第3回「結婚」

新城教会牧師 上條 実

ある本に結婚という字の「結」は結ぶ、「婚」は女ヘンに昏。昏という字を漢和辞典で調べてみると意味は1.くらい。ひぐれ。2.道理に暗い。3.くらむ。(角川最新漢和辞典より)と書いてありました。これを読むと結婚は夢一杯の幸せのスタートのはずが、なにか人生のたそがれのスタートのようです。

Q1:三撚りの糸
 いうまでもない事ですが、「結婚」とは@男女が結ばれてA新しい家庭をつくることです。ところが近年は世の中が変わってきています。多くの男女はただ性的欲求の満足のためだけで結ばれようとしています。しかし、神様が与えようとしておられる結婚生活を受け取るならば、幸せは間違いありません。聖書の中に『ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ。また、ふたりがいっしょに寝ると暖かいが、ひとりでは、どうして暖かくなろう。もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。』(伝道者の書4章9節〜12節)とあります。「三つ撚りの糸」それは男と女、そして、神様であるイエス・キリストを二人の生活の中心にすることです。そうすれば結婚生活はうまくいきます。
Q2:264,255件 2分01秒に1件
 上記の数字は2000年度における日本の離婚件数です。その4年前の1996年では206,955件でした。たった4年間で6万件も増えています。この統計を見ると、今後更に離婚件数が増加すると考えられます。離婚原因は性格の不一致が第一位だそうです。意見が食い違い、争いが離婚を引き起こすのです。そんな時、神の言葉である「聖書」に二人の意見を合わせていく時、良き家庭、良き夫婦関係を築いていく事ができます。神様と一緒の結婚生活は、簡単に切れない「三つ撚りの糸」のようになるのです。

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