誰だって人生をやり直せる

新城教会牧師 上條 実

 イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」
ヨハネによる福音書3章3節

新しい年、21世紀がスタートして早3ヶ月半が過ぎた。つい先日希望に満ちた日々を望んで新世紀をスタートさせた私たちであるが、今年に入ってから毎日殺人事件、幼児虐待等々暗いことばかり。仕事もリストラに怯え、日本中が救いのない不安におののく心の荒廃時代になってしまった。私たちはどこに心の拠り所を求めたら良いのだろう?一番愛し合っているはずの家族や夫婦が崩壊し、こんなはずではと、「人生もう一度やり直しができれば」と悔やむ毎日。是非今日知ってほしい。「人生はやり直しができる。」イエス・キリストは「人は新しく生まれ変わることができる」と聖書で語っている。今日実話に基づいた、感動的な一つの映画をご紹介したい。それは新城教会にも何回か来て下さったミッションバラバという、元極道であり今はクリスチャンという伝道グループの夫婦たちがモデルである「親分はイエス様」という映画である。企画制作が日本映画投資機構、グルーヴコーポレーション、グルーヴキネマ東京。キャストも主演に渡瀬恒彦。そのほか渡辺裕之、ガッツ石松、増田惠子、誠直也、夏樹陽子、奥田瑛二等豪華な顔ぶれが揃い、まもなく6月上旬に全国一斉に封切りされる。札付きの極道が地獄の底で悩んだ末、妻たちの奇跡の忍耐と祈りの中でクリスチャンとして立ち直り、全く嘘のように生まれ変わった。ある者は牧師にまでなった人もいる。彼らは日本・韓国・米国と十字架を背負い、自らの恥である入れ墨を白日のもとにさらしつつ贖罪の旅を続け、極道時代には入国を拒否された国である米国で、ついにはホワイトハウスの大統領朝餐会に招待されメインスピーカーとしてスピーチするという、まったく生まれ変わった人々の実話だ。彼らは大胆に「イエス・キリストによって人生をやり直すことができる。」「誰だって人生をやり直す事ができる。」と語っている。ミッションバラバのメンバー8人の内3人の妻が韓国人であることから日韓共同製作となり、韓国では昨年の12月に韓国国営テレビKBSの紹介番組が5日間連続放映され、番組過去最高の視聴率を記録。約100万件もの感動が寄せられたという。是非この「親分はイエス様」という映画を見ていただきたい。彼らだけが特別ではない。イエス・キリストは「えこひいきのない神」である。あなたも必ずやり直すことができる。彼らを変えたイエス・キリストをあなたも知っていただきたい。

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