いのちのパン
滝元順

新城教会主任牧師
滝元順

2002年はどんな年に?

 毎年、暮れになると新しい年のカレンダーがお目見えします。新しいカレンダーを見るとき、いつも複雑な気持ちになります。なぜなら、一つ一つ刻まれた新しい日々の中に、何が起こるのか全く予想がつかないからです。2001年を振り返っても、まさか9月11日ニューヨークにおいて、あのような悲惨な事件が起こることを誰が予測したでしょう。もし未来に起こることが記されたカレンダーがあるのなら、誰でも購入するでしょう。しかし残念なことに、未来を知ることの出来る人間は誰一人いないのです。2002年、ある日に、誰も考えなかったような事件が起こるかもしれません。そして、もしかしたら、自分の葬式の日も含まれているかもしれないのです。
 人類はこれまで得た情報を元にして、将来を予測する術を持っています。それらを駆使して、国際情勢、社会、経済、教育、医療、その他全ての領域について予測するとき、何一つ明るい材料は見つかりません。それに加え、近頃、東海地震専門調査会によって発表された地震被害の想定される範囲とその被害予測は想像を絶するものでした。
 さて混迷を深める世界の中で、何を基準として2002年を生きていけばよいのでしょうか。この年こそ、天地創造の神、すなわち、未来を現在形で扱うことの出来るイエス・キリストに目を向ける必要があるのです。聖書はあなたの為に、2002年について宣言します。

 わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。――主の御告げ。――それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

この聖書の言葉を一年の標語として見てはいかがですか。

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