新城初登場の天才歌手の
人生に起こった奇跡

ティム・ケプラーさん

Folsomはティムが収監されていた刑務所の名前です。今、ティムは、彼がかつてたどった道―ドラッグ(麻薬)、刑務所、ホームレス―と同じ道をたどっている人々に対して特別な重荷を持ち、日曜礼拝や特別集会、アウトリーチやコンサート、ホームレスシェルター、刑務所、ユースの施設などで、賛美と証しを通して奉仕しています。人生には様々な困難がありますが、それに打ち勝ったティムの希望のメッセージと証しは全ての人に届きます。会衆の皆さんとその恵みを分かち合えることはティムにとってもすばらしい祝福なのです。
 ティム・ケプラーはカリフォルニア州のリバーサイドで生まれました。14才の頃から歌と作曲を始めましたが、周囲の人々は彼の幼い頃から音楽の才能が秀でていること、また、4オクターブの声域(音域)があることに気づいていました。
 しかし、これらの賜物(タラント)を持っていても、思春期に陥りやすい誘惑や問題を避けることは出来ませんでした。悲しいことに、ティムの親はふたりとも亡くなり、ドラッグに手を出してからの10年間の彼の人生はどんどん落ちていきました。そして最終的にチノとフォルサムの両方の刑務所で服役することになりました。
 1990年2月ティムが刑務所から出所したとき、彼には住むところもなく手持ちのバッグに入った服以外には一銭もありませんでした。しかし、神様はティムを見放してはおられませんでした。そのころのティムはまだ、教会の人々や友達、親戚の家に泊めてもらったり、やっと手に入れた車で寝泊まりしたりしていましたが、ティムは地域教会の炊き出しに通い始め、教会のクワイヤー"New J Voices of Praise Choir"で最も必要とされていたソプラノのパートを歌うようになりました。
 やがて、ティムは定期的に教会、聖書研究、メンズ・ミニストリー、クワイヤー、ミュージック・ミニストリーに参加するようになり、祈りの交わりや神への献身を通して、今日ではドラッグから完全に解放されて自由となっています。
 彼が、悪霊と直接格闘するような悲惨な人生から勝利、救い、解放の人生へと転換したことは神の愛と恵みと力です。
 聖霊に導かれて、ティムが作曲した音楽は、伝統的な歌詞をコンテンポラリーミュージックと合わせたりするユニークなものです。彼のファーストアルバム「from Folsom to Forgiven」は、囚人から生まれ変わった彼の体験を、深い感謝で歌い上げ、傷んでいる人、病んでいる人、まだ福音を聞いたことのない人に個人的なメッセージを与えます。彼の4オクターブの歌声を聞くうちに、心奥深くに触れる何かを感じることが出来るでしょう。

バックナンバー

戻る
戻る