第5回「人生の最後について」

新城教会牧師 上條 実

Q.「死」をさけることはできません。
今、あなたは、死について考えることよりも、仕事、遊び、勉強、恋愛などに熱中しておられるかも知れません。けれども、それらのこと以上に、あなたの「いのち」が大切なのです。どんなに健康な人でもいつかは必ず死ななければなりません。そして、ひとたび死があなたのもとを訪れたなら、あなたはすべてのものに別れを告げて、裸でこの世を去らなければなりません。しかも、死はいつあなたのところに来るかわからないのです。ですから、ぜひ今、目をそらさないで、この問題を真剣に考えてください。

Q.「死」とは何か。
「死んだら終わり」とは、よく聞くことばですが、神のことばである聖書は、そう教えていません。聖書の中では、死とは、分離を意味します。それは、魂が肉体を離れることです。そして、肉体を離れた魂は、神のもとである天国に行くか、それとも、罪の裁きのため地獄に行くかのどちらかしかありません。実に、死とは、終わりではなく、永遠への入り口なのです。

Q.「死」に対してどのように備えるか。
人はどうすれば天国に行くことができるのでしょうか。あなたは、どんなに努力しても、がんばってみても、自分の力では、この、死という問題をどうすることもできません。しかし、神のひとり子である、イエス・キリストが、あなたの罪を赦し、あなたを天国に入れるために、この世界に来られました。そして、キリストは、十字架の上で、あなたの身代わりに、あなたの罪の刑罰をすべて受けて、死んでくださいました。さらに、三日後に、死の力をうち破り、よみがえられました。ですから、だれでも、キリストを自分の救い主として信じるなら、罪が赦されて、もう決して地獄に行くことがなく、天国に行くことができるのです。そしてその人は、たとえ死を前にしても、なくならない希望と、本当の喜びを持つことができるのです。ぜひあなたも、キリストを信じて、天国に行ける本当に幸せな方になってください。

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