あなたも
「ゴスペル」してみませんか?
豊橋在住 鈴木剛さん

 私が初めて教会に行ったのは、今から約17年前、アメリカ留学中のことでした。宗教というものが大嫌いでしたので教会に足を運ぶのにも抵抗がありましたが、友人に連れられて仕方なく礼拝に行きました。いざ教会に着くと、そこは思っていたのとはまるで違って、にぎやかで若者と音楽であふれていました。また教会へ行く友人の車の中ではいつもゴスペルが流れていました。もともとアメリカの音楽が好きで留学を希望した私にとって「ゴスペル」はとても新鮮で、教会に行くのが楽しみとなりました。
 しかし、当時あまり英語ができなかった私は牧師の話もよくわからず、次第に足が遠のいてしまいました。そのまま時が流れ、帰国後一年ほど経ったある日、ラジオからあの「ゴスペル」が聞こえてきたのです。懐かしく思っていたちょうどその時、同級生が新城教会へと導いてくれました。言語こそ異なるものの、そこはアメリカで感じたのと全く同じ雰囲気の場所でした。人種、文化、習慣、全てを越えて共通の神、真の神がそこに在ったのです。何度か礼拝に通ううちに「ゴスペル」の本当の意味を知ることができました。
 ゴスペル音楽を通してイエス・キリストに出会った私が、再び夢中になっているのが、今ちまたで流行っている「ブラックゴスペル」です。99'年以来、新城教会にもゴスペルクワイヤーが結成され、いろんなところで公演を重ねてきました。今年はついに文化会館大ホールでのクリスマス・コンサートが企画されています。ゴスペル音楽は昔アメリカに連れてこられた黒人奴隷達の叫びから生まれました。彼らの悩みや苦しみに答えて、解放と喜びとを与えてくださった神は、今も私たちの声に耳を傾けてくださっています。そんなすばらしい神様を賛美し誉め歌うとき、私もいつも感謝と平安で満たされるのです。あなたも「ゴスペル」してみませんか?

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