いのちのパン
滝元順

新城教会主任牧師
滝元順

いのり

『わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。聖書』

 人類はついに21世紀という誰も歩んだことのない、未知の世界に突入しました。そんな不安もあってか、今年の初詣は過去最大の、実に、9,000万人ほどであったといわれます。科学が発達した今日においても人々の心の中から神への祈りを取り去ることは出来ません。どうして人は心から祈りが沸き上がってくるのでしょうか。その理由は、ただ、不安があるからだけではないはずです。それは、どこかに祈りを受け取って下さる絶対者なる神が存在することを私たちは潜在的に知っているからではないでしょうか。
 さて、祈るからには、何らかの答えがなければなりません。答えのこない祈りほど空しいものはありません。もしも祈りに答えがないとしたら、祈っている対象が間違っているのかもしれません。
 自分を認識するアイデンティティに「名前」があります。そして、名前には不思議な力があります。ある人との会話の始まりは、まず、その人の名前を何らかの方法で呼ぶことから開始されます。名前を呼ばない限り、会話は開始されないのです。祈りにも同じ事が云えます。聖書は祈りにおける絶対条件として「名前を呼ぶ」事を教えています。
 万物を創造し、祈りを聞くことが出来る唯一のお方を聖書は「父なる神様」と言っています。この偉大なる神と、どのように交流するのでしょうか。それは、人類の救い主イエス・キリストの名によって、父なる神が祈りを受け取って下さると聖書は教えています。あなたが「イエスさま」の名前で祈るとき、真の神との交流が始まるのです。あとはただ、あなたの願いを、友達に語るように自然に話せばよいのです。必ず、何かの答えがあります。あなたの人生と家族の祝福のために、次の祈りの言葉を声を出して祈ってみて下さい。

「父なる神様、私と家族を今年も守って下さい。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

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