道のりは遠くても

設楽町東納庫在住 金入さんファミリー

 私は、建設会社に就職した当時、キリスト教系の病院の工事にたずさわり、多くのクリスチャンと接し、病院内でもたれる礼拝には何度も参加しました。また、教会運営のカルチャーセンターの建設にも係わりましたが、いつも教会の近くにいながら、神様を信じることはありませんでした。
 家内は、中学生の頃、聖堂画にひかれ、キリスト教に興味をいだき、ミッションスクールへ行き、それがきっかけで教会運営のカルチャーセンターに10年間勤めました。教会に足を運び、シスターを通し色々な奉仕活動もしてきましたが、やはり、家内もまだ神様を信じてはいませんでした。しかし今から10年前、家内の父が他界したのをきっかけに、やっと心からイエス様の救いを信じるようになったのです。
 そして3年前、自然の中での生活を求め、尾張旭市から設楽町に移り住みました。町内の知人の結婚式に出席した時です。新郎が祝賀パーティーの席で、多くの参列者の前で堂々と「私たちはイエス・キリストを信じるクリスチャンです」と言われる姿に、激しい衝撃を受けました。その頃の、特に自己主張するでもなく、何となく世に流されて生き、心の満たされていなかった自分に気が付いたのです。
 彼の勧めで遠路はるばる新城教会を訪れると、急速に私の心の目は開かれていきました。教会で歌われている賛美歌は、カラオケ好きだった私の、歌への概念を変えました。誰も受け取る相手のないカラオケに比べ、神様への賛美は何と喜びに溢れ、素晴らしいものかと思いました。
 私たちは、長い年月を経てイエス様の元にたどり着きました。あの結婚式の時、遠く感じられた設楽町から新城教会への道のりの様です。しかし、今、その道のりを苦だとは感じません。教会のそばにいても心の離れていた以前と、教会は遠いけど心にある現在。教会までの距離に関係なく、イエス様がいつも家族と共におられることの素晴らしさを感じています。
 家族で洗礼を受けてから、毎日みんなで祈り会をしています。聖書という素晴らしいルールブックを基に、家族はひとつになれます。長男の普律も、先日ひどいとびひになって、なかなか治らなかったのですが、牧師先生に祈っていただき、間もなく良くなりました。また、次男の悠史も、イエス様を信じれば必ず聞いて下さると信じ、いとこの優君がイエス様を信じるように毎日祈りました。その祈りが通じ、彼も8月に洗礼を受け、天国に行ける約束を神様からいただきました。
「イエスを信じなさい。そうすればあなたもあなたの家族も救われます。」これからも、この聖書のことばに従って行きたいと思います。



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