喜びのプレゼント

新城教会牧師 岡本信弘

 あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。これは、信仰の結果である、たましいの救いを得ているからです。(ペテロ第一の手紙1章3〜9節)

 世界情勢の不安・経済不況・狂牛病など、どこをとっても不安に満ちている、まさに終末を迎えているような今の時代に、上に掲げた聖書の言葉にある、「栄えに満ちた喜び」を、どうやったら手に入れることができるのでしょうか。
 私の幼い頃、家は貧乏でしたので、クリスマスにケーキが食べられることは、大きな喜びでした。誕生日や記念日にプレゼントをもらうことや、おいしい物を食べられること、結婚する時、子どもが生まれた時など、誰もが心躍るような大きな喜びを持たれることでしょう。しかし、そんな喜びも、時間とともに薄れ、いつしかなくなってしまうものです。
 今は、幸せな夫婦であっても、恋人同士であっても、その幸せが続くと言い切れる人は誰もいません。また、明日のことがわからないという不安は、心に大きな影を落とすものです。ましてや死んだ後、どうなるのかという不安、行くべき所がわからないなら、心から喜べるはずがありません。
 しかしあなたに今、不死がプレゼントされたとしたらいかがですか? これから先、何百年も、何千年も若く生きることができるなら、躍り上がって喜ばないでしょうか。多くの人はこの記事を読んでも、「そんなバカな」と言って信じないでしょう。しかし、永遠の書物「聖書」は、はっきりと「イエス・キリストを信じる者には、永遠のいのちを与える」と約束しています。
 イエス・キリストがこの世に生まれたことを祝う日、それがクリスマスです。今から2001年前、神は、あなたに永遠の滅びでなく、永遠の命を与えるために、この世に来られ、私たちの罪の身代わりとなり、十字架にかかってくださいました。
 あなたも本当のクリスマスの意味を知って、神様からの「救いの喜び、躍り上がるほどの喜び」を受け取ってください。イエス・キリストが与える喜びは、今までにあなたが味わった喜びとは違います。魂の救い、永遠の喜びです。

バックナンバー

戻る
戻る