いのちのパン
滝元順

新城教会主任牧師
滝元順

本当に神は存在するのですか?

 天地宇宙を創造された神は存在するのでしょうか?神が存在するか否かは、人類にとって大きな事柄であり、結果によって人生は大きく変わるはずです。進化論が言うように、もしも人が何もないところから進化してきた存在とするならば、そこに「創造的デザイン」は全くないはずです。それならば、人生が何の意味も目的も持たないのは当然であり、あるのはただ時間と偶然だけです。人生がそんなものであるならば、何とむなしいことでしょうか。
 さて、物質の根元は電子、陽子、中性子といった目に見えないものであることが分かっています。アインシュタインは物質はエネルギーに変換され、エネルギーは物質に変換することが出来ると唱え、この理論から原子爆弾は造られました。「エネルギー保存の法則」は、エネルギーや物質を新しく作り出すことは出来ないことを証明しています。そして、宇宙を含め全ての物質が過去のある時点において突然発生したという説は、今日では科学的な定説となっています。
 近年、遺伝子工学の発展により、男性がいなければ女性は存在しないことが分かっています。一般でも広く知られているように、男女を特定づける遺伝子的要素は染色体によって決まります。人間は通常二十三対の染色体を有しますが、その内、一対の「性染色体」の遺伝子により、性の分化が左右されます。女性の性染色体はXX、男性はXYです。この性染色体の「XXか、XYか」が男女の判断の全ての基準になるのです。要するに、女性は男性の持っている「Y」染色体を持っていないのですから、女性が先では男性は生まれないことが分かります。神様は、最初に男性を創造し、その後、男性から取り出した細胞に、今話題になっている遺伝子操作を施され、女性を創りあげられたのでしょう。科学の発展と聖書の記述が矛盾しないのは、聖書が神からの書物であることの証明です。
 イギリスの有名な天文学者フレッド・ホイルは、「進化の確率はちょうど屑鉄置き場を襲った竜巻によってボーイング747ジャンボジェット機が偶然にできあがる確率と同じだ。進化によって生命が地上に発生する確率はまさにこのようで、この地上で生命は誕生できない。他の天体に二百億年のうちに生命が誕生する確率はゼロである。」と語りました。
 さて、あなたは神が存在すると思いますか?神が存在するならば、人生には「神の知恵によるデザイン」が施されているはずです。
 しかし、なぜ人類は神について分からないのでしょうか。聖書は、「罪によって人類は神に対して盲目になった」と語っています。イエス・キリストは人類の罪を消し去るためにこの地上に来て下さいました。イエス様を信じるとき罪が赦され、神について目が開かれるのです。
「今月の祈り」声に出して祈りましょう。
イエス様。私の罪を赦し、神について知らせてください。神が私の人生のために備えられた、「神の知恵によるデザイン」を示してください。アーメン

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