神を恐れよ


滝元 明 牧師
神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。   ガラテヤ人への手紙6章7節

 近年は日本の社会を暗くさせるような犯罪があまりにも多すぎます。地下鉄サリン事件から最近はカレー毒物混入事件など、とにかく恐ろしい犯罪が後を絶ちません。道徳的にも、売春、不倫、援助交際、いじめ、暴力、家庭内暴力など、日本は滅亡への道を突き進んでいるかのようです。原因はどこにあるのでしょうか。それは多くの人々が「生ける真の神」を知らず、「神に対する正当な恐れ」を持っていないことにあります。
 日本には先祖伝来多くの「神々」と言われるものがあります。それらの神は、人間の作った神であり、目があっても見ることはできず、耳があっても聞くことはできません。そのような神の前ではどんな悪いことでもできますが、天地を創造し、人間を創られた真の神は違います。聖書に「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」とあり、きよい義なる神の前に出て、「おのおの自分の行いに応じてさばかれる(黙示20章13節)」と断言しています。そればかりか、「おおいかぶされているもので、現されないものはなく、隠されているもので、知られずに済むものはありません(ルカ12章2節)」とあります。罪はいつまでも隠し通すことはできません。神は罪に対しては怒りを持たれますが、人間のことは愛しておられます。どんな罪を犯した人でも、悔い改めて主イエスを信じるなら赦され、幸せな人生を歩くことができるのです。

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