あなたは高価で尊い
新城市在住 加藤悦子さん

 私は幼い頃からクリスチャンの母に連れられ、教会の日曜学校に通っていて、純粋にイエス様を神だと信じ、イエス様が大好きで大好きでたまらない子どもでした。いつも聖書の御言葉である『いつも喜んでいなさい。 絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい』
(第一テサロニケ5章16〜18節)を心にとめて、神様に喜ばれるようにと、一生懸命母の手伝いをしたりしていました。
 しかし、中学・高校になるに従って、神様からも教会からも離れて、自分勝手な道に進んでいきました。でも、聖書の御言葉は私の心に残っており、悪いことをしようとすると、後ろから引っ張られるように止められ、無視してやってしまうと罪悪感に悩まされたので、〈聖書を知らなければこんなに悩まされることはなかったのに〉と思い、聖書の話をした母、教会の先生を恨み、神様に「私から離れて」と叫びました。そして、神にではなく、人に助けを求めるようになり、私のどんなところを見ても受け入れてくれるような人を捜し始めました。ところが、この人は、と思って信頼していた人に裏切られ、失意のどん底に突き落とされました。それでも、何とか自分の力で許そう、愛そうとしましたが、心は暗く疲れ果て、多くの涙を流しました。
 そんな時、イエス様を信じ、喜びに輝いていた頃を思いだし、再び教会へ行くようになりました。そして、もう一度、神を求め始め、「あなたが本当の神なら、あなたご自身を教えてください。教えてくれるまで、絶対に離しません」と必死に祈りました。その祈りが答えられ、神様は、ありのままの私を愛してくださり、手を広げて待っていてくださったのだということを、レーナ・マリアの賛美のCDを通して教えてくださいました。
 神様は『わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している』(イザヤ書43章3節)と、私のすべてを知りながら、宝物だと言ってくださっています。私は、それほどまでに私を愛してくださっている神様と共に歩く人生の素晴らしさを、今、かみしめています。

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