「あなたがたは世界の光です」

2018年1月7(日)
新城教会牧師 滝元開
マタイ5章14節〜16節

『あなたがたは、世界の光です。山の上にある町は隠れる事ができません。また、あかりをつけて、それを枡の下に置く者はありません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいる人々全部を照らします。このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。』

 今朝は、「あなたがたは世界の光です」というタイトルでみ言葉を学んでいきたいと思います。年越しから新年、そしてPPHがあり、とてもめまぐるしい日々でしたが、神様がこの二〇一八年、本当にすばらしい恵みの中で始めてくださっていること、心から感謝します。
 特にカウントダウンワーシップ、年越しの集会に来られなかった方々や、新年礼拝に来られなかった方々は、今日、みなさんのメールボックスにメッセージが入っていますので、ぜひお読み頂いて、神様がこの年、私たちに語ってくださっている事が、どのような事かということを受け止めて、一緒に、この主の戦いを戦い抜いていきたいと心から願っています。
 毎年カウントダウンの時は、牧師先生がそれぞれ語ってくださって、本当に恵まれます。神様のみ言葉ってすごいなと思うのですが、今回、それぞれの先生方が語ってくださる中で、いや〜本当に神様がくださったみ言葉、この教会に、またリバイバルの働きの戦いのために、イエス様のキリストのからだが建て上げられるために、キリストのからだとしてのみ言葉をくださるなぁということを、すごく強く感じました。
 最後に上條先生が、「ラザロよ!出て来なさい!」というとこからのみ言葉を語ったのですが、本当に感動しました。今回のみ言葉はこれです!と、そのみ言葉を読み出しただけで、本当に心が熱くなって、いや〜、神様が、この二〇一八年に対してすばらしいご計画を持っておられるんだなということを、すごく強く受け止めて感謝しました。
 そして、新年礼拝で順先生を通して、それらすべてがまとめられて、またさらなる新たなる挑戦が語られて、私たちに与えられていることを心から感謝します。
 そのメッセージの最後に、二〇一八年に対する預言的メッセージということをまとめてくださいましたので、今日はまずそこをみなさんでご一緒にお読みしたいと思います。それでは一緒にお読みしていただいて、今年神様が私たちにくださっているものを一緒に受け止めて、そしてスタートしていきたいと思います。

<二〇一八年、預言的メッセージ>

 あなた方は世の光です。どこにも隠れることは出来ません。あなたがたの光を、すべての領域に輝かせなさい。与えられた、霊的戦いの剣を輝かせて戦いなさい。二〇一八年は、全集団が備えをし、世界に攻め上る年となります。
 そのためには、それぞれに与えられた賜物を駆使し、信仰の一致と、知識の一致をめざし、成長しなさい。それはわたしの、壮大なプロジェクトを実現する為に、どうしても必要な事です。  
 今年は、教会に川が流れます。その流れは「聖霊の流れ」です。わたしから流れ出る、水の中に常に浸っていなさい。そこにはいやしがあり、成長があり、繁栄があります。
 聖徒達のいのりは、立ち上る香の煙のようです。そのいのりとは、あなたがたの願いとは別の、わたしの計画を実現させる為のとりなしの祈りであり、それが聖霊のうめきです。そのうめきに耳を傾け、全被造物と共にとりなし、祈るとき、地にわたしの計画は実現します。  
 今まで、不可能だと諦めていた封印を解き、わたしがかつて墓の前で、「ラザロよ。出てきなさい!」と命じたように、不可能に見える領域に対して、宣言しなさい。そのとき、死者が自ら出てくるような、信じられない奇跡が起きます。
 すべての被造物に対し、わたしを賛美するよう命じなさい。それが人類の役割だからです。わたしがゲラサに行った時、レギオンがひれ伏し、わたしを礼拝したように、彼らを捕らえ、武装を解除し、彼らにも、わたしを誉め称えるよう命じなさい。 
 経済の領域に、サタンの王座が存在します。あなた方は不正の富を勝ち取り、神の国の為に用いなさい。金の奴隷となってはいけません。そこにはあらゆる悪しき根があるからです。むしろ、金を捕虜とし、彼らを奴隷とし、神の国実現の為に働かせなさい。そのとき、サタンの王国は破壊し、あなた方の戦いも終わるからです。 
 二〇一八年、わたしの日はさらに近づいています。

 アーメン!感謝します。ということで、すばらしいこの預言的メッセージを神様が私たちにくださったことを心から感謝して、希望を持って、この年も進んでいきたいと思います。
 神様がなさる壮大なリバイバルというこの大きな戦いを一緒に担っていただいて、本当に戦い続けていきたいと思っています。

 さらに続いて、PPHが行われました。一日の夕方四時から早速PPHが行われて、賛美と祈り、コンサート等が行われましたが、その中で今回、全日本リバイバルミッションの、新生リバイバルミッションの発足式が行われました。今まで全日本リバイバルミッションとしての働きがずっと進んで来ましたが、今年の四月から「リバイバルミッション」に改めスタートするということで、そのための発足式が行われて、新しいマークが紹介されたり、そしてそのために働くメンバーが紹介されて、共に祈っていただいて、進む時となりました。
 その時も本当に感動しました。聖霊様ご自身が引き出してくださって、聖霊様の働きがこれから始まるんだということを、すごく強く感じました。
 一九七〇年に日本リバイバルクルセードから始まって、それからリバイバルを求める戦いが、この日本全国で始まり、そしてそれが全日本リバイバルミッションとなってここまで導かれて来たわけですが、私もザワメキの働きをさせていただく中で、今まで全日本リバイバルミッションの賛美部門の一員として働かせていただきましたが、さらに一つとなって戦っていくということで、そのチームメンバーの一人、「サーバントチーム」というのですが、そのサーバントチームに加えていただいて、働かせていただけることを本当に感謝しています。
 そんな中で、一つ、私の中にめぐっていたみ言葉があって、そのみ言葉は第一歴代誌二十九章一節〜三節のみ言葉が今回のこの働きの前に、心にめぐっていました。

『次に、ダビデ王は全集団に言った。「わが子ソロモンは、神が選ばれたただひとりの者であるが、まだ若く、力もなく、この仕事は大きい。この城は、人のためでなく、神である主のためだからである。私は全力を尽くして、私の神の宮のために用意をした。すなわち、金製品のための金、銀製品のための銀、青銅製品のための青銅、鉄製品のための鉄、木製品のための木、しまめのう、色とりどりのモルタルの石の象眼細工、あらゆる宝石、大理石をおびただしく用意した。そのうえ、私は、私の神の宮を喜ぶあまり、聖なる宮のために私が用意したすべてのものに加えて、私の宝としていた金銀を、私の神の宮のためにささげた。』

 これはダビデ王様が晩年、いよいよ天に帰るというその前に語った言葉です。その子ソロモンにその王権が渡されて、そして特にダビデ王様は宮を建設したいという、そういう思いがあったのです。新たなる宮が建設されるために、自分が建設したいんだ!という思いを神様の前に言ったら、神様は「あなたは多くの血を流しているので、あなたではなく、あなたの子を通して宮を建て上げなさい」と語られ、ある意味、次の世代にその宮を建てるという働きが移行されました。
 その時にダビデ王様がソロモンのことについて言った言葉が、「わが子ソロモンは、神が選ばれたただひとりの者であるが、まだ若く、力もなく、この仕事は大きい。」
 ある意味、リバイバルという壮大なこの宮を建てるという働きを先駆者たちが今まで本当に血のにじむような努力と共に戦い続けて今まで来たと思います。

 カウントダウンの時にも少し話したのですが、昨年十一月に北海道に行きました。北海道で十一月二十二、三日に行ったので、きっとまだ雪は降らずに紅葉を見ることができる、そのような季節だなと思って私たちは出かけたのですが、私たちがちょうど到着してその日から、雪が降り始めました。雪の上の運転ってあまり慣れていないので、大丈夫かなと思って行きました。
 そうしたらどんどんどんどん雪が降って、一面真っ白になりました。真っ白になると道路もすべて真っ白なので、センターラインとかサイドラインとか、全く見えなくなるのです。見えるのは中央線の矢印が上のほうにあって、あとは右左に、「これより左に行くと危険ですよ」という矢印があるのです。そんな中で運転することになって、何度も何度も私は間違えながら、停まらないといけない所を行ってしまったり、停まっちゃいけない所で停まったりして、もう本当にいつぶつけられてもおかしくないような、へたくそな運転をしていました。
 ただでさえ緊張しているのに、その上もういろんなことで大変だったのですが、そんな中で、私たちは札幌に宿泊していたのですが日曜日に奉仕する教会が留寿都という所で、峠を越えて二時間ほど向こうの教会に行かないといけないのです。留寿都というのは、スキーでとても有名なリゾート地なのですが、その道中ですごい雪が降ってしまって、なおかつ猛吹雪になったのです。だからもう早めに出て行きました。
 そしてぼそぼそ運転していると、後続車に追い立てられつつも、自分の身を守ることだけで精いっぱいの中、一生懸命運転して行きました。でもある程度スピード出さないと私の後ろがずっと列になってしまうので、それはあんまりだなと思いながら、少しスピードを上げながらだんだん慣らしていったのですが、行けば行くほど雪が深くなって、峠になればなるほどすごい猛吹雪になりました。吹雪ってこんなに先が見えないものなのかというくらい前が見えなくて、昼間なのに、かろうじて前の車のライトが見え、それを頼りに進んでいくのです。もう本当に右も左も真ん中も分からない中で、この辺りだ!という感じで、ずっと運転して行きました。すると、何と、ある場所で、その前を走っていた車が、ひょいっと左に曲がりました。私たちを導いてくれるはずの車がなくなったのです。いや〜いなくなった!どうしよう!だから上と横を見ながら、ここだ!ここだ!何て言いながら、やっとのことで、教会まで無事たどり着きました。
 そんな中ですごく思ったのは、いや〜、先駆者たちの戦い、さぞ大変だっただろうなぁっと思いました。前も見えない道を進まなければならないんですよ。そんな所を戦わないといけない、いや〜、先駆者たちの戦いは、本当に私たちが思っている以上に過酷なものだったのかもしれません。明牧師はよくサインをしてくださいといわれると、よく「忍耐」とサインしていました。そりゃぁリバイバルの戦いには「忍耐」が必要なんだろうなと、今になってやっと、その先駆者たちの戦いのハードさに気づかされています。

 私たち今回、サーバントチーム選ばれて、さぁこれから新しい戦い、おまえたちやれ!と言ってくださって、さぁやらなければいけないわけですが、このみ言葉通り、神に選ばれた者のひとりではあるが、まだ若く、力もなく、この仕事は大きい。神様がこれからしようとしていること、それは大きな働き。そして私たちには力がないというのは神様も分かっている。
 やっぱり器は器だと思うのです。過去の偉大な主の器たちは、それは大きな器だったと思っています。だから誰かの真似をしようと思って、「あの人みたいに!」とやったって、器の違いは器の違いなので、やっぱり本当にそれぞれの身丈にあった働きを神様はさせようとしておられると思うのですが、でも主はそのような一人一人を選んで、これからのリバイバルのための働きを進めておられるなということをすごく感じました。
 ですから、このリバイバルという壮大な建物を、神様は「わたしが建て上げる!」と、おっしゃっておられるなと、すごく感じました。

 そして、このみ言葉が第一歴代誌の二十九章ですが、その次が第二歴代誌に入るのですが、第二歴代誌一章一節を読むと、こう書いてあります。

『さて、ダビデの子ソロモンは、ますます王権を強固にした。彼の神、主は彼とともにおられ、彼を並みはずれて偉大な者とされた。』

 と書かれています。神様がこれから与えようとしておられるリバイバルは、並外れて偉大なものなのです。偉大な、大いなる業をされようとしていると信じて、この教会一つとなって戦っていきたいと、本当に心から願っています。
 ぜひ、そのためにお互いに祈り合って、このリバイバルミッションの働き、プレイズ出版の働き、また新城教会の働きが祝福されるように、お互いに思い出した時にはぜひ祈り合っていただきたいと思います。

 私も昨年いろんな所に行かせていただいて、どうしてもこの教会を開けることが多かったので、申し訳ないなと思いながら、ある教会に行ったら、一人の牧師先生がこう言いました。「あんた牧師だろ。」と言われて、「はい、そうです。」「牧師だったら教会員のことちゃんと覚えていなさいよ。」と言われて、「はい、分かりました。」
 それで、「教会員の名簿くらい持っているだろうね?」と言われて、その時、名簿持っていませんでした。ちょうど一年くらい前です。「それでは駄目だ!」と言われて、でもそれ神様の言葉だなと思って、早速名簿を用意して、旅先で祈るようになりました。お一人お一人、七百人くらいいるのですが、だから一人一人祈っていくと、すごい時間かかるのです。
 でも、祈りってすごいなと、毎回感じています。いろんな場所で名簿を開いて祈っていくと、お一人お一人とすごく近くに感じるのです。そして、あぁこんなに祈られているんだと、祈ると逆に祈っていただいている、そんな愛をすごく強く感じて感動しています。いや〜これからのリバイバルの働き、本当に祈り合って、そしてこの壮大な神の宮を建て上げるために、岡本先生も語っておられましたが、一致して、本当に一つとなって、この神の国を建て上げる、そのために働いていかなければならないと感じています。それは「誰かがやってくれるから、私たちは陰ながら応援します」ではなくて、これからのリバイバルは誰かがやるのではなくて、私たち一人一人がしなければいけない、そんな時代に来ているのではないかと思います。

 そのリバイバルミッションのサーバントチームが集められた時も、その時、司会をリードされていた順先生が、「この人たちだけがチームじゃなくて、あなたがた一人一人がそのメンバーです。」とおっしゃってくださいました。神様がこれからしようとしておられるリバイバルは今までのように、ある意味、カリスマ的な大きな器のどーんっとした人たちが前を走って、その人の後ろに隠れながら行ったらなんとかなるかなとか、そういったものではなくて、私たちひとりひとりが働かなかったらいけない時に来ていると、そんなふうに思っていますので、是非、私たちひとりひとり、主によって託されたそれぞれの働きを全うしていきたいと願います。ご自分の祈りがどこまで大きな力になるかということを、そのことをあんまり小さく見ないほうがいいのかなと思います。
 みなさんが何気なく祈っている祈りが、どれだけこのリバイバルの働きを支えておられることか。また新城教会に与えてくださっているリバイバルという計画が、ただこの新城教会が祝福されて、少し大きくなって恵みをいただいて、これで安泰だというところを目指しているわけではないので、日本、アジア、世界の大リバイバル、本当に世界そのものを変えるための戦いのために、イエス様が立ち上がってくださって、霊的戦いというものを与えてくださり、そして剣を与えてくださったので、私たちに与えられたそれぞれの剣をかざして戦わなければならない、その兵士として選ばれたお一人お一人であるということを信じていただければと本当に心から願っています。そうです。私たちは、世界の光なのです。そして、その光は隠すことができないのですが、私たち一人一人の存在そのものが世界の光なのです。
 
 リバイバルミッションの新しいマークができました。今日、後ろのカウンターにシールがあります。PPHに来られなかった方、ぜひお持ち帰りいただいて、どこかに貼っていただいてお祈りいただければと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 また、お祈りいただきましたザワメキドイツ、先月のことになってしまいましたが、お祈りいただいて、心から感謝します。神様が確かに導いてくださった働きであったことを、すごく強く感じました。行く前に今までになく多くの方々が、「祈ってます!」と言ってくださいました。それが身近な教会員のみなさんはもちろんなのですが、全国のあっちからこっちから、メールであったり、献金が送られて来たりして、「ドイツのために祈っています!」と言ってくださったのです。最初はザワメキとドイツ、なんの関わりがあろうと、思っていたのですが、神様が開いてくださったこの働きというのが、いや〜、私たちが思っている以上に神様の計画というのはあるのかなと、すごく強く思いました。
 特に、昨年の五月にスペインに連れて行っていただいて、そしてそこでザワメキも奉仕させていただいて、スペインでの奉仕、すごく祝福されたのですが、その時に私に与えられた一つのみ言葉がありました。そのみ言葉も以前、この礼拝でご紹介させていただいたのですが、第一歴代誌四章十節、

『ヤベツはイスラエルの神に呼ばわって言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあり、わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてくださいますように。」そこで神は彼の願ったことをかなえられた。』

 ヤベツの祈り、とても有名なみ言葉ですが、このみ言葉が与えられて、彼は「私を祝福してください」とヤベツは祈ったので、別に個人的にも祝福そのものは神様から沢山いただいているので、このみ言葉はいいかなと私の中では思っていたのですが、でもヨーロッパに行って、そこで主が語ってくださいました。「あなたの地境を、リバイバルの地境を広げる。」リバイバルという働きをこの新城教会に託して、そのために働き続けたけど、リバイバルは、アジアだけじゃないんだぞ!このヨーロッパもあるし、世界の隅々までわたしはリバイバルのためにその剣を与えているんだよと、神様は語ってくださった気がしました。そんな中からドイツへの道が開かれました。

 少しだけドイツの時の写真をご紹介させていただきたいと思います。

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 最初ドイツの首都ベルリンから集会が始まりました。飛行機はフランクフルトに着いたのですが、フランクフルトからベルリンまで、四時間くらいの電車の旅だったのですが、ベルリンに行って、最初の集会がこの集会でした。
 ベルリンの日本人の家庭集会、六人くらいのメンバーの方々が今回のザワメキを受け取ってくださって、その家庭集会の中でコンサートをするくらいのレベルかと思ったら、そうではなくて、それがなんとドイツ人の教会での集会となりました。ノンクリスチャンの方々を含めて、日本人の方は二十名くらい来てくださっていました。そしてドイツ人の方々は何人来るか分からないと言っていたのですが、なんと五十人くらい来てくださいました。本当にどこから来たのか分からないくらい来てくださって、その家庭集会の代表の方も、「会場になった教会の人がもっと来るかと思ったら、あまり来なくて、残念だった。」とおっしゃっておられましたが、でもたくさんの方が来てくださいました。

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 今回、この左の方がソプラノ歌手の方で私たちを助けてくださいました。この写真では、証しの通訳をしてくださっているのですが、今回、証しもメッセージも、一言一句原稿にしてくださいと言われて、お送りしました。ですから、私たちが話したことを一言一句そのまま、ある意味で読むような形になったのですが、でもこの中にも聖霊様が働いてくださって、すごく祝福されました。ある意味、このソプラノ歌手の方がドイツの働きを大きく開いてくださったお一人でした。

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 これは私がメッセージをしている所ですが、私のメッセージを通訳してくださっている方は生粋のドイツ人で、そして日本語分からないのです。だから私が何を言っても、原稿通りに言ってくださるのですが、でもその中で聖霊様が働いてくださるものかなと思ったのですが、働いてくださって、本当に祝福されました。
 そもそも、ドイツ人、みなさんはどういうイメージを持っておられるか分からないのですが、私はドイツ人のイメージ、そんなに近い存在ではありませんでした。どちらかというと、ちょっと冷たいのかなと思って、しかも街を歩くとみんなでっかいのです。本当に大男ばかりで、みんな悪役というような顔をしているのです。
 私たちはちょっと時間があったので外に出て、パンに挟んだフランクフルトソーセージを食べに行ったのです。それでそこでお店で働いている人たち、みんなでかい。その中の私、ちびっ子ですよ。もともとチビはチビだけど、向こうに行くとますますチビで、「これください。」と言うと、ホォ!と、くれるのです。そしてそこを見ていたら、いろんなドイツ人が来て買いに来るのですが、来る人もまた大きく、おまけに来る人も悪役、売る人も悪役というか、いや〜このドイツ人と果たしてうまくいくかなぁと思ったら、実は、それがすごく温かくて、この集会、本当に温かな集会でした。ドイツのみなさん、こんなに温かいんだと感じた集会でした。
 一曲だけ「主の愛が今」をドイツ語で一生懸命歌いました。歌い終わったら、全体になんとも言えないどよめきが起こって、最後終わった後は、いつまでも拍手が鳴り止みませんでした。

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 これは一生懸命、そのドイツ語で歌っているところです。

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 これは終わった後の、日本人の方々との交わりの食事です。最初、私は、みなさんクリスチャンかなと思っていました。みなさん親しい感じで、「すごく良かった!恵まれた!」みたいな感じで言ってくださるので、みんなクリスチャンだろうなと思ったら、クリスチャンの方は六人だけで、あとの方はノンクリスチャンで、一番前の左の方は、実は赤旗新聞の新聞記者でした。その方が来てくださって、「よかった!」と言うのです。以前、ザワメキの集会が神奈川県で行われた時、一人の共産党員のおばあちゃんが来られ救われて変わったのです。そして洗礼を受けたということがあったので、その話をしました。すると彼は何と言うかと思ったら、「それは良かったですね!」と言っていました。ぜひ、彼が救われるように祈っていただければと思います。

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 そして、この私の右にいる女性の方が今回の働きを中心的に助けてくださった方で、ここはベルリンの駅なのですが、ベルリンの駅のすぐ真ん前が国会議事堂です。ですから国会議事堂で、その地のために!と、本当に一生懸命祈りました。今、EUがすごく揺れ動いていて、その中でがんばってきたのがある意味でドイツでした。ドイツの中でも反政府的な動きが起こって、特に移民を受け入れないというような、そんな動きが活発にされているような中であったので、そのためにも一生懸命祈ったのですが、このはじめてお会いしたこの方とも、すごく霊的に通じ合うのです。

 そもそも最初、ソプラノ歌手の方が私たちの働きを受け止めてくださって、ぜひやりたい!と言ってくださいました。しかもその方まだバプテスマを受けて半年という、クリスチャンになられて間もない方でした。だから大丈夫かなと思ったのですが、あらかじめ今回のメッセージを送ってくださいと言われて、お送りしたメッセージが、思いっきり霊的戦いのメッセージだったのです。その霊的戦いのメッセージをお送りして、果たしてどういった反応が来るかなと思ったら、すごくいい!本当に恵まれる!と言って来てくださっていました。そして現地にてお会いしていろいろと話し出したら、こう言うのです。「今回、この働きが本当に神様からの働きであることを確信している。」と言うのです。何かそれは一つのことがあったというのです。何があったんですかと聞いたら、夢を見たというのです。
 私たちが行く前に夢を見て、そのソプラノ歌手の方が、そもそも歌を歌って、ベルリンでがんばって活躍しておられる素晴らしい方なのです。その方の所に夢で現れたのは、なんと寺の僧侶が現れたというのです。その方の実家の坊さんで、すごくある意味、好きなお坊さんだったというのです。そしてそのお坊さんが現れて、すごく鮮明な夢で、何をしたかといったら、彼女の肩に手を置いて、「あなたはもう歌を歌わないほうがいい」と言われたというのです。「あなたの歌で人がどれだけ傷ついているか分からない。」と言われて、そしてしかも、「あなたのこれからの働きは、歌をやめて、バーで男の人に酒を汲んで男の人の愚痴を聞くことをあなたの仕事にしなさい。」と言われたんですって。それがあまりにも鮮明だったので、何コレ!と思って夢から覚めて、これはサタンの挑戦だと気づき、「今回の働き、すごい働き!日本からリバイバルという働きのすごいチームが来るんだ!」というのが、分かったというのです。
 そんな中で開かれた、このベルリンの戦い、確かに神様が開いてくださって、首都ベルリンにおいて日本人の方々も本当に喜んでくださって、またドイツ人の方が「こんな形で福音って伝えられるんだ!」と、すごく喜んでくださったと言われていたそうです。特に家庭集会の責任を担ってきた方は、自分の通っているドイツ人教会で、日本人による、今回のような働きが起こされるようにと、十年間祈って来たそうです。「その祈りが形になりました。」と、つい先日ご連絡くださったりしました。さらに、ドイツはこの冬季は日が暮れるのが四時前くらいに真っ暗になってしまうので、私たちの集会、六時からだったのですが、来る人たちが、「来て少し出て帰るからね。」と言って、入って来たらしいです。だから六時から始まって、六時半くらいには帰ると言っていた方が終わりまでみなさんいらっしゃったんですって。それで、いつもは集会が終わると必ず一言二言不満を残すらしいのです。「この集会は、ちょっとここはまずかったから、こうだからこうしなさい。」みたいなことを主催者に言って、帰って行く人たちが毎回いらっしゃるそうなのですが、来たみんなが、「良かった!」と言って帰ってくださったという、そんなことをお聞きしました。
 神様がある意味、新しい扉を開いてくださった時だったなと思って感謝します。

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 これはハンブルクです。ハンブルクの教会。ここの教会はハンブルクのドイツ人教会なのですが、牧師先生は、ブラジル人。PAをしてくださった方はイラン人というような、ちょっと不思議な教会でしたが、ここにも日本人のノンクリスチャンの方がたくさん来てくださいました。

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 この真ん中にいらっしゃる方が、誰かというと、山口長老の息子さんのです。スペインに行った時にはマドリードの空港で出迎えてくださったのですが、なんと今回、ドイツのハンブルクに職場が変わって、そこで私たちを迎えてくださって、本当に祝福されました。もう彼が本当に燃えて、ハンブルクに赴任してまだ三ヶ月くらいなのですが、奧さんと共に通っているフィリピン系の教会で、奥さんはソングリードをして、彼はそこで奏楽の奉仕をしているということで、すごく燃えておられました。

 そして左三人は見覚えのある顔かと思うのですが、この三人がわざわざ日本から駆けつけてくれました。自分で交通費をはたいて、仕事を休んで、わざわざ来て、彼らはこの前日にフランクフルトに着いて、四時間くらい、朝一に電車に乗って、ハンブルクまで来て、集会に出て、そして帰って、その日のうちにフランクフルトに帰って、次の日はフランクフルトの集会をして、そして最終日の月曜日には帰国するという、本当に超過密というか、何も楽しめないじゃないかというような、申し訳ないなと思ったのですが、ただ彼女たちが来てくれて本当に良かったです。
 主の戦いを戦いというのは、私たち二人でもがんばっていますけど、彼らが来てくれただけで、なんか本当にそこに神の国の訪を感じました。しかもこの日の集会、暖房入っているんですけど、思いっきり寒いのです。寒々しいのです。もし二人で歌って帰って来たら、いや〜あの寒くて大変な集会だったなと、消耗して帰ったと思ったのですが、彼女たちが居てくれたおかげで、もう楽しく、本当に勝利の内に帰ることができて本当に感謝でした。

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 そしてこれはフランクフルトの日本人教会での集会です。普段は十五、六人の礼拝だということだったのですが、クリスマス特別集会ということで、こんなにも、八十人くらいの人たちが集まっていました。

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 これは最後の記念撮影ですが、八十名以上の方が来てくださって、この中も本当にクリスチャンでない方がたくさんいてくださって、大きな恵みでした。
 今回、いろんな奇跡がたくさんあったのですが、一番前列の右から二番目の方が、イスラエルのツアーのガイドのクニコさんという方で、ザワメキが行く度にツアーをしてくださっていました。ユダヤ人のご主人をもった方なのですが、ご主人が亡くなって本当に悲しみのどん底にある時にザワメキがイスラエル旅行に行くということで、そこから立ち直って、なんとちょうど一年前に、この教会で洗礼を受けたという、私たちは知らずにそこに行くことになったのですが、彼女ともお会い出来て、洗礼を受けて全く別人のように輝いておられて感謝でした。

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 最後に一枚。ちょうどこういったクリスマスマーケットの季節だったので、街は本当に綺麗でした。少しの時間だけだったので、後から来た三人の子たちにとって申し訳ないなと思ったのですが、こんな美しい街並みを見ることができて、向こうの素晴らしい景色を見ることが許され本当に感謝でした。みなさんのお祈りを心から感謝します。
 これらすべて、ただ神様がこれから霊的戦いという働きを世界に進めるよ!という、みことばの一つの実現かなと思っています。ありがとうございます。
 主は、大いなる業を、この新城のみならず、アジアと、また全世界に、これから広げてくださると信じています。

 もう一つ、私に与えられたみ言葉をご紹介します。エゼキエル書三十八章七節〜九節、

『備えをせよ。あなたも、あなたのところに集められた全集団も備えをせよ。あなたは彼らを監督せよ。多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の民の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみな安心して住んでいるあなたは、あらしのように攻め上り、あなたと、あなたの全部隊、それに、あなたにつく多くの国々の民は、地をおおう雲のようになる。』

 このみ言葉が今年に向かって与えられたもう一つのみ言葉でした。特に、「備えをせよ」というところが、私の心に響いています。このみ言葉の流れとしては敵に対して語っている言葉なので、どう受け止めていいものかなと思いましたが、「備えをしなさい」ということをすごく強く語られたので、私は本当にリバイバルのためのさらなる備えをしていきたいなとすごく思っています。

 この新城教会にとっての祝福の一番の原動力は祈りだと思います。祈り続けたゆえの祝福が今ここにあって、それが広がっているのですが、私は、中高生の礼拝が月一でCKワーシップという集会の中で昔の話をしました。子どもの頃に、この新城教会で毎週早天祈祷会があったという話をしました。その頃は早天祈祷会が毎朝行われていたのですが、だいたい五時半〜六時半くらいまで。それが、この曜日は青年会、この曜日は壮年会、この曜日はどこどこと、決められた時期がありました。私はまだ小さい子どもの頃だったのですが、土曜日が子ども会の番だったのです。その頃、私と岡本家の末っ子、岡本義弘という、私の親友がいるのですが、彼と毎週出ていました。いい子でしたね。毎週早天祈祷会に出る小学生でした。その時はどこで寝るかというと、今は亡き、私の母や岡本キヨさんが早天祈祷会をするその部屋に布団を敷いてくれて、彼と二人で寝るのです。そして朝起きると、私の父たちは必ず早天に来るので、「おい、早天だぞ。」と起こされて、そこで起きて、お祈りをしました。小さい頃からお祈りしてというのを、毎週やったのです。
 いや〜、あんな時代があったんだなぁと思って、私はそのことを以前、CKワーシップで話したら、うちの娘がそのことで、「えー!すごいじゃん!お父さん!そんないい子だったの!じゃぁ私もやる!」ということで、実は彼女、この一年間くらい、毎朝、日本にいる時は、土曜日にここで早天祈祷会を始めるようになりました。がんばっているなと思ったのですが、実は、昨日の土曜日、私にとって何もない土曜日という、教会の普通の業務だけで、他の奉仕がない、山に行ったりザワメキがないというのは、半年ぶり以上だったので、娘がどんなことをしているのかなと思って来て、私は一緒にお祈りしました。今週の土曜日。
 そうしたら、他の青年たちも、全部で、私を除いて、四人来てくれて、青年たちが一生懸命祈っているのです。「おー!主よ!リバイバルを!」と。いや〜、リバイバルのための原動力はやっぱり祈りなので、この年、もう一度祈りの中に新しい火が点いたらなとすごく思いました。

 神様の選びってすごく不思議だなと思うのですが、何か特別できるからどうこうではなくて、祈りの火が注がれた時に、祈りによって変わっていく人たちってすごくいるので、そんな中で神様が引き出してくださって、私のために働きなさい!と、される時が来るのかなと、そんなことを思っています。
 私は若い頃、あの頃はよく祈ったなという時期がありました。まだ独身の頃、休みがあると何をしていたかというと、よく県民の森に行って、一日祈って帰って来るということをよくしていました。おにぎり作って、県民の森に行って、山に行って叫んで祈って、そして山の上で昼寝して、がーっと寝て、そして目覚めて、また祈って、そして帰って来るという、不思議な青年時代が私の中にあったのですが、今思うと神様がそうさせてくださって、主は備えてくださったのかなと、そんなふうに思うのですが、もう一度、リバイバルのために備えるために、私たちに祈りをもって備えるように神様はおっしゃっているのかなと、すごく思います。
 みなさんのそれぞれの時間の中で、今まで以上に、主にリバイバルのために戦って祈る、その祈りをし始める時に、神様は業を起こしてくださると思います。

 先日、中学生の一人の兄弟が私の所に来て、こう言いました。その兄弟はこの地元の兄弟なのですが、礼拝でいつも聞いているのかな?聞いていないのかな?という感じで座っているのですが、彼が突然こう言いました。「ねぇこの間、順先生がメッセージしていたけど、この辺で血がいっぱい流されたら。その流された血の分の血を流さんといかんだら。どうしたらいいの?一万六千人だよ。どうしたらいい?」と、そう言って来ました。一万六千人。確かに設楽原の戦いで血が流され、ここで一万六千人の血の呪いがこの地に来てしまった。どうしたらいい?
 「それはな。イエス様はな、そのために十字架にかかって死んでくれたので、イエス様の十字架の血潮をこの地で宣言したらいい!」を言ったら、「あ、そう!」と言って、この間、彼と一緒に祈りに行きました。しかも教会のスタッフの祈り会の、電話でつないで祈る時に、彼一人潜り込んで入ってくれて、「一緒にいること、スタッフのみんなに言っていい?」と言ったら、「言っちゃ駄目!僕がここにいることは言っちゃ駄目!」と言って、一緒に祈って、二時間半くらいですが、ずっと彼が祈っているのです。祈り終わって、あまりにも長かったので悪かったなと言ったら、「いや〜ありがとう。」と言うのです。「なにが?ありがとうはこっちの台詞だ!」と言ったのですが、「いや〜、本当に良かった!ありがとう!」と、颯爽と去って行きましたが、本当に神様が、子どもたちから、青年から、お年寄りに至るまで、祈りを持って備えるようにと、この年主は語ってくださっていると信じています。

 ですから私たち、さらに、主に祈りの器とさせていただきたいなぁと思います。マタイ二十五章一節~四節、

『そこで、天の御国は、たとえて言えば、それぞれがともしびを持って、花婿を出迎える十人の娘のようです。そのうち五人は愚かで、五人は賢かった。愚かな娘たちは、ともしびは持っていたが、油を用意しておかなかった。賢い娘たちは、自分のともしびといっしょに、入れ物に油を入れて持っていた。』

 賢い花嫁と愚かな花嫁について語られていますが、イエス様が来られる、花嫁が来られるという時に、そのともしびに油を持っているとイエス様が帰って、さぁ来た!という時にお迎えできるのです。
 しかし愚かな花嫁たちは、油を満タンにしておられませんでした。それゆえ、イエス様が帰って来られた時に、私はあなたを知らないと言われてしまったのです。私たちは絶えずそれぞれの器に油を満たしておかなかったらいけない、そういった備えをしなかったらいけないと思っています。
 明牧師がよく書いたもう一つの言葉の中に「油断」とよく書いていました。どきっとする言葉ですね。「油断するなよ。」本当に「油断」だの、「用心」だの、結構厳しい言葉を書いていましたが、やっぱり油断という言葉は、油を断つと書いてありますので、私たちが油を絶やすことなくこの年、主のくださったリバイバルの大きな、壮大なご計画をまっとうするために働き続けていきたいと思います。

 最後にもう一つだけみ言葉をお読みして終わりにしたいと思います。イザヤ書二十七章六節、

『時が来れば、ヤコブは根を張り、イスラエルは芽を出し、花を咲かせ、世界の面に実を満たす。』

 このみ言葉は、今回のドイツの宣教の中で与えられたみ言葉ですが、本当に世界に実を満たす働き、時が来たら必ずなる。遅くなってもそれを待て!必ず来る!というのが、神様からのみ言葉ですので、そのことを信じて、この二〇一八年、神様がくださったこの年にある神様の計画を受け取るために、一つになって、主のために戦っていきたいと心から願います。一言お祈りさせていただきます。

 ハレルヤ。愛する天のお父様。あなたのすばらしい御名をあがめて、心から感謝します。主がこの二〇一八年、すばらしい年を私たちにお与えくださったことを心から感謝します。あなたこそが私たちをリバイバルへと導いてくださるお方であることを、心から感謝します。私たち、そのために、良き備えをすることができるように、助け、守り、導いてください。
 この教会がひとつとなって、このリバイバルという、この壮大な神の宮を建て上げる、そのような働きをすることができるように助けて守って導いてください。そして、世界の光として輝く年としてください。そのために備えさせてください。
 今日の時を心から感謝します。今すべての栄光を主にお返しし、尊き主イエス・キリストの御名によって、この祈りを父なる神様の御前におささげいたします。アーメン。