生きる意味をご存知ですか?

新城教会牧師 上條 実

「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」(聖書)

 去年ある知り合いのクリスチャンが癌で亡くなりました。彼は2度、直腸癌の手術をしてからというもの、毎日1リットルの水を大腸に注入し洗腸しなければならないような体でした。しかしそんな病の中でも彼はこんなすばらしいメッセージを残しました。
 『手術後のある日、ホテルに宿泊したときのことです。いつものように洗腸しようとバスルームに入りました。しかし洗腸のための水タンクを掛けるフックが無く洗腸ができませんでした。その日以来、私は必ず針金ハンガーの曲げたものを持って旅をします。それがあれば、フックがなくてもどこにでも水タンクを掛けることができるからです。針金ハンガーは安物ですし、それを曲げてしまったような物は、何の役にもたたないように思えます。しかしそれを作った私にとっては無くてはならない大切な物です。障害をもち、病み、あるいは年老いたりすると、自分の存在価値が分からず、生きる意味を見失いがちです。しかし曲がったハンガーが取るに足らない存在に見えても、それを作った私にとっては無くてはならない大切な物であると同様、神に造られ、そして生かされている私たちは皆、どんなに弱く無価値に見えても、無くてはならない高価で尊い存在なのです。聖書にこう記されています。「あなたを形造った方、主はこう仰せられる。『恐れるな。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。』」曲がったハンガーでなくてはできないことがあるように、癌を患っていなくてはできない大切な働きがある事を知り得ることは、私にとってこの上ない幸せです・・・・・』
 あなたは自分の存在価値がお分かりですか?あなたは生きる意味をご存知ですか? あなたしかできない大切な働きがあります。あなたは無くてはならない高価な存在です。その答えはイエス・キリストにあります。あなたもぜひ新城教会にお出かけください。

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