜11節
さて、主のしもべモーセが死んで後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げて仰せられた。「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。あなたがたの領土は、この荒野とあのレバノンから、大河ユーフラテス、ヘテ人の全土および日の入るほうの大海に至るまでである。あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ。ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行なえ。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行なうためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」そこで、ヨシュアは民のつかさたちに命じて言った。「宿営の中を巡って、民に命じて、『糧食の準備をしなさい。三日のうちに、あなたがたはこのヨルダン川を渡って、あなたがたの神、主があなたがたに与えて所有させようとしておられる地を占領するために、進んで行こうとしているのだから。』と言いなさい。」

 ハレルヤ!皆さんと一緒に御言葉を学んでいきます。今朝は「いざ出陣」というタイトルで御言葉を学んでいきます。ヨシュア記一章一節は、

「さて、主のしもべモーセが死んで後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げて仰せられた。」

という言葉で始まっています。この文章の始まりは「さて」という言葉です。非常に珍しい書き出しです。そして、新城教会にとって、東京リバイバルミッションが行われるこの時、「さて」という言葉はふさわしい言葉だと思います。「さて、いよいよ今週は東京リバイバルミッションです。」長い間待ち望んで来た東京リバイバルミッションが今週になりました。1993年の十一月に甲子園リバイバルミッションが行われ、それから五年が経ち、今度は東京でリバイバルミッションを行う志が与えられ準備してきました。だいたい決起集会、PPHなどを含めて全国で千二百箇所くらいで集会が行われました。非常に感謝なことです。そしていよいよ、東京リバイバルミッションが今週になり、非常に感動的なことです。皆さんと共に素晴らしい栄光を見させていただきたいと思います。
 二節には、

『「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。」』

 丁度この時、イスラエル民族が四三〇年間のエジプトで奴隷生活から神の力強い御手によって解放されました。解放されて紅海を渡り、四十年間荒野を彷徨っていよいよ約束の地に来ました。激しい戦いを通り、彼らは四十年の後に「さて、いよいよ約束の地に入る緊迫していたときだったと思います。「わたしのしもべモーセは死んだ。」と書かれていますが、ヨシュアが神から油注ぎをもらい、このことを命じています。ここで言われたことは、

『「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。」』

 振り返ってみると甲子園リバイバルミッションを通して、主が素晴らしいことを成され、リバイバルを始めてくださいました。そしていよいよ、五年間の祈りを通して、東京でリバイバルミッションが行われることは感動であり、私たちは神様の前に恐れおののきながら進もうとしています。
 「わたしのしもべモーセは死んだ。今あなたとすべてのものは立ってこのヨルダン川を渡り・・・」と書かれていますが、東京リバイバルミッションはある意味で、日本の歴史の中、画期的な集会です。日本武道館において日本人の手によってこのことが成されることは神の素晴らしい導きです。どのような御業を見せていただけるのでしょうか。私は、日本に、東京にリバイバルを見せてくださるに違いないと思います。
 今、祈りの勇士に登録されている方々は、一万六千人程おられます。日本でそれだけの方々が祈っていてくださっています。特にその中には、「東京リバイバルミッション」のための祈りの勇士があり、現在、四十日間の連鎖断食祈祷をされています。ある方は朝だけ、ある人は朝昼・・と四十日間続いています。また連鎖の祈祷会も開かれています。あちらこちらで東京のために祈っています。
 先日私は九州に電話したら、「先生今週、私の教会では午後一時から五時まで毎日とりなしの祈りをしています。」と言われました。日本中がリバイバルのために祈ってくださっています。イスラエル民族が約束の地に入る寸前、「さあ、約束の地カナンに入るのだ」という期待感があったことでしょう。この時神様が、「今あなたとこの民すべては立ってこのヨルダン川を渡り私がイスラエルの人々に与えようとしている地に行け」と言われています。あなたとこの民すべては立ってこのヨルダン川を渡らなくてはならないと言っています。すべての民が立っていくと書かれていますので、リバイバルを求めながら渡れない人がいてはいけません。ですから皆さんの中にも忙しいからと言われる方もおられますが、ぜひ、東京に行ってください。この機会は神様が与えてくださった機会ですので何としても一日でも行こう、何としても十日間行こうと、何日でも結構ですので行く気のない人は行く気を出して、全員でもヨルダン川を渡れるように、全員でリバイバルを見ることができるよう前進していいきましょう。
 三節に、

『あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。』

と書かれています。これは神の約束です。神はまだ戦いが始まらない前に、「あなたがたの足の踏むところは全部あなた方に与えている」と約束しています。
 この前、リバイバル新聞の記者が、「先生、最初の日はチョー・ヨンギ先生が来られますね。入りきれないではないですか。」といわれましたが、「入りきらないような気もするし、そうでもない気もするし・・・」私の中でも信仰と不信仰が働きます。十日間、色々と心配があります。しかし、「あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。」と言われていますので、神の「与えている」という言葉を握りしめるべきです。「リバイバルは必ず来る」と信じるべきです。必ず祝福してくださると信じましょう。信仰を持って前進しましょう。自分の力ではなく、「私たちの神は必ず祈りに応えてくださる。」と信じるべきです。
 私たちは毎週、礼拝でメッセージを聞いていますが、聞いても信じないのではなく、信じるべきです。私は四週間程ぶりにここに来ましたが、先週は東京で礼拝を守り、その前の週は大阪、その前は東京と目が回るほど忙しい生活をしました。その中で北海道や九州など、色々なところに行きました。北海道に行ったとき神学生の吉田兄の教会に行きました。私はその教会でとても感動しました。そこには今大きなきれいな教会堂が建っています。
 五年前に北海道リバイバル聖会にピーター・ワーグナー先生が来られ、先生がちょうど今日と同じところからメッセージされました。「あなたの足の踏むところはあなたのものになる」信仰を持って踏んだらあなたのものとなる、信仰を持ちなさいという話をされました。すると、吉田兄のお父さんは信仰を持ちました。それから私が泊まったとき、「先生、明日の朝は一緒に祈りに行ってくれませんか。」と言われました。その時の会堂から少し上の方に広い土地があり、そこに将来新会堂が建つと素晴らしいので祈って欲しいと言われました。千坪程ある土地で雪が降るときれいなところです。それで、ご夫妻と一緒に祈りました。
 そのような中で、彼らはずっと信じて祈っていたそうです。そして五年間の祈りが応えられ、その場所に新会堂が建ちました。会堂の後ろには体育館があり、子どもたちがいつも来て遊んでいます。体育館は新城教会のホールくらいの広さです。神様の御言葉をそのまま信じて祈ったことは素晴らしいです。信じて祈ったことに神は応えられました。
 私が最初から祈ったことは、「たくさんの費用がかかりますが、豊かに与えてください。」でした。もし、経済的に乏しかったら働く人々が信仰を持たなくなり、ケチケチします。なるべく、スタッフを少なくとか、なるべく宣伝費を使わないようになりがちです。それで、「必要な額を与えてください」とお祈りしました。東京リバイバルミッションの働きが始まる前、大阪の一人の娘さんが七百万円をささげられました。その方は救われて間もない方でした。それが基となり働きが動き出し、会場費三千三百万円も全て払うことができました。また大阪PPHのときに、無記名で一千万円の小切手をささげて下さった方がおられたり、今日まで豊かに与えられて来ました。
 先日ミッション事務局に子どもたちが献金を送ってくださいました。それは北海道、日高教会の子どもたちからでした。とても感動しました。牧師先生の四人の子どもたちが八千何百円かを献金してくださいました。その子たちは甲子園ミッションの時にも一生懸命に蓄えて献金を送ってきました。とても感謝しました。その教会の娘さんが中学一年生くらいになって手紙が来ました。「甲子園の時に私たちがささげたら、ラケット入れが与えられました。感謝です。」と書かれてきました。あの小さな子どもたちが東京リバイバルミッションのために祈っているとは素晴らしいと思いました。私は彼らが東京に来られるかどうか電話しました。「東京にこれますか。」すると、「一日でも行きたいのですが、先立つ物がなくて・・・」と言われました。私はそのような返事をもらい、そのような貧しい中から一生懸命ささげた子どもたちに手紙を書きました。「あなたの献金でとても感動しました。だから私も祈っています。全国大会で良い成績が出るように。全国大会の為にお小遣いをあげます。」と一万円を送りました。今頃喜んでいるだろうと思います。
 新城教会でも感謝なことに、岡本政次兄が一生懸命働いたお金をバス代として献金してくださいました。七日に渡ってただでバスに乗れます。こんな教会はないと思います。感謝なことです。新城教会に来ている方は、忙しいと言わないで何としてもヨルダン川を渡りリバイバルを見るために行くのです。
 今、東京で路傍伝道をやっていますが大変祝福されています。東京はすごいところです。信号が変わる毎に、何百人という人が動いているのです。あの大勢の人を見ると、この人たちが地獄に行ってはいけないと感動します。何度か警察が文句を言ってきたこともありましたが、昨日も一昨日も一時間たっぷりと路傍伝道ができ、昨日は二千七百枚のCDと七千枚ほどのトラクトを配りました。新城で配ろうとするとなかなか時間がかかります。しかし東京だったら三十分から四十分の間に四千枚程配れます。これだけ働いていて神様が顧みられないことはありません。必ず今度の集会ではリバイバルを見ます。神の御業があります。
 神様が「ヨルダン川を渡って約束の地に行きなさい。」また、「足の踏むところはあなたに与えている」といわれ、五節では、

『「あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」』

 以前、県民の森で祈った時、御言葉の剣としてこの御言葉をいただいたことがありますが、先日、実行委員会で集まって祈った時、一人の先生に、「あなたの一生のあいだ立ちはだかる者はない」と御言葉をくださいました。同じ御言葉が与えられました。私たちの戦いは主の戦いです。今までの日本の教会にはある意味で恐れがありました。神々に対して、迫害に対して・・、しかし、今は恐れることがありません。憲法で信教の自由が保障されているし、福音を伝えても逮捕されることはありません。路傍伝道で注意されても逮捕されることはありません。警察官は、「許可書を持っているか」と言われました。「はい。持っています。」「許可書には一箇所で五分以上話してはいけないと書いてあります。」と言いました。しかし、今の日本は自由です。恐れる必要はありません。必ず日本が変えられると信じて私たちは前進するべきです。「あなたの一生の間、誰一人としてあなたの前に立ちはだかるものはいない。」今日はこれは私だけではありません。皆さんもそうです。ヨハネ第一の手紙四章四節に、

『子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。』

と書かれています。イエス様を信じた人々には聖霊様が共におられます。あなたがたの内にいる聖霊様は、悪霊よりも力があるというのです。イエス様は「天においても地においても一切の権威を持っているというのです。私の大好きな言葉に「諸王の王たちの支配者である主イエスキリスト」とありますが、諸王の上の権威はイエス様ということです。どのような権力を持った王様よりもイエス様が強いのです。死人の中からよみがえられたイエス様があなたの内におられます。だから恐れる必要はありません。正直言って昔偶像を拝んだ人は恐れがあります。恐れに縛られています。神社の前に行くと恐ろしいし、仏壇の前に行くと気持ち悪いし、恐ろしいと思います。そして、偶像の側に行くと何かたたりが来るとか、恐れに縛られるところがあります。しかし、クリスチャン二世三世の方は、神社などは何も恐ろしくありません。たとえその中に悪霊がいても恐ろしくありません。イエス様の方が強いと考えます。この方が一緒におられれば恐れることはありません。また、第一ヨハネ四章十五節に、

『だれでも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人のうちにおられ、その人も神のうちにいます。』

皆さんはイエス様を神のこと信じますか。「アーメン」告白する人のうちには神がその人のうちにおられます。告白するところに神様がおられます。十六節に、

『私たちは、私たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。』

信じる人には神がおられ、神があなたを愛しておられます。恐れる必要はありません。東京ミッションも大丈夫です。一番強い方が先頭に立ってくださいます。神様が言われたことは、

『「あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」』

 私はこの御言葉が大好きです。私が初めて伝道に出たときに、田口の旅館、桔梗屋で与えられた御言葉です。

「我さらに汝を去らじ、汝を捨てじ」とイエス様が語りかけてくださいました。それで私は立ち上がりました。親が捨てようと誰が反対しようと神は見捨てない。これは文語体ですが、ヨシュア記からの御言葉です。「わたしはあなたを見離さず、あなたを見捨てない。」イエス様は絶対に私たちを見離さず、見捨てない方です。今日まで見捨てられずに来ました。これは素晴らしいことです。神は生きておられます。ですから、心配しなくても良いのです。六節に、

『強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ。』

と書かれています。今度の東京ミッションはある意味で日本の攻防をかけた戦いだと思います。日本がこれから救われるかどうかという問題です。私は路傍伝道で、「今の日本に何が必要ですか、経済的な建て直しですか。そうではありません。心の建て直しが必要です。それは真の神に立ち返ることです。」と話しました。日本が神に返るかどうかで、神は日本を裁か、祝福するかを定められます。ということは、この戦いは日本の救いのために大切な仕事です。日本の救い、それは私たちの子孫のためにも戦うことです。聖書の中には「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」と書かれていますが、リバイバルが来たら日本が変わると思います。そうすると、日本は素晴らしい国になります。聖書の中に、「この民に継がせなければならないからだ」と書かれています。子孫のためにも素晴らしい遺産を残すべきです。祝福を残すためにも私たちが心を込めて働くべきです。七節にも、

『ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行なえ。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。』

リバイバルが起きたら繁栄し、栄えます。リバイバルが起きたら必ず祝福されます。人々が救われたら繁栄します。九節に、

『わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。』

と書かれています。またマタイの福音書の最後には、世の終わりまで私はあなたとともにいると書かれています。「強くあれ、雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない・・・あなたとともにある。」

 東京リバイバルミッションは主が共にいて必ず勝利を与えてくださいます。恐れないで行うべきです。そのために祈ってください。背後で応援している人もいますが、

「宿営の中を巡って、民に命じて、『糧食の準備をしなさい。三日のうちに、あなたがたはこのヨルダン川を渡って、あなたがたの神、主があなたがたに与えて所有させようとしておられる地を占領するために、進んで行こうとしているのだから。』と言いなさい。』

「糧食を準備しなさい。」と書かれています。三日の後と書いてありますが、私は明日から東京に行きます。準備委員会がありそこで話します。また火曜日には、町田の聖会で、最後の決起大会をします。また十六日には台湾から百三十人ほどの方々が来られるので迎えに行きます。またそのあとでチョーヨンギ先生を迎えます。皆さんも東京に行くために糧食を備え、一緒に祝福を受けましょう。必ず素晴らしい見たことのない神の栄光を見ることを信じて前進していきたいと思います。「いざ出陣」です。これから皆さんと共に進んでいきましょう。一言お祈りします。

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