タレントを生かし、燃え立たせて

大韓航空日本地位基本部長 金 光石氏
 私は祖父母と両親から信仰を受け継ぎ、クリスチャンファミリーの3代目として生まれました。私の周りの全家族と親戚がクリスチャンであることは本当に神様の祝福であると常々思っています。
 幼い頃から家族と一緒に教会へ通い、楽しく日曜学校で学んでいました。いつも教会の庭で遊んでいるといった少年でした。反抗心が強くなる高校、大学の青年時代でさえ、教会に対しても、神に対しても、信仰に対しても、何の反抗心もなく、何も疑わず、素直に神様の存在を認め、信仰を受け入れることができるほど恵まれていました。本当に、神様から愛されながら育ってきました。
 私が高校生の頃、父が病気で亡くなりました。その後、我が家は傾き始め、すべての財産を整理しました。家計はかなり苦しくなり、私も昼は仕事、夜は勉強と言うような生活をしました。しかし、神様はそのような苦しみを通して、私の信仰を強めて下さいました。
 20才の時、空軍に入りました。ベトナム戦争にも参戦しましたが、神様が命を守って下さり、無事に帰って来ることが出来ました。その後、除隊し大韓航空へ入社しました。今年で27年になります。入社3年目にして日本勤務を命じられ、3年ごとの転勤で日本と韓国を往復してきました。現在が4回目の日本在住勤務です。
 大韓航空のオーナーは仏教徒ですが、それにも関わらず私は、会社の中でイエス様の素晴らしさを多くの人たちに語ってきました。ですから、会社の中で私がクリスチャンと言うことは、誰もが知っており、かなりの有名人になりました。その後、力ある役員に認められるようになり、順調に部長まで昇進しました。これも不思議な神様の導きです。
 この世には今、58億余りの人々がいますが、一人として同じ人間はいません。指紋も違うし、声も違うし、DNAも違います。私たちは皆一人一人が、神様からそれぞれ異なったタレントを頂いています。私も、神からいただいた素晴らしいタレントを生かし、燃え立たせながら大韓航空での職業を通して出会ういろいろな人にイエス様を伝えさせていただいています。喜びに溢れ神様に仕える人生の素晴らしさに感謝し、神様の御業を誉め讃えます。すべてのことを神に委ねる人生は本当に幸いな人生です。

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