ニュー・ミレニアムを迎えて


滝元 順 牧師


 紀元2000年を通過する瞬間に生きているとは、なんという大きな祝福でしょう。「紀元」はご存じのように、イエスキリスト誕生を起点として数えられています。そのころ、イエス様のそばに集まった人々はたったの12名でした。しかしながら、2000年の歴史の中で、今やクリスチャン人口は世界60億のうち、33パーセントだと言われています。なぜ、ここまでイエス様の存在が人類に大きな影響を与え続けているのでしょうか。
 天地宇宙を創造された「神」は、とてつもなく大きな存在です。人類がその存在を知ることができないのは当然かもしれません。しかし、もし神が、人の姿をとって現れるなら、人類は言葉を通して、神を知ることができるはずです。そして、イエス・キリストこそ、神が人類の歴史の中に現れて下さった唯一のお方なのです。イエス様は、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」と語られました。この言葉は、「神以外の何者も語れない」強烈なことばです。
 ニュー・ミレニアムを迎えて、人類はお祭り気分だけでは過ごせない暗闇を目の前にしています。我々の世代は何とかなったとしても、我々の子ども達の世代のことを考えると不安でいっぱいです。人類が今までにない危機に直面している事は、まぎれもない事実です。この先、人類の歩む道はあるのか・・。
 しかし、イエス様は「わたしが道である」と語って下さいました。ここに大きな希望があります。ニューミレニアムの元旦は、ぜひ、「道」であるイエス様のところに「初詣」して下さい。人間が考え出した、石や木で作られた神々とは比べものにならない、本当の祝福を与えて下さいます。天地宇宙を創造された神が、あなたを守られますよう、お祈りします。



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