健康で生きるために

新城教会牧師 滝元 明

志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。
その人があなたに信頼しているからです。イザヤ26章3節

 私は今年73歳になりました。明日のことはわかりませんが、今日まで病気らしい病気もしないで過ごせたことは、実に神様の恵みと、すばらしい人生の先輩方に出会い、その健康の秘訣を得た故であると思っています。  私は津具村の出身ですが、17歳で学びのために東京へ行き、19歳の春ごろからタバコを吸い始めました。そんなある日、友人と、同郷の加藤直次郎さんを訪問しました。加藤さんは、宮内庁や、東郷平八郎元師の主治医であったことで有名な医者で、威厳のある方でした。私はこの方の「タバコは害であることを知っているから、タバコは吸いません。悪いことだと知っていながら、悪いことをすることは悪いことです」と言われた言葉に感銘を受けました。その後、私はクリスチャンになり、この方の言われたとおり、タバコも酒も、生涯飲まないことを心に決めて生きてきました。そのことが一つ。 そしてもう一つ健康を維持できたのは、節制(限度を超えないようにする)してきたからです。夜どんなに遅くても、11時〜11時30分には床につき、朝5時に起きる習慣をつけたことがとてもよかったと思います。  台湾でお会いした85歳のとてもお元気な牧師が、「私の健康の秘訣は『快食』『快眠』『快便』です」と語っておられましたが、私もまさにそのとおり。その日その日に失敗したことや、嫌なこと、心配事も全部神様に打ち明け、おゆだねすると平安な心でぐっすり眠ることができます。また、罪も全部イエス様に告白して赦してもらいます。  聖書に、次のような御言葉があります。 「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」(詩篇37篇3節) 「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです」(第一ペテロ5章7節) 神様は愛なるお方です。この神様に人生をゆだねるなら、健康で生きることができます。

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