感動の締めくくり

今松 敏行さん・洋子さんご家族
敏行さん  私が、中学の修学旅行に行ったときのことでした。一人のクリスチャンの友だちが、私たちは皆罪人で、死んだ後裁きを受けるんだと、泊まっていた旅館の部屋で同級生たちに切々と語りだしたのです。私は彼の話を聞きながら、内心は「変な奴」と思っていました。私の持っていたキリスト教のイメージがあまりにも暗く、一度宗教で苦い経験もあり、心を開くことが出来なかったのです。その後、その時一緒に話を聞いていた友だちが次から次へとクリスチャンになっていきました。当然私も教会に誘われましたが、何かと理由を作っては断り続けていました。自分の心が変わってしまうのが怖かったのかも知れません。やがて断る理由も尽き、一度だけと教会に行ったのが中学生活も終わりに近づいた2月ごろでした。それからはよく出かけるようになり、いつしか自然にイエス様を神様だと信じることが出来ました。3年後に洗礼を受けてから、自分の変わったことがわかり、不思議な気持ちでした。
洋子さん  私は、クリスチャンホームに育ち、毎週の礼拝を欠かすことはほとんどありませんでした。イエス様以外の神を拝んだこともありません。しかし、自分は本当にイエス様を信じているのか、知っているだけなのか、悩んだ時期もありました。でも、いろいろな所を乗り越えて言えることは、イエス様は生きている神様、クリスチャンで良かったと言うことです。悩みはどんな生き方をしていてもありますが、天国に行ける道と、永遠に愛されている喜びは、イエス様を信じる者だけが知ることが出来るとわかりました。
 主人との結婚話が持ち上がったとき、私は丁度ある問題を抱えていて、精神的には誰かの支えが必要でした。でも、私の結婚に対する感情が神様のお考えと一致しているかどうか冷静に判断する事が出来ないと思い、一度白紙に戻してよく祈ってみました。すると、主人も私も感情とは違った神様からの結婚に対する確信をいただくことが出来、そして2年後、ようやく結婚が決まりました。

 神様は、私たちの人生に最善の計画をもっておられます。私たちは目先のことでいろいろ心配しますが、神様に聞いて従うなら大丈夫です。一瞬にして心が変えられる人もいれば、私たちのように時間がかかる人もいます。しかし、神様の導かれる行く先は、“やっぱりすごい神様だな”という不思議な感動で締めくくられます。


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