智美さん: 私はクリスチャンになって10数年が過ぎていて、心を許せる友達も多 く、教会生活は楽しいし、別に結婚なんてしなくても充実した日々を送っ ていました。
廣末さん: そんな家内は実は結婚に対して沢山の不安を持っていましたね。女 性なら誰でもそうだと思いますが、特に家内は多くあったと思います。
智美さん: 次々と結婚していく周囲のクリスチャンの友達に、「結婚っていいよ」 と言われました。あまり積極的ではなかったけれど、もし自分が結婚す るならこんな人、と考えてみた自分の理想の男性像は、人生経験の豊 富な年上の頼りがいのある人、誠実でズルくない人、そして同じイエス 様を信じるクリスチャンということでした。主人はその条件にぴったりで した。
廣末さん: 初めて牧師先生の紹介の元、二人で会ったときに「ああ。神様が僕 に備えられた女性だ」と感じました。それから結婚までの数ヶ月間、家 内の不安が喜びに変えられるように、僕は祈っていました。
智美さん: 以前の私は、自分が女性だということをできるだけ意識の外に追いや って、周りからもそう見られるよう振る舞っていました。忙しく仕事もこな していました。家の中に閉じこもって育児や家事に追われる主婦業な んて自分には出来ないだろうと考えていました。でも、主人との結婚を 考える中で、自分が女性であると言うことを素直に受け入れ、喜べるよ うになっていました。主人が祈っていてくれたからだと思います。
神様が人を男性と女性に造られたのは女性の役割と、男性の役割が あり、互いに互いが必要だからです。神様が私と主人を結婚に導き一 つとされるからには、私には妻としての役割があるのだとわかりまし た。だから結婚した後、専業主婦もすごく楽しくやっています。
廣末さん: 基本的には、家内と僕は正反対の性格をしています。意見の食い違 いがあっても、言い争うのではなく神様に祈ることにしています。そうす ると後で必ずわかるようになります。
智美さん: 私は主人のことで、いつも尊敬していることは、どんなときにも神様に 感謝しているところです。私には悪いと思えることも、主人は神様がくれ た良いものだと言います。私にはない主人の良さです。でも私にもそれ が流れてくるようです。
そんな風に影響し合って、支え合って周囲の人たちの喜びとなるよう な夫婦でありたいと二人でいつも祈っています。
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