『困難な時代」に勝利する教会になろう!』

2016年7月17日(日)
新城教会主任牧師 滝元順
黙示録3章7節〜11節

『また、フィラデルフィヤにある教会の御使いに書き送れ。『聖なる方、真実な方、ダビデのかぎを持っている方、彼が開くとだれも閉じる者がなく、彼が閉じるとだれも開く者がない、その方がこう言われる。「わたしは、あなたの行いを知っている。見よ。わたしは、だれも閉じることのできない門を、あなたの前に開いておいた。なぜなら、あなたには少しばかりの力があって、わたしのことばを守り、わたしの名を否まなかったからである。見よ。サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうでなくて、うそを言っている者たちに、わたしはこうする。見よ。彼らをあなたの足もとに来てひれ伏させ、わたしがあなたを愛していることを知らせる。あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。わたしは、すぐに来る。あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい。』


 ハレルヤ!おはようございます。Overcomersの賛美、すばらしかったですね。新手の賛美チームがどんどん出て来るわけですが、どこまで続くのか楽しみです。今の賛美はアメリカで流行っている曲で、アメリカでレンタカーを借りて、ラジオをつけると、必ず流れている曲です。イエス様が私たちの名前を知っていて下さる、という歌でした。今日もここにおられるお一人一人を知っておられます。
 お隣の方に、宣言してあげてください。「イエス様はあなたのことを知っておられますよ!」と。
 今日、神から忘れられている人は誰一人いません。

 ネパール宣教も近づいて来ました。岡本泉さんがすでに三週間くらい前に現地に行って、いろいろ準備をしてくれていますが、実働精鋭部隊の三人が今週出かけます。是非、祈ってあげてください。今回は現地に、水の浄化システムを設置したり、教会のペンキ塗りをしたりと、いろいろな作業があります。やはり、素人ではできません。
 しかし新城教会には、様々なプロの方々がおられ、今週から現場監督の鈴木剛さんを先頭に、3人が一週間山に住み込んで、水の浄化システムを設置します。どんなことになるのか、行ってみないと分かりませんが、是非、お祈りして支えていただきたいと思います。

 今週から、祈祷プログラムが始まります。朝の七時と、夜の七時は同刻祈祷です。ネパール宣教のために、みんなで一斉に祈るのです。私はすでに、携帯のアラームをセットして、祈るようにしています。
 それからもう一つ、断食の祈祷プログラムがあります。お昼だけ抜いて祈るのです。昼の断食の秘訣を教えましょう。それは、朝、少し遅めにたっぷり食べることです。そうすると、夜のご飯も美味しいですよ。また、夜飯を少し早めに食べれば、昼の断食はなんともありません。昼休みの時間、ネパールの為に真剣に祈って下さい。

 現在、ネパールは政治的に不安定です。数年前まで、ネパールはヒンズー王国でした。それで宗教はヒンズー教以外は禁止でした。しかし今は民主化されて、一応、宗教は自由になっています。
 しかし去年、ネパールに大きな地震があり、世界各国がネパールを支援したわけです。けれども、ネパール行けば分かりますが、去年と被災地は全く変わっていないと思います。なぜなら、支援金が復興に使われていないからです。政府の高官や関係者らが支援金をポケットに入れて、現地には全く反映されていないのです。だから、国民は怒っています。
 近年、人々はヒンズーにあきあきしています。ヒンズーの神々って、一億くらいいるわけです。それらに真剣に、貧しいながら仕えてきたけれど、全くヒンズーの神様は働いてくれないわけです。さらに悪くなる一方です。「こりゃ雇っている神様だめだわ!」って、神々に失望です。
 しかしこの頃、伸びているのがキリスト教です。多くがクリスチャンになっています。世界の先端の国々は、曲がりなりともプロテスタントの国々です。やはりイエス様を信じると、祝福を受けるわけです。ネパールもクリスチャンが増えています。
 それで、政府は、政府に対する怒りの矛先を、クリスチャンに向けて、宣教活動を取り締まっているのです。だから、今回、私たちも少し緊張しています。去年までは、外で賛美して躍ったりと、いっぱいやりましたが、今度は捕まってしまう可能性もあるのです。新城教会の三十五名が捕まりました!なんて報道されたら、全国、いや世界で有名になってしまいますから、そうならないように祈ってください。

 今から、二十年くらい前ですが、私はケニアに行きました。すると路傍伝道中にツアーメンバーの一人が財布をひったくられ、警察に被害届を出しに行きました。届け出が終わって、警察の前でみんなで記念撮影をしました。私がシャッターを切ったのです。シャッターを切った途端、警察がどっと出て来て、「逮捕だ!逮捕だ!」とか言って、逮捕されたのです。私が主犯格。そして写真に写った人たちが共謀者。
 なんで捕まったのか、全くわかりませんでした。しかし警察官が私に言いました。「二十ドルくれる?そしたら釈放するけど。」と。
 それを聞いて、私は頭にかちんっと来て、その頃若かったので、「いやだ!」と断りました。そうしたら、警察署の中に入れられて、調書を取られて、パスポートを没収されました。次に所長が出て来て、「君、百ドルで釈放するよ。どうかね。」と交渉に来ました。私はさらに頭に来て、「いやだ!」と断りました。私たちはただ、記念撮影をしただけですから。しかし大変な目に遭いました。
 「明日は、次の街に行くから早く出してくれ」と言ったら、「今日はここに泊まっていけ。」と言われました。その時、やっと事の重大さに気づいた、浅はかな私でした。
 これはまずいぞ・・・と思って、所長を呼ぶとどこかに行っていないと言われました。それで副所長を呼んで、「百ドルあげるから解放してよ。」と交渉したら、「駄目だ!おまえたちの犯した罪は重大だ!」とか言われて断られ、六法全書みたいのを持って来て「ここを読め!」と言うのです。すると、「この国においては、軍事施設、警察署の写真を撮ることは禁止。」と書いてありました。写真を撮った事が罪なわけです。
 それで、みんなで一生懸命に祈りました。そして「百ドルあげるからさ。」と何度も交渉した結果、「ちょっと、君たちをいいところに連れて行ってあげるよ。」と言って、隣のレストランに連れて行かれました。お茶が出て少し待っていると、どこからともなく所長が現れて、「百ドルくれる?」と言うのです。しかたなく、所長に百ドル渡したら解放されました。
 百ドルで話をつけよう、て言われた時、話をつけなかったら、本当に刑務所に入れられ、何か月も束縛される寸前だったというのです。
 その後、現地にいる日本人がやって来て、「あんたたち、本当に運がいいよ!僕なんて、ここまで来るのに、何度二十ドル払ったかわからんよ!」と言うのです。警察に止められたら、抵抗しちゃいかん。即、二十ドル渡せ。と言われました。
 ネパールも、袖の下でうまくいくのかも知れませんが、そういうことが起こらないように祈ってください。
 日本は、表面的にはそういうことはありません。しかし後ろでは、いろいろあります。オリンピックも、「おもてなし」と言ったじゃないですか。おもてなんかあるわけないです。全て、表なし、裏の世界です。全てカネで動く世界です。

 しかし困難が少々あっても、世界宣教は重要です。昨夜、「ネパールの最新写真を送って!」と頼んだら、送ってくれました。

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 ここは火葬場です。今回も行きますが、ここでは一日中、死体を焼いています。しかし、すごいですよね。火葬台を飛び込み台として、水泳しています。日本人は、できますか?できないですよ。
 なぜ彼らはできるのか、それには理由があります。今回、新城教会ニュースにその事を書きました。仏教の源は輪廻思想です。輪廻とは、人が死んでも、四十九日もしたら地上に戻って来るという考え方です。輪廻思想においては、死者の霊も、先祖の霊もいないし、墓もいらないのです。
 日本人だったら、どうでしょうか。人が焼かれているような場所なら、霊がうようよいて気持ち悪いと考えます。しかし彼らは、死者の霊も、先祖の霊もいるはずない!と考えているわけです。だから、火葬場の川で泳いだりもできるし、この水も飲んでいます。インダス川の上流で有名な所です。

 泉さんが、私たちが美味しく食べられるように、カレーのお店とか、ナンのお店もチェックしてくれているみたいです。

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 そして今回、ペンキ塗りをするのですが、向こうにペンキが売っているのか、「ペンキ屋を探せ!」と言う指令を出したら見つけました。ペンキ、ちゃんとありますね。

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 今回は、ペンキ塗りのプロ、酒井さんが一緒に行ってくれます。ペンキもたくさん売っているみたいです。

 しかしネパールは本当に貧しいです。一ヶ月の収入が、平均八千円〜一万二千円くらいだそうです。停電も多いです。カトマンズは、一日に九時間くらいは停電するそうです。電柱は、こんな感じです。

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 ここまで来ると、電柱も芸術だと思います。教会に電気関係の方もおられますが、この配線いかがですか。
 いや〜、日本を一歩出ると、格差があまりにもひどすぎます。今後、格差社会はどんどん広がります。今や人類の希望は、イエス様が帰って来てくださる事しか、希望はないんじゃないかと思います。
 今日、読んだ箇所は、黙示録ですが、新約聖書の最後の書です。しかし黙示録は、解釈の仕方がいろいろあります。なかなか難しいです。

 話は少し変わるのですが、私は言葉を使う仕事です。毎週、言葉で仕事をしています。「牧師さん、あんた偉いもんだね。舌べろ一枚で食べてるから。」と言われる事があります。
 以前に現役の神主さんが、問題があるから祈ってほしいと言いました。私は、「はい、祈りましょう!」と言ったら、その方がこう言われるのです。「その恰好で祈るのですか?」と。私はその時、ジーパンとフリースを着ていて、「はい。このままですよ。」と答えました。すると彼はこう言うのです。「すごいですね〜。神主とは違いますね」ってね。
 「プロテスタント教会では、あなたのような山高帽も、麻の服も、振り回す棒も何もないんですよ。二千年前に書かれた聖書一冊と、あとは、舌べろ一枚です。これで何かが起こったら本物です。いいですか。」と言って、祈ってあげました。

 聖書は、神の言葉です。でも、結構、言葉って難しいです。私は毎回、語っていますが、必ず、録音することにしています。後から聞き直して反省するのです。いつも、「ありゃぁ、これじゃぁ通じてないわ。」ということが多くあります。
 新城教会では、ホームページに語ったメッセージが文章で載ります。日本では新城教会しかやっていないかも知れません。ホームページのメッセージは、ここで語られるメッセージよりも良いです。なぜなら、整形手術を施すからです。修正するからです。生のデータが来た時、いつも落ち込みます。「へたくそだな・・・。こんな風に語っていたのか!」という感じです。「これじゃ主語がなくてわからないな。目的語がない。」って、昔、岡本キヨさんが、何でも「あれ。あれ。あれ。」と言っていたのを思い出しますが、そういうのもよくあって、本当に、言葉って難しいと思います。
 こうして、大勢の方が、私の話を聞いてくださっていますが、私の言葉が、どう伝わっているのか分かりません。

 日本人が誰でもよく知っている、「シャボン玉の歌」ってご存じでしょうか。「シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ♪」という歌です。どうでしょうか。シャボン玉の歌を聴きますと、夏の情景が出て来ますよね。でも、受け取る人によっては、こういうふうに取るらしいです。

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 「屋根までぶっ飛んだ!」と取る人もいるわけですから、いや〜、言葉というのは、難しいです。気をつけなければいけません。
 お互い、言葉でコミュニケーションをしますが、言葉って、様々な取りようがあるという前提で、コミュニケーションをしなければいけないと思います。言葉は難しいですが、聖書も言葉です。

 特に、言葉の解釈として難しいのが、黙示録です。取りようによっては、いろんな解釈ができます。特に、終末について、イエス様が帰って来られるという結論は変わらなくても、その前後に起こることなど、いろんな説があります。一つの説を取ったら、他が、完全に間違いになりますから、注意しないといけないと思います。少し距離を置いて、公平に見ないといけないと思います。
 しかし、黙示録は大事です。聖書は、過去と現在と未来を同時に語っている面があります。未来に関しても預言の書です。

 黙示録の二章と三章に、「七つの教会」が出てきます。どこに七つの教会があったのかというと、今のトルコです。

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 昨日トルコで、クーデターが起こりました。是非とも祈っていただきたいのですが、新城教会によく来てくださるタコマの竹内先生は、今年の夏の宣教トリップで、現在、トルコに行っておられます。竹内先生をはじめ、八名の兄弟姉妹がトルコで活動中です。あの近所に、シリア難民が多くいて、すごく大変な所があるので、そこでボランティア活動をしたり、伝道をしています。でも、クーデターが起こって、多くの人が死んだりしています。

 また先日、イスタンブールの飛行場でも、テロもあって、大勢死にました。この近所、本当に怪しいというか、危ないです。
 でも、聖書の舞台でもあるのです。七つの教会があった歴史的な場所です。
 黙示録の二章と三章を読んでいただくと、七つの教会が出て来ます。たぶん七つ以上の教会があったはずです。しかし黙示録は、七という数字が一つのカギですから、神様が特別、七つの教会を選んで、すべての教会にメッセージを送りました。それは、とりもなおさず、現代の教会に対する、重要なメッセージを含んでいるのです。聖書の預言は、過去と現在と未来に渡るからです。
 現在、七つの教会も、トルコはイスラム化してしまい、跡形もありません。遺跡だけは残っているようです。それでも黙示録に七つの教会の記事が載っていて、現代人が読んでも心に響くのは、当時の七つの教会に対するメッセージは、今日の教会に対するメッセージでもあるということです。私たちは、慎重に受け取る必要があるわけです。

 七つの教会、一つ一つを見ていきますと、すべての教会に、様々な戦いがあったことが分かります。世界に、戦いから逃れることができる教会は一つもないのです。イエス様が帰って来られるその日まで、教会は、戦場のただ中にあるのです。
 その戦いは何かといったら、すべて霊的な戦いでした。
 教会には、様々なことが起こるけれど、これらすべて、霊的戦いだということです。霊的戦いにどう対処するかで、神様側からの教会に対する評価も、変わってくるのです。
 実は、七つの教会を一つ一つ見ていくと、かなり厳しい評価が、イエス様から告げられています。
 しかし、その中で、文句を言われなかった教会、むしろほめられた教会が二つあります。それがスミルナ教会と、フィラデルフィア教会でした。

 特に、フィラデルフィア教会は、最も高く評価された、現代の教会がモデルにしなければならない教会だと思われます。現代を生きる教会が、黙示録の七つの教会に語られたすべてのメッセージに心を留めながら、フィラデルフィア教会を目標にして、フィラデルフィア教会のようになることができたら、本当にすばらしいと思います。
 新城教会も、「新城フィラデルフィア教会」になれたら最高です。「フィラデルフィア」とは、「兄弟愛」という意味です。当時、ギリシャ人たちが、特に、ギリシャ思想とギリシャ語を教えるために、この街を作ったようです。その目的で「兄弟愛」という名前を街につけたわけです。しかしこの名前も、象徴的です。私たちが兄弟愛を持って、互いに愛し合うことは重要です。

 イエス様が帰って来られる直前、すなわち、人間の歴史が終わる前の世界がどんな世界になるのか、一口で言えば、「困難な時代」になるというのが、聖書のメッセージです。楽観的に考えたいけれど、困難な時代になるということです。
 困難な時代の前に、神が主を信じる者たちを助けて下さる、という終末論や考え方もあるけれど、聖書をよく読んでいくと、どうも助けてくれるというよりも、教会は、困難な時代の中に入って、そこで勝利することを主は、願っておられるのではないかと思われます。
 私は、先週、一冊の本を読みました。

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 黙示録のことについてよく知りたかったら、最近改訂版として出版された「子羊の王国」という本を読んでみて下さい。黙示録の様々な解釈や諸説を並べ、比較しながら、黙示録を深く洞察しています。
 また、それだけではなく、現代に起こっている諸問題とも合わせながら、論じています。私はそれがすごくいいと思ったのですが、完全に読み終わってはいませんが、「権力が獣化する時、立ち向かう希望の力」という帯がついています。時代が進めば進むほど、良い時代になるのではない。権力がどんどん獣化して、巨大になって、特に、神の民に牙をむくようになる、そのような時代になるというのです。

 先週は、参議院選挙があって、どういう結果になったかご存じのように、改憲派と言われる人たちが、三分の二以上の議席を取ってしまいました。日本は、今後、大きく憲法改正に動いていきます。
 安倍首相に、「今回の参議院選挙で、改憲のことを話題にしなかったのはなぜか?」と質問したら、「私たちは何年も前に、憲法改正の草案を出しているし、そんな事は当然だ。自民党の結党以来の悲願だから」と語りました。三分の二議席を取った途端に、ぐっと改憲に動いたでしょう。今やマスコミでも、憲法改正のことばかりが話題となっています。

 先週一つ、大きなニュースがありました。天皇が生きているあいだに退位したいと側近に漏らしておられるようだ、というニュースでした。しかし宮内庁はそれを否定するコメントを出しました。
 日本の政治家の中で、究極の政治家って、誰か知っていますか。それは天皇です。
 国民はよく分かっていないのですが、今の天皇制は、明治時代に新しく作られたものです。天皇と政府が一体となって、日本を仕切っているのです。天皇が生前退位するのも、ちゃんと事前に話し合われ、決まっているわけです。昭和天皇、平成天皇は平和憲法のシンボルですから、このまま国家元首に据え変えるのには無理があります。退位して、新しい天皇を据えて、それから新憲法発布としたいわけです。

 日本だけでなく、世界の情勢は日々、厳しくなっています。先週も、テロが幾つも報道されました。フランスでまた大きなテロがあって、大勢の方が亡くなったようです。
 この一ヶ月以内でも、アメリカで、フランスでも、トルコでもあった。世界のいろんな所でテロが次々に起こりました。これからどうなっちゃうのか、本当に心配です。聖書を片手に、世界情勢を見ていくなら、私たちは決して楽観視できないことが分かります。

 パウロも、テモテへの手紙第二、三章一節で、このように語っています。みなさん、ご存じだと思いますが、

『終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。』

 今から二千年前のメッセージです。すでに二千年前の使徒パウロ、また教会が、終末を意識していたのです。そして、終わりの日には「困難な日が来るぞ!承知しておけ!」と告げられていたのです。
 あれから二千年。終わりの日は、さらに近づいています。今の日本の情勢、世界情勢を見るならば、終わりの日に向かい、困難な日が来ることを、クリスチャンはしっかりと受け取って、準備をしなくてはいけません。
 クリスチャンになったのはいいですけれど、これから大変かもしれません。憲法が改正されたりしますと、クリスチャンが迫害される可能性があります。憲法が国民を縛る内容だからです。

 この八月から発売される携帯電話、スマートフォン、みなさんの許可なしに、位置情報を警察がチェックできるソフトが、自動的に組み込まれるのを、ご存じでしょうか。許可なしに、あなたの居場所を特定できるのです。
 車もそうです。近頃、車のナンバープレートに一つの装置を取付けています。車の居場所も全て特定されるのです。すべて国家に管理される世界になっています。現実を知ると暗くなります。これからどうなっちゃうのかな?とね。
 経済的にもグローバル化して、すべての規制が撤廃されて、国境があるようでない感じになってきています。黙示録が語っている大バビロンが世界を支配する状態に向かっているのではないかと思います。

 「子羊の王国」の中で、著者が指摘していることなのですが、“巨大さの誘惑”という箇所がありますので、少しだけ引用させていただきますと。

“終末において、巨大な悪が支配すると、黙示録は預言している。大バビロンは全世界を支配する大きな都であり、人々の血に酔いしれる。国境を越えた巨大資本は一つに結ばれ、メディア、情報を支配する。資本は、自己増殖を目的とする。
 最大の投資は戦争である。軍と産は、軍需産業によって結ばれ、巨大な軍事予算が流れ込む。戦争が第一に犠牲とするのは、真実である。軍事機密の名の下に重要な情報は隠匿され、勝利のためと称して、様々なプロパガンダたくり返され、人々は偽りの情報に躍らされる。
 ナショナリズムが勃興し、国家は神のように崇拝され、反対する者は捕らえられ、処罰される。獣の上に乗った大バビロンの幻が世界各地で実現しつつあるが、やがて世の終わりに、歴史の最終的な局面において、これらの局地的な流れが一つとなり、地球規模の情報操作、資本の支配、軍事的支配が実現するであろう。”

 また、この時代にあって、教会はどうあるべきか、「教会の使命」という箇所には、

“来臨まで地上では、麦と毒麦が混在するが、収穫までは両者の識別は難しい。しかし、混在しつつ成長していた麦と毒麦は、収穫の時を迎え、するどくせめぎ合い、最終的な刈り取りを前に、それぞれの本質を明らかにする。終末の時代に、地上の国家は獣と化し、政治的権力は絶対化し、指導者が礼拝され、富が崇められて行く。
 その本質を洞察するためには、黙示録の光で現代社会を照らし出さなければならない。地上において、獣の国は、数的巨大さ、宗教的奇跡、物質的繁栄によって神の民を惑わす。
 しかし、教会の目的は、巨大になって地を支配することではなく、しるしによって人々を驚かすことでもなく、豊かさによって幸福を約束することでもない。巨大な都に対して、大きな声が天から出て、未曾有の大きな地震が起こる。大きな雹が天から降り、その災害は非常に大きな激しいものである。地上の巨大な悪に対し、天より大きな裁きがくだされる。地上で巨大に見える勢力も、束の間の支配に過ぎず、神によって打ち砕かれる。
 教会は来臨の日まで、苦難の中にあっても、子羊なる主に従い、非暴力を貫く。たとえ世に、汚れがどのように広がっていくとしても、キリストの聖さにあずかり、死に至るまで真理の証言を続けていく。”

 著者は、このように記していますが、本当にその通りだと思います。今の社会、世界の資本は巨大化し、一部に集中し、格差はどんどん広がっています。軍事産業はどんどん大きくなり、情報は完璧にコントロールされています。
 毎日、マスコミから流れる情報、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットに至るまで、情報には気をつけなければなりません。今の情報は、必ず偽りを含んでいるからです。現代における情報とは、人を操作する為のものです。「そうじゃないよ!そんなことないよ!」と思っているあなた、おめでたいです。操作されている証拠です。

 例えば、二人の方が、スマートフォンで、一つのキーワード、「日本」とか「アメリカ」とか、何でもいいですが検索してみてください。上ってくる結果って、全然違うのです。Aさんの検索結果と、Bさんの検索結果では違うのです。
 なぜ違うのかというと、あなたがいつも検索している内容を、全て蓄積していて、その人に見合った情報を上げてくるのです。これを、アルゴリズムといいます。検索は、くり返せば、くり返すほど、真実は見えなくなり、その人を支配する情報のほうが多くなるのです。
 大変な時代に生きていることを知らないといけないわけですが、案外、そういうところには、気づいていないです。
 テロも多いですが、テロに関する情報も、慎重に受け取らなければいけないと思います。

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 これは九・一一のテロです。この時から、世界の戦争のスタイルが、全く変わったと言われます。
 テロがあれば、日本の新聞って、全てテロ一色の報道になります。
 どうでしょうか。イスラムの人たちや、アラブ系の人たちを見たら、資本主義社会に住んでいる私たちは、すぐにテロリストのように思います。

 以前も話しましたが、聖書の、イスラエル人、ユダヤ人、イエス様を含めて、どういう人たちだったのかです。その祖先は、今のイラクとかイランとか、あの近所に住んでいた人たち、アブラハムの子孫たちがアブラハム、イサク、ヤコブと続き十二部族となったのです。
 それで、イエス様って、この地上におられた時、どんなお顔をしていただろうか?って、前にもお話ししました。イエス様は、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫であったわけですから、中東のお顔をしていたわけです。紀元一世紀頃の、エルサレムで発掘された骨を使って、今は犯罪捜査の手法で顔を復元できるので、イエス様が当時どんな顔をされていたのかを復元しました。だいたい、紀元一世紀当時の男性の標準的な顔は、こういう顔だそうです。

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 どうでしょうか。これが、イエス様のお顔に近いのです。アラブ系です。でも、イエス様がこの顔じゃぁな…って。イエス様って、やっぱりこういう顔であって欲しいという気がしませんか?

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 この顔をしたイエス様が現れて、「平安があなたにあるように。」と言ったら、即、平安になりますよ。

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 でも、こういう顔で「平安がありますように。」と現れたら、テロリストが出て来たんじゃないかと逃げちゃうかもしれないですよね。と言う事は、すでに私たちは情報操作されているのです。
 イエス様って、どちらかといったら、アジア人です。私たちと同じような顔をしておられたわけです。でもいつのまにか、イエス様は白人になっちゃったわけです。だましは、知らないうちに進行しているわけです。アラブ系の人達がテロリストだから危ないという思いを抱いていること自体、問題を含むわけですね。

 先週もフランスのニースでテロがあって、トラックがつっこんで、大勢が亡くなりました。あのようなテロって、どこでも起きる可能性があるのです。特に夏のイベントは、注意しないといけないと言われています。しかしこれからテロ報道などがあったら、注意深く、祈りながら見て欲しいと思います。
 だいたい流れてくる映像は、同じものしか流れないです。それも、同じ映像が繰り返し流されます。今の時代、あれだけ大量の人がいるのだから、スマホでいくらでも動画や写真を撮れるはずなのに、そういう写真はあまり出て来ないのです。ごく一部の情報しか出て来ないのです。「何十人死にました。何百人死にました。」とか言う割には、死んだ人たちの名前とか写真は、あまり出て来ないし、もちろん多くの人が亡くなるのですが、誰かが、情報を操作しているみたいです。

 この頃、ネットで話題になっているのが、いろんなテロの場所に、同じ女の人が登場しているという情報です。

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 「世界一不幸な女」というタイトルで出ていましたが、どこのテロ現場でも、この女性が写っているというのです。これは映像に、役者が使われるのです。役者を使って、テロを先導して、なんらかの経済的利益をもくろんでいる人たちがいるということです。これは現実の話です。
 情報も慎重に取らなければいけないわけです。しかし、聖書は、二千年も前に、そういう時代が来ることを予測していたかのようです。黙示録の七つの教会を読みますと、そのことを告げているようです。

 七つの教会の中で、フィラデルフィア教会は、困難な時代の中でも、「あなたを守ってあげます!」と主から約束をもらいました。
 さらに嘘を言って騙していた人たちが、足下にひれ伏すようなことが起こると預言されたのです。これって、すごいことじゃないですか。

 もしも、フィラデルフィア教会のようになれたら、いくら困難な時代が来たとしても、また、様々な偽りの情報が氾濫しているただ中にあったとしても、なんと「あなたを守ってあげますよ!」と。さらには、敵があなたの所に来て、ひれ伏すくらいの大勝利を与える、そんな約束がなされているのです。
 さて、最初に読んだ黙示録三章をもう一度読んでみたいと思います。黙示録三章七節〜十一節

『また、フィラデルフィヤにある教会の御使いに書き送れ。『聖なる方、真実な方、ダビデのかぎを持っている方、彼が開くとだれも閉じる者がなく、彼が閉じるとだれも開く者がない、その方がこう言われる。「わたしは、あなたの行いを知っている。見よ。わたしは、だれも閉じることのできない門を、あなたの前に開いておいた。なぜなら、あなたには少しばかりの力があって、わたしのことばを守り、わたしの名を否まなかったからである。見よ。サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうでなくて、うそを言っている者たちに、わたしはこうする。見よ。彼らをあなたの足もとに来てひれ伏させ、わたしがあなたを愛していることを知らせる。あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。わたしは、すぐに来る。あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい。』

 ここでも、「全世界に来ようとしている試練の時」という言葉が使われています。この言葉は、よみがえりのイエス様が語られた言葉ですが、公生涯の中でも、イエス様はこの世の終わりについて語っておられます。マタイの福音書二十四章十四節〜二十一節、

『この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべき者』が、聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。)そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。屋上にいる者は家の中の物を持ち出そうと下に降りてはいけません。畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。だがその日、哀れなのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。ただ、あなたがたの逃げるのが、冬や安息日にならぬよう祈りなさい。そのときには、世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような、ひどい苦難があるからです。』

 ここでイエス様が、『そのときには、世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、またこれからもないような、ひどい苦難があるからです。』と語られました。

 先ほども申しましたように、聖書の預言は、過去・現在・未来を網羅しています。イエス様がこの言葉を語った時には、この預言はまだ成就していなかったのです。
 しかし、紀元七十年に、まず第一回目の預言が成就しました。エルサレムがローマに攻められて、イスラエルという国が消えてしまったのです。
 そして、やがて主が帰って来られる前に起こることも、ここでは述べられているのです。「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、それから終わりが来る。」と言っていますから、教会というのは、全世界に福音を伝える使命があります。
 今年、ネパールで福音宣教がなされる。格差世界の中、最も貧しい国で福音を伝えるのは、「貧しい者に対しての良い知らせ」ですから、教会が果たさなければなりません。
 これは、ただのボランティアではなく、イエス様が帰る道を備える教会としての使命としての働きです。
 終わりの時代は、困難な時代であることをよく理解して、信仰を守っていかなくてはいけないのです。

 そしてフィラデルフィア教会に対して語られた言葉が何であったかというと、黙示録三章八節に、

『「わたしは、あなたの行いを知っている。見よ。わたしは、だれも閉じることのできない門を、あなたの前に開いておいた。なぜなら、あなたには少しばかりの力があって、わたしのことばを守り、わたしの名を否まなかったからである。』

 フィラデルフィアの教会は、巨大な力を持っていたわけではありませんでした。ただ、「少しばかりの力」があったというのです。
 どうでしょうか。現代の日本の教会。巨大な力を持った教会なんて、どこにもありません。多少、大きな教会はあるかもしれないけれど、国を動かすほどの力を持っている教会なんてないです。新城教会だって、吹けば飛ぶような、国全体から見たらマイノリティです。けれども日本の教会でも、「少しばかりの力」なら、あるかもしれません。
 しかし、その、少しばかりの力をどう使うのかということです。多くの力はいらないのです。少しばかりの力でいいのです。フィラデルフィアの教会は、困難な時代の中、『わたしのことばを守り、わたしの名を否まなかったからである。』と評価されています。

 やがて憲法が改正されたりして、クリスチャンが自分の立場を、はっきりしなければならない、「あなたは、キリストにつくのか。神道の神々に仕えるのか、はっきりしろ!」と選択をせまられる時、どうでしょうか。
 その時って、別に巨大な力はいらないのです。イエスかノーの世界ですから。「この世の権力に従います」と言うのか、「私はイエス様だけに従います!」と告白するのか、その選択には大きな力はいらないです。だだ、決断あるのみです。小さな力でも、告白することはできるはずです。
 今の時代、私たちは心の中にしっかりと、どんな時代が来たとしても、「主のみに仕えていきます!イエス様、あなたに付いて行きます!」と、心に明記しておかなくてはいけないのです。そうしたら、少しばかりの力だとしても、「あなたを守ります」という約束です。

 これから、どんなに時代が変わったとしても、時代が変わらなくても、同じ決断が必要です。家族の中、親族の中でも同じです。クリスチャンであることを、どう捉えるのか、それは、終わりの日に関わる大きな条件です。

 そしてもう一つ、九節、『見よ。サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうでなくて、うそを言っている者たちに、わたしはこうする。見よ。彼らをあなたの足もとに来てひれ伏させ、わたしがあなたを愛していることを知らせる。』

 実は、フィラデルフィア教会の人たちは、力はなかったけれど、「真の敵は誰なのか」ということに対して、理解があったと思われます。真の敵は誰か。時々、私たちは、敵が誰か分からなくなってしまいます。しかし彼らは、はっきりと分かっていました。究極的には、「敵はサタンだ!」と理解していたのです。
 そして、サタンが最も利用している人たちがどういう人たちかを認識していました。それは、「サタンの会衆に属するものたち」だというのです。
 「会衆」とは「シナゴーグ」という言葉が使われています。サタン礼拝者たちが当時、存在していたと思われます。今でもサタンを神として、礼拝している人たちが存在します。サタンの会衆に属する者たちが、敵だ!と彼らには、しっかりとした認識があったのです。
 すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうではない人たち、同時にサタン礼拝者たち、この人たちが、究極的な敵だと、フィラデルフィア教会の人たちは、しっかりと認識していたと思われます。

 彼らには大きな力はかったけれど、フォーカスが良かったのです。きっと、そのフォーカスでとりなし、祈っていたと思います。彼らは祈りの目標がはっきりしていたと思います。
 その結果として、主から何のクレームもつけられることもなく、敵があなた方の足下に来て、ひれ伏す日が来る!と、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ってあげます!という、信じられない大きな約束まで受け取ったのです。

 私たちも、大きな力はなくても、まずは、主を否まないという決断と共に、敵は誰なのかをしっかりとフォーカスする。この二つは、フィラデルフィア教会が主から評価を受けた、重要なポイントだと思われます。

 今日、午後からセミナーをさせていただきます。テーマは、「新しい視点でイスラエルをとりなす!」というセミナーですが、聞いたほうがいいと思います。
 まさしく、今、世界は、ユダヤ人たちに支配されています。しかし、ユダヤ人とは言っても、本物のユダヤ人ではないのです。ユダヤ人だと称しているけれど、実はそうではなく、サタンの会衆に属するような人たちが、世界の富を握って、世界を牛耳っているのです。私たち教会が、そこに祈りのフォーカスを当てて行くことは、重要だと思われます。
 案外、そういう所に祈りのフォーカスがないがゆえに、様々な困難を体験してしまうのではないかと思います。イスラエル問題というと、教会にはロマンがあって、イスラエル!すばらしい!と思うのですが、実はそこに、最大の落とし穴と、トリックが隠されているのです。
 その点について、午後からセミナーで語ります。是非ふるって、ご参加いただいて、世界のどこにフォーカスを当てて祈ったらいいのか。正しい視点を持って、世界をとりなしていくならば、どんな困難な世界になっても、主があなたを守ってあげますよ!教会を守ってあげますよ!と。敵がひれふすほどの勝利を与えてあげるというのです。それを受け取りたいと思います。

 実は、日本って、主権があるようで、主権は、あまりないのです。なぜかというと、太平洋戦争に負けましたから。前にもお話ししましたが、日本の空って、日本の空であるようで、日本の空ではないのです。
 私はいつも、成田とか羽田空港を利用する時、飛行機が変な動きをするのが理解できませんでした。それは横田空域の影響だと知って、驚きました。実は、右側のピンクの所は、日本の空ではないのです。アメリカの空なのです。

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 だから、自由に日本の飛行機は入れないのです。アメリカは自由自在です。日本の入国管理は関係ないのです。
 これは、横田空域という有名な空域ですが、他にもいくつもあるのです。日本にはアメリカ軍の基地って、百三十以上ありますから。空は日本の空ではありません。
 アメリカという国は、巨大な国で、すごいです。私はアメリカに行って、だいたい、これを見るだけで日本は負けているといつも思います。

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 見てください。マクドナルドのコップの大きさ。日本は完全に負けていますよね。日本のマクドナルドのスモールを頼むと、本当にスモールです。三百ミリリットルです。アメリカだとスモールでも七百ミリリットルです。ラージなんて頼んだら、大変なことになります。1.3リットルもきますから。トイレが近い人は大変です。このコップの大きさでも、アメリカは巨大な国で、この教会にもアメリカ人がいますので、あまりの事は言えませんが、アメリカって、日本も韓国も、他の国々も支配しているのです。

 しかし、アメリカはどこにも支配されないように見えますが、実は、アメリカを自由に操り、支配している国があります。それが、イスラエルです。アメリカは、イスラエルの代弁者と言っても過言ではありません。この構図が見えないと、世界は、見えてこないです。どうしてそんなことがあるの?ってね。イスラエルは神から選ばれた国じゃないの?と言われるのかも知れません。
 しかし、その中枢にいるのは、ユダヤ人のように見えるけれど、そうではない、ごくわずかな人たちが権限を持っているのです。

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 世界の約一パーセントの人たちが世界の富の半分を持っていると、前にも話しました。でも、突き詰めていくと、だいたい、六十二人だというのです。六十二人の人が、三十五億人と同じくらいの富を持っているというのです。そして、そのほとんどがユダヤ系の人たちです。どうしてそんなふうになったのか、午後からお話しさせて頂きたいと思います。

 私たちがイスラエルに対して、正しく評価して、祈らないといけないです。現実が分かったら、正しく祈れます。
 しかし私たちには、本当に何もない、どうにもならんと思うかもしれません。しかし大きな力はいらないのです。
 黙示録は、「子羊の王国」について述べています。なぜイエス様は、ご自分のことを子羊と呼ばれたのでしょうか。子羊って、バーベキューにしたら一番うまいです。しかし、弱い子羊が世界の王となるというのです。旧約聖書では、神様を獅子に例えています。百獣の王、ライオンです。でも、最後には、子羊になるのです。弱くなるのです。

 でも、弱くてもいいのです。ちょっぴりの力で良いのです。私たちは、動物で例えたら羊みたいだと、先日、話しましたが、子羊のように弱いかもしれないけれど、主に仕えていくものたちが、暗闇を打ち破って、世界を主と共に支配するような、日が来るのですよ!と。その日を目指して、与えられたものを決して奪われないようにしなさい!あなたの持っているものを、しっかりと保ちなさい!と、力強いメッセージが、このフィラデルフィア教会には告げられています。私たちも同じような者になっていきたいと願っています。

 この時代にあって、私たちもフィラデルフィア教会の信徒たちと同じよう行動ができるように、みなさんでご一緒に、お祈りしましょう。


 ハレルヤ。天の父なる神様、御名をあがめて心から感謝します。今、私たちは、フィラデルフィア教会をモデルにして、この困難な時代の中にあって、あなただけに仕える決断をします。私たちには力がありませんが、小さな力でも勝利を与えてくださるという約束をありがとうございます。
 この時代におかれている立場をしっかりと理解して、教会が果たさなければならない役割を、果たすことができますようお願いします。
 イエス様、あなたは神の子羊として、血を流してくださいました。今日はそのしるしとして、聖餐式にあずかります。どのような時代にあっても、あなたに付いて行きます。敵をしっかりとフォーカスして、戦う者となることができますように。
 今日の聖餐式を、あなたの御手におゆだねします。聖霊によって、み言葉によって、聖餐式を行います。導いてください。イエス様の御名によって祈ります。アーメン。