常に神ともにあり

設楽町在住 N・Hさんと息子さん

人生の意義
 1959年、大学生の頃、ミス・アーチボルトという女性に出会いました。彼女はクリスチャンで、常に神と共にあり、愛の深い方でした。その頃の私は、信仰もなくただ彼女のような素敵な女性になりたいと憧れたものでした。
 4年生の半ば頃でした。卒業を前にして、今とは違う当時の常識、価値観の中で、就職・結婚の問題が重くのしかかって来ました。悩んでも悩んでも解決できず、彼女の所に相談に行きました。二日間、彼女は私の為に、時には涙で祈り、的確な助言を下さいました。そして最後に、私の生まれる事全てを、計画・実行された神がおられるという事を教えて下さいました。

 愛する人もない、本当の愛を知らなかった当時の私は、自己愛と偏見で我を張った人生を送っていたのです。彼女の言葉に従い、全てを神に委ね安心して生きる事を知り、心の中に灯りがともりました。身も心も軽くなってその後、三人の子どもに恵まれ、幸せな生活を送っていました。しかし、成長するにつれ又、様々な問題が起きました。でもまだ自分の力で解決できると思っていたのです。
 1996年、子どもが病気になり医者から治らないと聞かされたとき、目の前が暗くなり体はすくんでしまいました。もう私の力ではどうにもならないことを悟りました。死という文字もちらつき、人が生きることについてまた悩み始めました。
信仰
 吹けば飛ぶような信仰しか持っていなかった私。退院後、子どもが新城教会に連れていってくれと言い出し、早速教会の門を叩きました。牧師の方々、また信者の方々に暖かく迎えられ、安堵と同時に、神の偉大さ、愛を知らされました。その後、私の生活はどんどん変わりました。現在、息子と二人で教会へ通い、喜びに満ちた生活を送っています。
 公的立場の仕事も、私を励まして下さった方たちの深いご理解により、行わせて戴いています。それに応えるべく与えられた仕事は、正直に真剣に力強く立ち向かっていく事を信条としています。しかしそれは、神が常に私と共にあり、私を愛し導いて下さるからこそ、出来るものと信じています。




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