だれが罪を犯したか


滝元 明 牧師
 「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」   ヨハネの福音書9章2節
この質問は、生まれつきの盲人が物乞いしている姿を見て、弟子がイエス様にお聞きした言葉です。これに対してイエス様は、「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」と答えられました。そして、泥を盲人の目に塗り「行って、シロアムの池で洗いなさい。」と言われました。彼がそのようにすると、なんと奇蹟が起き、見えるようになったというのです。
 きっとこの盲人は、自分の不幸をどんなにか嘆いていたことでしょう。「物乞い」という自分、そしてくる日も、くる日も人々から「誰の罪のためだ」としいたげられていたのです。弟子たちがイエス様に質問しているその言葉を耳にして、彼はどんなにか心が傷ついていたことでしょう。しかし、かつて一度も耳にしたことのない、愛と思いやりのあるイエス様の言葉によって、まず、心が癒されたのです。目に暖かいイエス様のみ手が触れ、優しい言葉に、心からイエス様を信じて池に行き、奇蹟を見たのです。
 あなたもイエス様のもとに来られませんか。愛の神のみ手に触れることができるでしょう。

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