「主の剣を受け取ろう〜剣の先はいなづま」

2017年3月12(日)
新城教会牧師 滝元開
エゼキエル書21章15節〜16節

『彼らの心が震えおののくように、彼らのすべての門に、つまずきをふやせ。ああ、わたしは剣の先をいなずまのようにして、虐殺のためにみがきをかける。あなたの顔の向くところ、右に向け、左に向けて切りまくれ。』

 ネパール宣教ツアー、あと二週間後です。是非、覚えてお祈りください。今回、春だからということで、少し楽だと考えている方もおられるかと思いますが、決してそうではありません。今回のテーマのみ言葉が、ネパールパーカーの背中に書かれていますけれども、ミカ書五章八十九節のみ言葉です。

『ヤコブの残りの者は異邦の民の中、多くの国々の民のただ中で、森の獣の中の獅子、羊の群れの中の若い獅子のようだ。』

 残りの者の所に遣わされる、残りの者たちが、主にあっての勇士として獅子のような働きをすることができるようにお祈りください。
 ネパールこの時期は、以前はよく虎が出たのです。ですから今回も現地の方に「最近出ないんですか?」と聞いたら、「最近は出ない。」と言っていましたが、ネパールの道路を走っていると、「鹿に注意」ではなくて、「虎に注意」みたいな看板があるのです。そしてこの二月には虎が出ないための祭りをしたりするらしいのですが、以前は、一番虎の出る時期であったようです。お腹を空かせて美味しいものを狙ってくるそうです。
 実は、今回すごくハードな旅になってしまいました。そもそも日本から再来週の日曜日に旅立ちますが、中国便が三便に分かれて行きます。そしてその次に韓国便が出発します。計四便で行きます。しかも中国便は二ストップで最長のグループですと二十六時間くらいかけてカトマンズまで行きます。その途中に一泊しないといけません。随分かかります。それぞれが中国の違う場所をめぐって、果たしてカトマンズで無事に会えるだろうかという所から始まりますので、是非お祈りいただきたいのです。
 また、この時期、今までとは違い乾季なのでほこりが半端じゃないというのです。ですからほこりで体を壊したりすることがないようにもぜひお祈りください。

 そして、山に登るのがいつもは朝から備えて、朝食事して、さぁ行くぞ!と行くのですが、今回、カトマンズからチトワンという所まで七時間くらいバスで揺られて行って、その足でそのまま山に上がります。だから午後から上がります。着く頃には暗くなっているので、向こうの方がおっしゃるらしいのです。「決して懐中電灯を上に上げないでください。下に向けてください。」どうしてかと言ったら虎が出るからだというのですが、嘘か本当か分からないですが、でもやっぱり虎はどこかにいるので、是非本当にみんな守られて帰ることができるようにお祈りいただきたいと思います。
 今まで、お腹壊したり、いろいろなことがありましたが、南京虫にやられたことはありませんでした。南京虫に食われるとただごとでないというのです。強烈な痒みになって、それを現地の薬でないと治らないらしいのですが、向こうの薬をつけるとまたまた大変なことになるということです。
 しかも、今回、山の上に二泊するのですが、一泊目は教会で寝るのですが、もう一泊は、なんと民泊するのです。ホームステイ。ホームステイと言うと聞こえがいいですが、しらみとか虫とかいっぱいいるような所でみなさん寝てくるので、いろんなものを持ち帰ってくるのではなくて、サタンの力を打ち破って帰って来ることができるように。虎にやられるのではなくて、若い獅子としての働きを全うすることができるように是非この二週間お祈りいただければと思います。今回も中学生から順先生まで三十人。山に登って、そこで勝利します。
 特別に、順先生はチトワンで、私たちが山に登る一日目、現地の牧師先生やリーダーを集めてのセミナーをします。さらに霊的戦いが深くなることを目指し、セミナーが持たれます。アメリカから竹内先生も合流されてそこに滞在してくれますが、その働きが是非祝福されるようにお祈りいただければと思います。

 そして、本題に入る前にいくつかあるのですが、先週誕生日を迎えられた方が何人かおられましたが、その中で先週ここに来られなかった夏目義高さんからのビデオです。

<夏目義高さんビデオ>

 百二十歳までと私はなにげに言ったのですが、そんなことを言ってしまったので、あとからちょっとインターネットで調べました。そうしたら、イスラエルのお誕生日の時には、お年寄りに「百二十歳までお元気であるように。」と、そういった言葉をかけるらしいのですが、これは聖書のみ言葉、創世記六章三節に、

『そこで、主は、「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉にすぎないからだ。それで人の齢は、百二十年にしよう。』

 最初に神様が定められた齢ですね。ですから、私たち普通に元気にいけば、百二十歳までは生きられるそうなので、みなさんもそこを標準にしていただいて、「なんとかがんばります。」と義高さんもおっしゃってくださっていたので頑張りましょう。それにしても、数えで百歳を迎えられ、そして、素晴らしい元気なお姿を見ることができ、これは新城教会にとって大きな恵みだと思います。心から感謝いたします。

 さらに、今行われています、日本縦断リバイバルミッションの働きが進められていますので、ぜひ覚えてお祈りください。昨日から関東地区をめぐっていますけれども、今までにないゲストです。石塚和基君と、平岡先生の教会の冷水乃栄流君です。二人とも音大生ですが、デュオの名前が「DUO B→Z」という、そういった名前でがんばっています。これはどういう意味かというと、「バッハからザワメキまで」という、意味があるらしいですが、昨日の写真です。がんばっています。

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 昨日の集会、すごく良かったそうです。小さな会場にいっぱいの人たちが集まったので、臨場感満載で、すごくみんなが本当に感動してくださったそうです。
 心配していましたしゃべりですけれども、赤い顔をしてがんばっていたそうです。今日も今頃がんばっていると思います。

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 そして平岡先生がメッセージをされています。是非覚えてお祈りいただきたいと思います。
 新しい世代が、主にあって動き出すようにと祈りと願いを持っていましたが、もうすでにこうして動き始めている姿を全日本リバイバルミッションの働きの中にも見ることができて、心から感謝しています。

 それでは本題に入っていきたいと思いますが、もう一度み言葉をお読みしたいと思います。今日のみ言葉ですが、エゼキエル書二十一章十五節〜十六節、

『彼らの心が震えおののくように、彼らのすべての門に、つまずきをふやせ。ああ、わたしは剣の先をいなずまのようにして、虐殺のためにみがきをかける。あなたの顔の向くところ、右に向け、左に向けて切りまくれ。』

 とても激しいみ言葉ですが、こんなみ言葉がレコーディングのためにロサンゼルスに向かった飛行機の中で与えられました。あなたの右の向くところ、左に向くところ、切りまくれ!神様がくださるみ言葉の剣、今日はみ言葉の剣を受け取って、この場をあとにしたいと思うのですが、賛美の剣、祈りの剣、霊的戦いの剣、宣教の剣をいただいて励んでいきたいと心から願います。

 そしてお祈りいただいたレコーディングなのですが、本当に祝福されました。二月の初旬にロサンゼルスにレコーディングに行かしていただきましたが、一週間の中で二日間だけレコーディングをしました。すべてを神様が導いてくださいました。今回は、今までのザワメキのシリーズとは違うシリーズなのです。私と家内が、仮設住宅や刑務所等で歌っていたいわゆる「開&典子」と言われていた、その静かなメッセージソングのレコーディングでしたが、本当に祝福されました。Zawamekiと共に、神様が賛美を通して闇の力を打ち破る!そして主の勝利が現される!ということを信じて歌い続けてきた中で、この開&典子の歌はすごく静かな歌が多いので、そんな中与えられた御言葉が、『右に向け、左に向けて切りまくれ。』という激しいみ言葉だったので、はっきり言ってすごくびっくりしました。神様なにをなさるんだろうかと思いましたが、今回もすばらしい主の御業がなされています。今後も是非覚えてお祈りください。

 今回助けてくださったミュージシャンのみなさんの写真を、少しだけお見せしたいと思います

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 アレックス・アルさんです。この方、ザワメキではおなじみで、世界一ファンキーなベーシストとして、マイケル・ジャクソンの「This is it」の中で演奏されていますが、本当にすばらしいベーシストが、今回もとても温かなサウンドで私たちの働きを支え助けてくださいました。

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 そしてドラムはジョン・ロビンソンさん。世界一多くのアーティストをサポートしたドラマーということで、文字通りワールドクラスのドラマーです。先ほどのベーシストも同様ですが、この人以上はいない!という、本当に素晴らしいドラマーです。ザワメキ十二の時に助けてくださって、今回二回目だったのですが、本当にファミリーのように温かく迎えてくださって、ドラムを叩くだけではなくて、この曲にはこのパーカッションこうしよう!と、終わった瞬間に言っているのです。そして終わった瞬間に自分でいろんな準備を始めて、パーカッションを始めるのです。この働きを助ける!と、本当に一生懸命助けてくださいました。
 We are the worldという、アメリカがアフリカのために歌った、とっても有名な世界で流れた曲がありますが、そこで叩いています。あと、エリック・クラプトンのチェンジ・ザ・ワールドという歌もあるのですが、そこでも叩いているのですが、そんなワールドクラスの方がザワメキの働きを助けてくださって、すばらしい祝福を見ることができて感謝でした。

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 そして三人目。ポールジャクソン・ジュニアというギターの方。この方も前回も助けてくださったのですが、今回二日間の内、彼は一日目を助けてくださいました。実はこの方、ザワメキではもう四回目なのです。この年の最初に私は彼に新年の挨拶のメールを送りました。その時はまだレコーディングの計画はありませんでした。今年与えられているみ言葉の「腰に帯を締め灯りを灯せ」というみ言葉で、もう終わりの時代だから、賛美を通して音楽を通して敵の力を打ち破るという、そんな働きをしましょう!とお送りしたら、「アーメン!アーメン!そうしたい!」と言ってメールが返ってきました。
 それから直後のことでした。彼が私たちの働きを助けてくださることになって、今回も本当に大きな喜びでした。今、アメリカで最も用いられている最高のギタリストで、黒人の中でこの人以上のギターリストはいないと言われている方です。ありとあらゆるジャンルのスーパーアーティストたちのバックでサポートしているという方が助けてくださいました。
 彼がこんな事を言いました。「私は一般の音楽界で音楽をしているけど、あなたたちのような働きを本当はしたいんだ。だからこの働きを助けられてすごく嬉しい!」と言ってくださるのです。
 そもそもジョン・ロビンソンさんは二回目だったのですが、彼が来て、今回の主旨を説明しておいたのですが、ジョンさんが来て、「開、今回もクリスチャンソングなのか?」と言うのです。そうしたら、そこで割って入るように、ポールさんがこう言いました。「当たり前じゃないか!当然だ!これはクリスチャンソングで、勝ち取るためのものだ!」と、ポールさんがすごく内側に入ってくださってこの働きを進めてくださいました。

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 そしてギターリストもう一人。二日目の方なのですが、ディーン・パークスという方です。今回このディーン・パークスという方がレコーディングに参加されるというのは本当に不思議なことなのです。私たちの働きを紹介して、助けてくださいますか?と聞いたら、喜んでやる!と言って、来てくださいました。
 スタジオに行ってスタジオのオーナーに「二日目はディーン・パークスだ。」と言ったら、びっくりするのです。「ディーン・パークスが来るのか!」この方、白人なのですが、そして特にアコースティックギターにおいて「彼以上のギターリストはいない!世界のトップ!もうあんな人は世界にいない!」という、そんな方が助けてくださいました。歴史的なアルバムを作り続けて来た方です。セリーヌ・ディオンとか、マイケル・ジャクソン、ビリー・ジョエル、キャロル・キング、マドンナ、ポール・サイモンからボブ・ディランまで、言い出すといっぱいあるのですが、みなさんがどっかで必ず耳にしているギターの方なのですが、ギターサウンドも清らかというか、本当に透き通ったサウンドなのですが、それだけでなくて心も透き通った本当にすばらしい方でした。

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 そしてもう一人がキーボードの方。デビット・デルホームさんという方が初め参加してくださいました。この方、一番若くて四十代の方なのですが、今回この方がザワメキの働きを助けてくださると言ったら他のミュージシャンが「それはアメイジングだ!」と言うのです。ありえない方で、本当に上手だし、今よくアメリカのテレビ番組とかグラミー賞でも、あらゆる所でがんばってやっておられる方なのです。本当に綺麗なピアノとキーボードを聞かせてくださいました。この方もエリック・クラプトンとか、デビット・フォスターとか、マーカス・ミラーとか、歴々たる方々をずっとサポートしておられる方です。

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 この方は、レコーディング・エンジニアです。トムさんというスタジオのオーナーですが、神様が本当にすべて整えてくださったことを強く感じました。一月五日くらいからこの話が進み出して、突然でした。最初にジョン・ロビンソンさんと、アレックス・アルさんが「よし!やる!」と言ってくださって、助けると言ってくださって、そういうことなら日にちもなかったものですから、「スタジオを決めなさい。」と言われました。
 それでスタジオは今までの所に連絡したらもうスケジュールが埋まっているから駄目だと言われたのです。でも決めなさいと言われて、何をしたかと言ったら、スマホのグーグルマップを開いて、ロサンゼルスの地図を出して「レコーディングスタジオ」と書いて、検索したところ、いっぱいあがってくるのですが、その中の一つをクリックして、ここがいいかな?と何気なく、前回私がここでメッセージさせていただいた一月八日の朝、メールを送っておいたのです。そしてメッセージが終わってメールを見たら、「いいよ。使えるよ。」と、そう言ってくださいました。だから、「こんな所が与えられた!」とミュージシャンに報告しました。そうしたら、「そんな所知らない。大丈夫か?」と言われました。「いや〜、大丈夫かな?大丈夫じゃなくてもこの予算でできる所だから。」と言ったら、そうしたらまた連絡が来て、「知らないと言ったけど、実は、昨日自分が行ったスタジオだった。」とミュージシャンが言うのです。神様は不思議だなと思います。「あそこなら大丈夫だ!」と言われ、スタジオか決まりました。このオーナー、冗談ばっかり言っているおじちゃんだったのですが、実はすごい方でした。グラミー賞の中でエンジニア部門というのがあるのですが、エンジニア部門でグラミーを取ったことがあるような方で、ロッド・スチュワートとかそういった頃からずっと助けている、音楽分かる方にとってはアメイジングな方なのですが、その方が今回助けてくださって、神様の御業が繰り広げられたことを本当に心から感謝しています。
 しかも、彼らがこの一つの働きを、自分のことのように心込めて一生懸命してくださるのです。

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 これが全員の二日目の写真です。今回は家内がリードボーカルをすることが多いので、真ん中で座っていますが、みんなが支えるようにして行われ、ただこのレコーディング、本当に楽しいレコーディングでした。こんなに楽しいのか!と言うくらいというか、彼らがすごく楽しんでくださっているのです。通常、レコーディングというと、ディレクターとか、アレンジャーとか、プロデューサーという方々がいて、「この通りに弾きなさい。」と言って、その通りに弾くのがレコーディングなのですが、私たちは、神様からキャッチした曲ばかりなので、ミュージシャンの皆さんにも「神様からキャッチしたサウンドを出してください。だから自由にしてください。」と言うと、喜ぶのです。彼らが喜んで本当に一生懸命してくださいました。

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 これは一つの曲のデモテープを、私の下手なギターの曲を聴きながら、その曲の流れを確認しながら、彼らがこの時にアイディアを出し合うのです。ここはこうしよう!ここはボウッで行こう!とか、なんか不思議な会話をしながら、そしてレコーディングをするとバシッと一発撮りなのです。そこで直す点があったら直しますが、最初がいいんだ!と、合わせてもいない、だいたい普通は何回か合わせてさぁレコーディングだよ!と、何回目かにするのですが、譜面だけ見て、さあやろう!と、一発で取っちゃうすごい人たちでした。

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 この方々、大げさではなく、まさしく今世紀最高のミュージシャンたちです。これ以上の人たちいない!という人たちばかりなのです。でも、この人たちが何をしているかと言ったら、見ての通り、クラッピング。手拍子ですよ。「この曲には手拍子が必要だ。」とジョンさんが言って、それじゃやろうぜ!と言って、スタジオの中に入っていって、スタジオの中で曲に合わせてひたすら手拍子をするのです。写真では暗くて見えないのですが、一番左のディーンさん、ヘッドホンが足りなくてヘッドホンがないのです。ないけど俺もやる!と言って、彼もずっと、人のヘッドホンから漏れてくる音楽にあわせて懸命に手拍子に加わってくださいました。この時まじめな顔をしてやっていますが、実は、笑いをこらえるのに大変で、笑っちゃったらそれもレコーディングされちゃうので、笑うのをこらえながら、本当に喜びが溢れるってすごいなと思いました。

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 これはスナップというのですが、この曲にはこれが必要だと言い出して、それじゃぁ!ということで、みなさんでこのように惜しみなく助けてくださいました。ただただ、賛美の働きを持ってリバイバルを求める。そのためだけに進んで来た中で、今まで世界の音楽界をリードし、音楽界を牽引してきた人たちが主の手に握りしめられ、今、主に最高の賛美を捧げる!と、喜びをもって賛美を捧げてくださっている姿に本当に感動しました。
 今週、再び東京のスタジオにおいてレコーディング作業が行われます。まだいつ発売できるのか分かりませんが、なんとか今週いい形になればなと思っていますので、最後までお祈りいただければと思っています。
 ということで、このような形で主が導いてくださいましたが、行く途中に与えられたそのみ言葉が、「剣を与える」というみ言葉だったので、賛美という剣を持って主の勝利が現されて、敵の力が打ち砕かれるように、本当に心から願っています。

 最近、この教会のテーマで語られているのが、福音ということが語られています。ついこの間、ユースプレイヤー、中高生の集会があって、そこで中学生の子たちばかりだったのですが彼らに聞きました。「最近の順先生のメッセージのテーマはなんだ?」と聞いたら、ばっと二人くらいの子が手をあげて、「福音!」と言いました。聞いているな!と思いました。「そうしたら、その福音は何だ?」と聞いたら、一人の中学生がこう言いました。「天国に逃げるというそれだけのものじゃなくて、えっと、『被造物の回復?』だから、すべての回復が福音の中にあるんだよね。」と、彼らがいつも聞いていないような顔をしながらちゃんと聞いているんですね!これ、メッセージちゃんとしなきゃな!思わされましたが、今、私たちに与えられている福音は被造物全体の回復まで含むもので、その福音の力は、私たち人間のみならず、この天も大地もすべて、宇宙のかなたまで治める被造物を回復させるそのように壮大なものであると語られています。賛美も「全被造物の回復」のための働きのために用いてくださると信じています。ぜひ、そのために心からの賛美を捧げ続けていただきたいと思います。

 先ほどの読んだ今回のこのエゼキエル書のみ言葉なのですが、実はこのみ言葉が与えられたのが、今回与えられたのですが、実は、二十年ほど前にも一度与えられました。その時も同じように飛行機の中でした。決起大会で日本中をめぐっている時にこちらから沖縄に行く途中の飛行機の中で聖書を読んでいたらみ言葉が与えられました。賛美という剣で暗闇の力を打ち破って切って切って切りまくる、そういった働きをしなきゃいけないんだ!と思いました。
 その時に私は誰と一緒に行ったかというと、順先生のご長男の滝元堅志君と一緒に行きました。彼がまだ二十代前半か、十代の頃でした。彼は今やスーパーベーシストでエグザイルでがんばっていますが、彼が中学生時代から日本を一緒にめぐってくれました。彼と沖縄に行く途中に与えられたみ言葉で、私は聖書をずっと読んでいたら、こんなみ言葉が与えられたので、すごく感謝して、いや〜賛美を通して敵の力を打ち破らなきゃ!と思っていたのです。
 そしてふと横をみたら、堅志君が窓側に座っていました。彼は座って何をしたかと言っていたら、寝ていたのですが、寝ているのにも関わらず、両手を膝の上で、上に向けて寝ていたのです。すると、そのての上に、窓の外から光が射し込んでいて、私がふと見たら彼、この手の上に剣を寝たまま受け取っているようでした。いや〜、寝たまま剣を受け取っている!と思って、すごいな〜!と思って、それで沖縄に着いてから彼に言いました。「なんか今日は主の剣を受けとっていたぞ!」と言ったら、「えっ?そんなの知らんし。」と彼はそう言っていましたが、でもやっぱり彼は今や日本の音楽の最先端に行って、そこで戦うという働きをして、今日本中を回って、日本の音楽界の最先端でミュージシャンとして励んでいます。ミュージシャンを目指す若者は五万といるわけですが、その中でも、本当にわずかな上手な人たちと彼は仕事をしているのですが、そんな上手な人の中でも滝元堅志すごい!と、今言われているのです。彼、どこでそんなにすごい力を身につけたのかな?と思うのですが。
 昨年、前田サラバンドというのがここに来ました。その時はうちの息子がベースだったのですが、そこで一緒にマネージャーで来た人が、元々プロデューサーしていた方で、日本の音楽界で活躍していた人でした。彼が、「いや〜、新城軍団すごい!」と言っていました。そして初めてこの新城に来て、彼がこう言いました。「いや〜、ここに来てその訳が分かった!」と言うのです。「堅志君にしても、頌君にしても、僕たちに聞こえていない音が聞こえている!それがここに来てわかった」というのです。ここで何をしたわけでもないのに、「総本山に来てよくわかった。」と言っていましたが、何が総本山なのかよくわからないですが、ただ音楽の中にある力というのは、本来、神様ご自身が与えた音楽なので、すごく大きな力なのです。
 ザワメキ十の中に与えられた、十、十一、十二と、世界的なミュージシャンと交わりさせていただく中で、音楽というのは剣の先っぽの「点」のようなものだなと思うようになりました。突き詰めていってそこにある点を目指して、音楽家たちは追及していくのですが、それは神様ご自身なのです。その「点」を目指して到達しないと、薬だったり他の宗教にと、他のものに走るのですが、本当の神様の中にある音楽は、本当にすごく大きな力なのです。剣の先っぽの点なので、少しでも肌に触れるだけで、肌が裂けてしまうほどに大きな力があるものなのです。
本来、神様が天の軍勢たちによって誉め称えられていました。天の軍勢の長であるルシファーは美の極みというほどの賛美をしていました。神様、あなたすばらしい!と賛美していたら、あまりにもすばらしいので、ルシファーは音楽をもって、その栄光を自分に受けたいという、大きな大きな罪を犯してしまったのです。ゆえに琴の音と共に、この地上に落ちたと書かれているのです。だから、本来ある音楽そのものがサタンの手によって奪われて、琴の音と共にこの地上に落ちて、サタンとその手下どもの軍団が、この地上を今、治めているという現状があります。私たちは、本来ある音楽の力を奪回し、そして、その「点」のような研ぎ澄まされた賛美を通して、敵の力を打ち破るために、終わりの時代に戦っていくべきであると感じています。

 そんな中で、今回のレコーディングに行く途中に与えられたみ言葉が、剣の先が点ではなかったのです。なんだったかというと、もう一度お読みしたいと思いますが、エゼキエル書二十一章十五節〜十六節、

『彼らの心が震えおののくように、彼らのすべての門に、つまずきをふやせ。ああ、わたしは剣の先をいなずまのようにして、虐殺のためにみがきをかける。あなたの顔の向くところ、右に向け、左に向けて切りまくれ。』

 点じゃなくて「いなずま」だというのです。そうして敵の力を打ち破るから、右に向けて左に向けて切りまくれ!そんな時代が来ているんだぞ!と、主は語っておられる、そんな気がしています。
甲子園ミッションで与えられたみ言葉は、エレミヤ書十章十三節でした。

『主が声を出すと、水のざわめきが天に起こる。主は地の果てから雲を上らせ、雨のためにいなずまを造り、その倉から風を出される。』

 雨のために「いなずま」を造るとあります。主ご自身が御声を出してリバイバルの雨を降らせるためにはいなずまを造るんだ!と、もう二十数年前から私たちに語られていますが、今この終わりの時代に私たち一人一人に与えてくださる神様からのみ言葉の剣、それもいなずまとなるようなそんな剣を手にとって、それぞれの場所に遣わされていきたいと心から願っています。

 先週は霊的戦いセミナー&実践が行われ、私の担当で礼拝について学ぶ時がありました。今回は三つのことをとりなしました。一つは、日本の音楽の土台が回復するように。もう一つはアメリカの音楽というか、特に黒人音楽の回復、そして、それらのルーツにあるヒンドゥー音楽の闇が破られるように、それらについて学び、そのための祈りをして、とりなしをしたのですが、とても祝福の時でした。

 一つ目、日本の音楽の土台というのは、以前もお話ししましたが、「雅楽」にあります。それも根源はヒンドゥーから流れて来たものが、日本で歌われるようになり、日本の音楽の土台というか、日本そのものの土台に、国家神道という偽りの土台というのがあり、そこに流れる音楽が雅楽なのです。雅楽から生まれ出たのが日本の国歌となっている「君が代」です。特にこの季節、卒業式、入学式、ことある毎に君が代が歌われるのですが、憲法九条反対!と言いながら君が代を歌っているのでどうにもならない気がします。この国を再び天皇を元首とするための悪しき霊的な原動力になっているのが君が代を歌うことにあると思います。君が代というのは、悪しき歌の悪霊礼拝の中でも顕著なものだなぁとすごく思います。雅楽というのはリズムがありません。雅楽の節には、早節と延節というのがあるのですが、のべーっとした節、まさしく延節が入り込んでいることに気づかされます。私たちがささげる礼拝において、せっかく心からの賛美をしているに、時として、サタンによりリズムが奪い取られている瞬間があるように思えるのです。だからこのリバイバルのために賛美を捧げるためには、日本にある偽りの土台、この雅楽の中に流れるサタンの力が打ち破られるように戦わなければなりません。リズムの奪回!ということを特にザワメキ十二より示されて導かれていますが、この教会が捧げる賛美、礼拝が、完全にリズムを奪い返した中でおささげしたいと心から願うものです。そのために、教会の賛美を担う私たち賛美の奉仕者、奏楽者のお一人お一人のためにもお祈りいただきたいと願います。
 そして二つ目のことですが、アメリカ音楽、黒人音楽の土台というのを少し学びました。黒人の方々の音楽はリズムそのものは奪回されていて、すごく祝福されたものなのですが、アメリカ音楽の土台をずっと見ていくと、どうしてもアメリカの奴隷制度に行ってしまうのです。特に西アフリカのほうから多くの黒人の方々が、一千万人前後が連れて来られたそうですが、そこで連れて来られた人たちが、苦しみの中で神様を見上げて歌い出したのがゴスペルだ!と、そのようによく表現されますが、果たして連れて来られた人たちは、劣悪な扱いを受け、横暴な主人の下で、言葉を奪われて、歌を奪われて、宗教を奪われて、教会に来て、「神様あなたはすばらしい!」って、本当に歌ったのかなぁ?と少しの疑問が出ました。様々な資料を見ると、教会に来て歌った黒人たちも神様を歌っていたようだけれども、それをかくれみのとして自分たちの宗教のテイストを盛り込んで歌っていたというのです。そもそも、私たちは、黒人の方々の音楽に触れ、リズムそのものに目が開かれたのですが、それを無批判に私たちは受け取って、「あれは最高だ!苦しみの中から歌っているんだから、それこそ賛美だ!」と、私たちも思って歌っていた歌の土台の中にも、とりなす領域があることお教えられました。西アフリカのほうから多くの人たちが連れて来られて、西アフリカで培っていた悪しき宗教観というものが、サタンにささげた歌声とリズムを通して、北アメリカから南アメリカまで入りこみ、そこから様々なジャンルの音楽が生まれて来て、現代の音楽ができあがっているのです。
 一九五〇年代から二〇〇〇年前くらいまでの間で、音楽のジャンルの区分けがハッキリとなされていましたが、今の時代は、ある意味ジャンル同士が近くなっているように感じます。それゆえか、逆に音楽に潜むヒンドゥー的な音楽のメロディーや、リズムというものがとても浮き彫りになっている時代だなと思います。
 私たちは本当にこの日本のリバイバルを願い、アジアと世界のリバイバルを願って、サタンの力を打ち破るという働きをするために、音楽の土台に潜むヒンドゥー音楽を勝ち取っていく必要があると思います。

 そのために今日は特別、新しい神様がくださる剣を受け取って、ここから遣わされていきたいと思います。祈りの剣、賛美の剣、宣教の剣を受け取りましょう。主は、それぞれの場所で右に向けて左に向けて、本当に戦いぬく者であってほしい!と語っておられるのではないかと思います。私たちが思っている以上に主は働いておられるのではないかと思います。

 私は先週、美容院に行きました。それで?と言われるかもしれないのですが、行ったのです。行って、いつもチョキチョキしてくれるお兄ちゃんがいて、彼はだいぶイエス様のことを理解してくれて、本当の神様と偽物の神様がいて、偽物の神様に拝んじゃうと人生破壊される!という話をしました。そして、そこの美容室には何人かいろんな人がいるのですが、いつも髪の毛を洗ってくださる助手の女の人がいるんですが、その人はちょっと福音に遠いかな?と思ったので、あまり深いことを話しませんでした。
 そうしたら今回、髪の毛を洗いながら、彼女がこう言うのです。「最近私ギターを始めました。だから滝元さん、ギターのこと…。」とか言って話し始めました。それで、実は自分の彼氏もギターをやっていてという話になったので、「あぁそう、彼氏とね。がんばってね!」という話をしてですね。「良い結婚ができるといい。」という話をしました。
 そして、私は家内と出会った時の話をしました。以前この礼拝で話しましたが、私が中学生の時に、教会に美しい少女が来て、びっくりして、中一の時のことでしたが、その人が今の家内だという話を簡潔にしました。そうしたら彼女はなんと言ったかといったら、「えー!鳥肌たった!」と言ったのです。そしてその後に、私は衝撃の言葉を聞きました。「えー!すごいですね!私聖書読みたい。」と言い出したのです。私のそのある意味恋バナみたいな話をして、聖書を読みたい!?「聖書読みたい?」「はい。特に旧約聖書。天地創造。モーセの十戒。ノアの箱船。」なんか結構知っていました。「だから聖書読みたいです。」と言うので、本当の神様と偽物がいるという話をしたら、「そう思います!」と、彼女が言うのです。
 神様の時は本当に満ちていて、みなさんの周りに福音を伝えなければいけない人ってたくさんいると思うのです。だから今日、福音の宣教の剣もいただいて、主が右に向け左に向け切りまくれ!という人たちがたくさんいらっしゃるので、そこに向けてその剣を解き放つ、そんな者でありたいと本当に心から願っています。
 今日は本当に神様ご自身がくださる剣をいただいて、これから遣わされていく、そんな者となりたいと願ってみ言葉を開かせていただきました。一言お祈りします。

 ハレルヤ。愛する天のお父様。あなたのすばらしい御名をあがめて心から感謝します。主が今日も私たちと共にいてくださって、私たちの捧げる賛美を主が受け取ってくださっていることを信じて心から感謝します。
 しかし私たち、この人生において様々なサタンとの悪しき契約が残っている者であることを覚えます。どうかこの日本の土台にあるすべての悪しき土台を打ち破ってください。解き放ってください。そして最高の賛美を、あなたに心からの賛美を、聖き賛美を、捧げる者となることができるように助けてください。また世界に流れる様々な音楽がありますが、その土台にあるすべての悪しき土台が打ち破られて、神様あなたご自身の御業がなされることをこれから見ていくことができるように助けてください。
 今日、本当にあなたご自身の御業をこのただ中に現してください。特に主よ、今、天を開いてください。天を開いてください。天を開いて、新しいみ言葉の剣を与えてください。今、賛美の剣を私たち一同の上に与えられますように。その先がいなづまとする、その賛美の油そそぎを与えてください。敵の力を打ち破る油そそぎを与えてくださいますように。その剣を今私たち一同に与えてください。また主よ、祈りの剣を与えてください。この暗闇を破るための霊的戦いの剣、末の日に与えられていますが、さらに研ぎ澄ませてくださって、いなづまが解き放たれるような、そのような剣を我ら一同の上にお与えくださいますようにお願いいたします。
 そして、宣教の剣が今日は与えられますように。主よ、多くの人たちがまだイエス様、あなたを知らずに滅びに向かっています。その人たち一人一人にイエス様あなたの福音を宣べ伝えるための剣が与えられますように、主よお願いいたします。今日、この恵みを心から感謝し、主の勝利を宣言して、イエス様の御名によってこの祈りを父なる神様の御前にお捧げいたします。アーメン。