2倍の祝福

石塚誠孝・裕恵ご夫妻と和基君
賛聖(よしき)君・勇喜(ゆうき)君

 今から3年前の春、私たち夫婦と長男の三人は、兵庫県から新城の地にやってきました。当時、長男和基は生後6ヶ月という、まだ手のかかる時期でしたが、子どもはもう一人ほしいと願っていました。それから2年の歳月がたち、もう和基はこのまま一人っ子かなと半ばあきらめていました。
 ある日、和基は同じ年の友達と仲良く遊んでいましたが、帰り際に、その友達が兄弟たちと仲良く帰っていくのを見て、「僕も一緒に行く」と大泣きしたことがありました。そのような姿を見てから、和基に兄弟をと一層願い祈るようになりました。
 祈りのこたえはすぐには出ませんでしたが、昨年5月に子どもが与えられ、しかも2回目の検診で双子であることがわかりました。お腹の子どもが双子であると知った時、本当に一度に二人も育てられるのだろうか、どうしよう・・・という不安が嬉しいという思いより強くありました。主治医から双子妊娠・出産のリスクについての説明を受けるとさらに不安を強くしていきました。しかし、教会の方々がいつも祈って下さり、また励ましの声をかけて下さったので、出産が近づくにつれて、心は平安になっていきました。
 そして出産予定日より6週間早い今年の1月二人の男の子が誕生しました。二人とも2000gに満たない小さな子どもたちで、しばらくは保育器に入っていましたが、問題らしい問題はほとんどなく、3週間ほどで退院することが出来ました。
 退院後、覚悟はしていましたが、想像以上に大変な子育てに毎日、只今奮闘中です。その上、私たち夫婦の実家はそれぞれ県外で、簡単に応援を頼むことも出来ません。しかし毎週日曜日、教会の礼拝に通い、聖書の言葉を聞き、賛美する中で、心も体も健康にしていただいています。双子の妊娠・出産・育児と想像以上の事の連続ですが、毎日のようにみるみる大きくなっていく子どもたちの成長を楽しみに、神様の守りと助けによって過ごさせていただいています。また教会の方々の祈りと、実際的な協力を感謝する毎日です。
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