第6回「若々しく生きる」

新城教会牧師 岡本 信弘

ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。(第二コリント4章16節) 

現代は医療が発達し、人間の寿命は随分長くなりました。しかし、年配者の自殺が急増しています。なぜでしょうか?
 人は、誰も例外なく年をとっていきます。体力も気力もあった若かった頃がなつかしいと考える年齢になってくると、これから自分は何のために生きるのか、最後の結末はどうなるのかと考え始めるのではないでしょうか。家族のため、会社のために身を粉にして働いて来たにもかかわらず、リストラされ、家族が崩壊して残ったものは家のローンだけになってしまったとしたらどうでしょう。経済不況、人間不信、人の心に重くのしかかる様々な要因が人々を苦しめます。あなたは疲れを覚えておられないでしょうか?
 人は、肉体と魂と霊の三つの部分から成り立っていますが、あなたの疲れはどの部分の疲れでしょうか? 私も40歳を過ぎて体力の衰えを覚え、疲れが抜けきらないのを感じるときがありますが、魂と霊は元気です。聖書には、『人は、新しく生まれ変わることができる』と記されています。勿論、輪廻説でいうような、死んだ人間が形を代えて生まれ変わるという意味ではありません。生ける真の神様を信じ、心にお迎えするなら、私たちの奥底にある霊の部分が生まれ変わり、内なるあなたは日々若々しくなり、希望をもって生きることができるということです。この新しいいのちを与えることのできる素晴らしい神様を是非知っていただきたいのです。

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