イエス・キリスト
語録チェック


新城教会牧師 滝元 順

 イエス様が語られた数々の言葉が、新約聖書に記録されていますが、その言葉は普通の人間では決して語ることの出来ない言葉ばかりです。今回はその中でも有名な幾つかの言葉を紹介し、イエス様の人物像について考えてみましょう。

1、イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」
 自分が「道で真理でいのち」などと大胆に云える人は、よほど精神に問題のある人か、神以外にはいないはずです。

2、すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
 疲れの多い現代社会。自分の重荷だけでも大変なのに、「わたしの所に来なさい」とは、これいかに。人間ではなかなか言えない言葉です。

3、イエスは言われた。「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」
 どんな偉大な人物でも、どんなに尊敬できる人物でも、近づけば近づくほど欠点が見えて失望するものです。しかし、イエス様は、自分の所に来たら「飢えない」「渇かない」というのです。何という自信に満ちた言葉でしょうか。

4、あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。
 新約聖書中、「聖書」と記されているのは「旧約聖書」のことです。旧約聖書はイエス様のお生まれになる前に完成された書物です。しかし、その中に記されている事柄が自分のことだと言うのですから・・・。

5、イエスは言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。」
 ここまで言われると、もう、ついていけないと言う感じです。イエス様が我々と同じ人間ならば、イエス様は完全に「精神に致命的な異常をきたした人物」と結論出来ます。

 しかし、二千年の歴史の中で、イエス様のためにいのちを捨てた人々は数え切れませんし、現在、イエス様を神として信じる人々の数は地球人口の三分の一です。してみると、イエス様は本当に人となられた「神ご自身」なのかもしれません。あなたもイエス様について真剣に考えてみて下さい。イエス様が神ならば、上記の言葉は全て真実です。



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