「2020年。さあ、約束の地へ」

  • 2019年12月29日(日)

新城教会牧師 滝元開
ヨシュア記1章1〜7節

『さて、主のしもべモーセが死んで後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げて仰せられた。「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。あなたがたの領土は、この荒野とあのレバノンから、大河ユーフラテス、ヘテ人の全土および日の入るほうの大海に至るまでである。あなたの一生の間、だれひとりとしてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ。ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行なえ。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。』

 七十時間のリバイバル大会が、今朝九時から始まりました。七十時間、実はぶっ通しでの賛美集会を計画しようかと思っていたのですが、この新城教会の様々な最近の大きな戦いの中で、今回は七十時間は無理かなと思って、自分的にも心が萎えたところがあったので、これはできないかなと思っていたのですが、一応そのことはもう三ヶ月くらい前にスタッフ会で投げかけていました。
 そして私が諦めた頃に、四元雅也先生が「七十時間、どうするんですか?」と、もう無理かなぁと思ったら、「せっかく投げかけられたものは私は考える。」と言って考えてくださって、結局今日から金曜日まで七十時間、夜は寝られるシステムで一日だけ、十二月三十一日から一月一日までは夜通し歌いますが、そのような時間が与えられたことを心から感謝しています。

 新城教会にとって特別な年を迎えようとしていると思います。特に宣教開始から七十周年という、本当に大きな節目の時を私たちは迎えています。特に七十年というのは、聖書を見るとバビロンの捕囚から解放されたという、解放の宣言の年です。エレミヤ書二十九章十節に、

『まことに、主はこう仰せられる。「バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにわたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの所に帰らせる。』

エレミヤが語ったことばです。これに続いて語られるみことばがとても有名なみことばで、「将来と希望をあなたがたに与える」といった、そのみことばですが、これが、私たちの、教会の七十周年に対する神さまがこれから与えようとしておられるみことばであることを信じて進んでいきたいと思います。

 そしてもう一つは、リバイバルミッションが始まって五十周年。これもまた五十年というのがとても意味のある年です。レビ記二十五章十節、

『あなたがたは第五十年目を聖別し、国中のすべての住民に解放を宣言する。これはあなたがたのヨベルの年である。あなたがたはそれぞれ自分の所有地に帰り、それぞれ自分の家族のもとに帰らなければならない。』

 ヨベルの年、神さまは六日間でこの天地万物を造られて、七日目を休まれましたので、六年間土地を使った後、一年間は休ませることをしていました。そして七×七のプラス一年目がヨベルの年ということです。
 「ヨベルの年とは、七年ごとに土地を休ませる安息日が七回めぐった次の年。つまり第五十年目の年を指します。」とありますが、五十年目のヨベルの年と、七十年目のバビロンの解放というのが重なったこの年ですので、すごく大きなご計画があると思いますので、是非それに向かって、七十時間賛美し、またみことばが語られますので、是非ご参加いただければと思います。

 先ほどは、頌君とミコさんが素晴らしい賛美をしてくださいましたが、今晩夜六時からは七十周年の記念の集会がありますが、その中でコンサートをしてくださいますので、是非そのためにもご参加していただければと思います。

 七十周年の賛美の集会ですが、このようなスタンプラリーというのが今回なされています。非常口の手前の所に置かれていますので、参加したところのスタンプを押していただくと、二十時間歌うとヘブンズアイスシングルゲット、二十時間歌って二百円かよと思うかもしれませんが、四十時間歌うとヘブンズアイスダブルゲット、五十時間だと雲の柱五百円クーポンゲット!そして六十時間歌うと雲の柱千円クーポンゲットですね。そしてなんと全部制覇すると雲の柱二千円クーポンゲットです。
 そしてもう一つお知らせがあります。北インドのリバイバルツアーのチラシがあります。ヒマラヤミッションパート二ということで、北インドのツアーのチラシをお配りさせていただきました。もう来年の三月ですので、是非ご参加いただければと思います。
 被造物と共に主を賛美しよう!ということで、これは今年ダラムサラに行った時のヒマラヤの姿です。

 これ昨年行った時には、このヒマラヤの上に行って賛美をしました。是非体力に自信のある方と主が行け!とおっしゃった方は、是非一緒に行っていただければと思います。昨年はここで賛美をした後に羊が現れるという大きな奇跡を見ました。そしてヒマラヤの麓で心から賛美をするという、そのことがなされますので、是非ご参加いただければと思います。
 ダラムサラという所がここになりますが、今回はダラムサラともう一箇所に行きます。実はこの場所に行きます。

 アムリトサルという場所ですが、この場所に行って賛美します。世界のリバイバルが起こされるようにと、そこにある暗闇の支配が砕かれるように、そんな願いでずっと世界宣教の働き、進められていますが、是非お祈りいただいて、ご参加いただければと思います。
 ここはどういった場所かというと、こんな場所です。

 シーク教という宗教の総本山がある所で、黄金の寺院という、とても有名な所らしいです。インド人というと、昔々カレーライスの宣伝で「インド人もびっくり!」と言ってターバンを巻いた人が出てきたところから出た言葉がありますが、最近の人は分からないと思いますが、インド人というとどういうわけか、このターバンを巻いた人がインド人だと日本人は皆思っているのですが、ターバン巻いている人はシーク教徒だけなのです。その本拠地に行って今回は賛美するということになっていますので、是非、主に「行け!」と言われた方は速やかにお申し込みいただければと思いますので、よろしくお願いします。

 七十時間のリバイバル大会、ずっと続いていきますので、是非ご参加いただいて、共にこの日本のリバイバルとアジアと全世界のリバイバル、七十年をかけた大きな戦いだと思いますので、是非心をこめて、少しでもいいのでそこに参加して、リバイバルのために賛美していただければと思います。
 今日の午後と明日はホールで歌います。その後、また会堂に来て行われます。毎年行われていますカウントダウンの礼拝もこの賛美の中でなされます。今年は七名のメッセンジャーが立てられます。主任牧師であられる順牧師の他の牧師たち五名+二名の男性スタッフがみことばを取り次ぐということで楽しみですね。そして新年を迎えるという流れになっておりますので、是非ご参加いただきたいと思います。

 さらに、皆さんにお祈りいただいたザワメキ十三のレコーディングのことをここでお話しさせていただいていないので、手短にご報告させていただきたいと思います。本当に皆さまのお祈りに支えられて、その働きが主のみ手の中で進められたことを心から感謝します。
 今回、レコーディングに先立って詩篇六十六篇一節〜二節のみことばが与えられました。

『全地よ。神に向かって喜び叫べ。御名の栄光をほめ歌い、神への賛美を栄光に輝かせよ。』

このみことばが主から与えられて、終わりの時代のリバイバルのために、賛美を栄光に輝かせなさい!というのが、今回のザワメキ十三のCDに対するイエスさまからのメッセージでした。
 それが、ただ神さまへの賛美を栄光に輝かすというところだけにとどまるものではありませんでした。本宮山の上で祈っている時に主が語ってくださったのが、以前もここで少しお話しさせていただきましたが、天地創造以前の話だと私は思っていますが、神さまのみ前で賛美をささげていた存在、天使がいました。その天使長であるルシファーが心から神さまに賛美をして礼拝をしていました。
 「ルシファー」というのはどういう意味があるかというと、「光を運ぶ者」という意味があるのですが、その光を運ぶ働きをしていたルシファーは、神さまに賛美をささげる役割を果たしていましたが、エゼキエル書を見ると、彼の存在は「美の極み」と書かれています。神さまに最も近い所で、神さまのみ顔を仰いで、神さまに賛美する!という、すばらしい栄光に満ちた賛美がささげられていました。
 しかしそのルシファーが神さまの栄光の横取りをしてしまったのです。そしてルシファーは琴の音と共に地に落とされたのです。このことはイザヤ書に書かれていますが、神さまが今回のレコーディングの中でおっしゃったのが、私に語られたのが、「あの時、ルシファーがわたしにささげていた賛美以上に、賛美を栄光に輝かせなさい!」というのが主からのメッセージでした。
 ですから、今回のレコーディングは、あまりにも壮大で大きな主のご計画でした。だから、これは私たち人間の力ではどうにもならないなと思ったのですが、私たちの思いを遥かに越えた祝福を持って主は導いてくださいました。

 そもそも、今回のレコーディング、ロサンゼルスでさせていただきましたが、二〇〇六年に初めてロサンゼルスでレコーディングをした時に与えられたみことばが、イザヤ書十三章二節〜三節、

『はげ山の上に旗を掲げ、彼らに向かって声をあげ、手を振って、彼らを貴族の門に、はいらせよ。わたしは怒りを晴らすために、わたしに聖別された者たちに命じ、またわたしの勇士、わたしの勝利を誇る者たちを呼び集めた。』

 それ以来、賛美の器がその時に集められて、ロサンゼルスへのレコーディングへと導かられ、そこに世界の中でも最高峰と言われるミュージシャンたちを、主が集めてくださって、そのみ業がなされました。
 五節を見ると、こんなみことばがあります。

『彼らは遠い国、天の果てからやって来る。彼らは全世界を滅ぼすための、主とその憤りの器だ。』

というのです。やっぱりこの世界はサタンの支配の中にありますので、その悪が満ちてしまったところに対して、主の憤りの器、その悪に対しての憤りの器が集められて、しかもそれを賛美を持って闇の力を砕くという働きがスタートし、そして今回も、その主の働きをさせていただいたことを心から感謝します。

 では、今回のレコーディングの写真を少しお見せしたいと思います。

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 これが今回行ったロサンゼルスのレコーディングのスタジオです。実は今回一つのスタジオでレコーディングすることになっていたのですが、私たちが行く三日、四日前に突然連絡があって、それはシーラ・Eという世界的なパーカッションと歌を歌われるいわゆる世界的なミュージシャンがいるのです。
 日本だとあまりシーラ・Eと言うと、「しらいさんですか?」と言われるのですが、白井さんではないのです。日本だと松田聖子と言えば誰でも知っている、そういったスター的な方です。今回はその方のホームスタジオで今回レコーディングをする予定でした。
 しかし三日、四日前に突然メールがあり、ヨーロッパツアーから帰って来たらスプリンクラーの調子が悪いか何かで、スタジオが水浸しになって使えなくなったと言って、急遽、ミュージシャンの方々が探してくださったレコーディングスタジオがここでした。トトというバンドがありましたが、そのメンバーのスティーブ・ルカーサーという方が持っておられた伝説のスタジオで、すごく音の良い場所でした。

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 ドラマーはザワメキ十二から参加してくださっています、この方です。ジョン・ロビンソン。世界一のドラマー。本当に素晴らしい方です。命がけで今回も戦ってくださいました。すごいセットを持ち込んでくださいました。

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 そしてベースは、アレックス・アルさん。この方は二〇〇六年から助け続けてくださっています。本当にベースだけで七本くらい持って来ていました。その内、今回は五本くらい使ってくださったのですが、ここまでやるかというくらい本当に皆さんがんばってくださるのです。

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 そしてギタリストのお一人は、ディーン・パークスという方ですが、この方も本当に伝説の方で、世界中のビッグアーティストのレコーディングをサポートしてきたという、そういった方で、世界一アコースティックギターが綺麗だと言われる方です。

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 そしてもう一人のギタリスト。ポール・ジャクソン・ジュニアという方です。この方も実は二〇〇六年から助け続けてくださっています。本当に惜しまずにこの働きを進める!と、そこまでしてくださるかというほどに皆さん頑張ってしてくださいました。

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 そしてピアノの方はデイヴさんという方で、「風に助けられて」の時から助けてくださっていますが、この方も惜しまないで、ピアノにキーボードにオルガンにと本当に素晴らしいサウンドを作り上げてくださいました。

 ですから今回、シーラ・Eさんが、そこのスタジオを使うことができなくて、しかも、すごくお忙しい方なので来られないなと思っていたら、突然現場に来てくださいました。そしてこの働きを助けてくださいました。

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 実はこれから、そのシーラさんのパーカッションのデータがアメリカから届いて、その後、ミックスダウンなどがありますので、「いつ出るんですか。イライラするな。」とおっしゃってくださった方がいましたが、本当にイライラなさらないでください。祈っていただければと思います。でも、イライラしてくださるほど思ってくださるというのは大きな愛だなと思っていますが、シーラさんのデータ待ちです。

 私たちが準備していった楽譜をみんなにお見せして、私がギター一本で歌ったデモの歌を聴いていただいて、「これをこうしよう。ああしよう。」と言ってレコーディングをするのです。すごいです。本当にお届けできるのがとても楽しみです。

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 こんな感じで皆さんと共にレコーディングがなされました。ポールさんとディーンさんは入れ替わったのですが、三日間のレコーディングの時でした。
 この方はシーラさんのエンジニアです。シーラ・EのCD、よくこの教会でも若者の集会でよく流している歌があります。EファミリーというCDがありますが、そのアルバムを制作したエンジニアがこの方です。

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 今回、このシーラさんとジョンさん、その中でいろんな話をするのですが、最近もよくスタジオで出会うらしくて、最近は上映されたライオンキングという映画がありましたが、その中でそれぞれが演奏したと言っていたので、私は本当かなぁと思って、本当だとは思っていましたが、帰りの飛行機の中で大きなヘッドホンを持って行ったので聞きました。そうしたら、「あぁ!お二人の音だ!」という、本当に二人が叩いていました。
 そしてお互いに言っているのです。シーラさんは実は二〇〇六年からずっと私たちの働きを助けてくださっていて、そしてジョンさんは二〇一五年からなのです。そしてジョンさんがシーラさんに「あんたはこの人たちのことを知ってるのか?いつから助けてるんだ?」と言いました。そうしたらシーラさんが、「もう私はずっと前からよ。」と誇らしげに語ってくださって、本当に感謝でした。
 そして、帰りの飛行機の中で、ライオンキングという映画を見ました。そして最後の最後を見ていったら、その名前があるかなぁと思ったらありました。

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ジョン・ロビンソン、シーラ・Eというのが出ていますが、ある意味、今世界中の人たちが最も多く耳にする音楽というのは、映画音楽かなぁと思います。今まで世界中の音楽を牽引し続けてきた方々が、今なおその働きを進めておられる。
 それが本当にこのど田舎の海の者とも、山の者とも分からない、まぁ山の者を助けてくださって、別にミュージシャンでもお金があるわけでもなんでもないのに関わらず、ただ願いはリバイバル!そして賛美の中にある力がどれほど大きなものかということをイエスさまがこれから解き放とうとされておられる時に、主が今回本当にこういったメンバーをお集めくださったのはただただ主だなと思っています。

 また神さまのご計画は計り知れないです。この新城で生まれ育ったミュージシャンたちが、今は日本の音楽の最前線で戦っておられます。頌君も中学校の時に「ギターやったら?」と私は一言言いました。彼は将来うどん屋になる!とか言っていたのですが、うどん屋ではなく、ギターを手にしました。初めて歌ったのが、「I worship you」という歌で、それをギターでぺけぺけ始めた姿を思い出しますが、今や音楽を通して日本を勝ち取る、不思議なことですが、主が確実に一つ一つ、一歩一歩導いておられることを感じます。

 私たちは心の底からリバイバルを求めていますが、それを始められたのは誰でもなく、ただ主ご自身だと思います。そして主がお導きくださらなかったら、ここまでのことはありえないことばかりだと思うのですが、本当に主は大きなことをなしてくださっていることを心から感謝します。

 レコーディングに行く前に、一つのみことばがスタッフの中でシェアされていたのですが、イザヤ書四十五章二節、

『わたしはあなたの前に進んで、険しい地を平らにし、青銅のとびらを打ち砕き、鉄のかんぬきをへし折る。』

 「扉よ開け!」と今日も賛美しましたが、イエスさまご自身が私たちの前を進んで、険しい地を平らにし、青銅のとびらを打ち砕き、鉄のかんぬきをへし折ってくださるというのです。それが一つの賛美という武器を持って鉄のかんぬきがへし折られるということがなされるので、その事を信じて進んでいきたいと思います。

 三節には、

『わたしは秘められている財宝と、ひそかな所の隠された宝をあなたに与える。それは、わたしが主であり、あなたの名を呼ぶ者、イスラエルの神であることをあなたが知るためだ。』

 隠された財宝、神さまが用意されている財宝があるのです。今日のテーマは、「二〇二〇年!さぁ約束の地へ!」約束の地に入った時にある神さまのご計画というのがあるので、もう一度私たち、信仰を持って、その約束の地へと進んでいきたいと思います。

 「かんぬき」というのは、こういった字を書くそうです。

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閂。初めて知りましたけど、かんぬきは門をつなぎ止めておくものなのです。閂ってすごい字だなぁと思ったのですが、その時にふと思いました。私の名前は開なんです。門の中に鳥居。なにこれ?!呪われちゃったような名前だなぁと思っていたのですが、でもそこでちょっと調べました。
 実はこれ、二〇〇七年に順先生が礼拝メッセージしてくださっていたのですが、開という名前の語原が、開は、門+閂+両手の意。そして両手で閂を外して門の扉を開く形。閂+両手が変形して、これですね。

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 鳥居じゃなかったんですね。良かった〜。そして登場したのが開という字で、元々この左の古文が、「閂を両手で取りのける」という、そういった意味があるそうです。これ、かなりの余談となってしまいましたが、賛美を持って、その閂がガーンッ!とへし折られるわざがなされるために、皆さまの賛美が必要です。皆さまの祈りが必要ですので、この七十時間も本当に心から共に賛美していただければと思います。

 もう一つのみことばがレコーディング前に与えられたのですが、詩篇百二十六篇でした。
詩篇百二十六篇一節〜五節、

『主がシオンの捕われ人を帰されたとき、私たちは夢を見ている者のようであった。そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。そのとき、国々の間で、人々は言った。「主は彼らのために大いなることをなされた。」主は私たちのために大いなることをなされ、私たちは喜んだ。主よ。ネゲブの流れのように、私たちの捕われ人を帰らせてください。涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取ろう。種入れをかかえ、泣きながら出て行く者は、束をかかえ、喜び叫びながら帰って来る。 』

 シオンの捕らわれ人が帰されたときというのは、夢を見ているかのような喜びなのです。捕らわれ人というのはやっぱりバビロンに捕囚にされていた人たちが自由にされて、故郷に帰ってくること、夢を見ている者のようで、その時はもう口が笑いで満たされることを現してしますが、そのようなことが二〇二〇年、起こされることを信じて、進んでいきたいと思います。
 神さまのみわざは本当にいろんな分野で捕らわれている人、多くの方々がサタンによって捕らわれている領域があると思うのですが、そこからの回復というのを主がこの二〇二〇年、用意されていると信じていきたいと思います。
 病に捕らわれていた人が解放されて、経済に捕らわれている人が解放されて、主の業がなされていく、そのことを信じていきたいと思います。

 先週のメッセージ、すごく恵まれました。本当に信仰を持って進んでいこう!と、すごく思いました。最近ちょっと恵まれたことがありました。リバイバルミッションのサーバントミーティングというのがあります。そこでその中で頭文字がKの先生が、「んーー」と言っているのです。最近いろいろといろんな問題があって、これからリバイバルミッションどうなるか。やっと五十周年という時に、この山のような問題で…。と、すごく、口に出せないような言葉を発していました。
 それで先生は何と言っていたかというと、「うーん。俺に癒やしの賜物があったらなぁ!」と言うのです。それが負け犬の遠吠えではなくて、主に対して、「俺に!癒やしの賜物があったらなぁ!」と言うのです。それでしばらくまたミーティングが進むのですが、そうするとまた突然何か言うのです。「俺に癒やしの賜物があったらなぁ!」それ、三回言いました。その言葉にはとっても感動しました。
主は、癒やしの賜物を求めていく時に必ず与えてくださいますので、キリストのからだとして、この教会の中に与えられた器官の中に癒やしという領域が必ずあるので、そこが解き放たれて、捕らわれ人が解放される、そんなわざがこれから起こされていくと思います。
 本当に神さま、一つ一つの中にもすでにいろんなしるしを現してくださって、私たちの目の前を確かに進んでおられるというのを見させていただいています。

 つい先週、レッツプレイズという中高生の伝道集会がありました。これがその時の写真です。

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 中高生の子たち、六十五名の方が来てくださった、その内の三十名がノンクリスチャンの子どもたちでした。それで彼らが中高生のコンサートを聞いて、またメッセージも聞いてくれて、すごく真剣に聞いてくれました。
 そして最後にメッセージが終わって、一緒に祈りました。「イエスさま信じます。」という祈りもしていただいて、その後、最後に一曲歌いました。今日も歌った「高く上げよう喜びの歌」を歌ったのですが、その時の動画があるのでご覧いただきたいと思います。
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 実はこれ全く打ち合わせなしで、この歌が始まった途端、前にいる子たちも半分以上ノンクリスチャンなのです。「出てください。」とか、そういうのではなくて、彼らが突然前に出て行って、こうやって喜んで歌ってくれるということが起こって、これすごい神さまの、捕らわれ人が解放されたかのような一つの主のしるしだったなぁと、そんなふうに思った時でした。すばらしい恵みの時でしたが、このような事が先週はありました。
 神さまが捕らわれ人を解放して、クリスチャンでない、今までは世の歌を歌っていた人たちが、イエスさまをほめたたえるということが起こされると思います。
 この賛美を通して何がなされるかというと、人の人生そのものが変わって、その賛美を通して国が変わって、地域が変わって、職場が変わって、家庭が変わって行くことが起こされ、大きな変化がこれから起こってくるということが起こされると信じていきたいと思います。

 私たちの娘の一人が毎年何度かカンボジアに行っています。カンボジアの孤児院に行っているのですが、その時の映像が二つあるのですが、一つ目は「歌え賛美は山を越える」という歌、あの歌をカンボジアのクメール語でみんなで歌ってくれている映像を見たので、これは本当にすごく大きな恵みだなぁと思いました。国を越えて、言葉を越えて、海を越えて、山を越えて、神さまへの賛美がささげられる。素晴らしいことだと思いました。
 二年前に私たち、カンボジアでザワメキの賛美の時をした時に、まだCDになってない曲なのですが、主が、みんなの前で歌いなさいと言われたので歌いました。歌ったら、彼らがすごく喜んで歌ってくれました。その映像があるので、ご覧いただけますか。
<動画>
 これがカンボジアのプノンペンの一つの孤児院の子どもたちです。彼らが本当にイエスさまを愛して、いっぱい歌ってくださっています。

 そこからもう一つの動画が突然届きました。今お見せした中に、最近孤児院に来たばかりの、クリスチャンでない二人の双子の七歳の小さな少年が来たというのです。来た時には栄養失調でがりがりだったのですが、ザワメキの賛美集会に二回だけ出席したというのです。そうしたら、彼らの口に賛美が生まれたという映像が来ました。次の歌を聞いていただいて、何の歌かおわかりになるか分からないですが、ちょっとご覧ください。
<動画>
 実はこれお風呂に入っていて歌っていたからお姉ちゃんたちが動画で撮ったそうです。おわかりになりますか?これは「主の愛が今」です。同じ所をループしていますが、彼らが賛美の中で主に触れられて、お風呂に入りながら「主の愛が今」を歌っています。すごく大きな恵みだなと思って、感謝した次第でありますが、賛美の中に、これから主の奇跡が起こされると信じています。

 そして今日のテーマのみことばは、ヨシュア記一章一節から七節のみことばを上げさせていただきました。一節に、

『さて、主のしもべモーセが死んで後、主はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げて仰せられた。』

 モーセが死んだ後にヨシュアに告げたみことばです。この教会にとって、二〇一五年八月一日、明牧師が天に帰って、ある意味、大きな分岐点を迎えました。それまでは、明牧師がリバイバルのために戦い続けてリバイバルという旗印を持って走り続けてきたと思います。
 それで父が幾つかいろんなことを言い残していきましたが、七月五日の日に、豊橋駅に伝道旅行を終えて帰って来て、私が迎えに行きました。迎えに行って、父が最初に言ったのはどういうことかというと、「私のために天国で歓迎会の準備が始まっている気がする。」と言いました。
 もちろんそれは否定したのですが、それからそれにもう一言、付け加えた言葉がありました。「私は日本のリバイバルのために、ある意味、モーセみたいな働きをしてきたかもしれない。でもこれからはヨシュアの時代だから頑張れ!」と、そう言い残して、その年の最初には、「私は死ぬ気がしない。」と言っていた父でした。私たちも父は死を見ることなくイエスさまをこの地上で、イエスさまを迎える側の一人だろうなと思っていたので、まさかと思ったのですが、でも本当にモーセのような働きをしてきたかもしれません。「これからヨシュアの時代だから頑張れ!」と言い残して、たった三週間で天に帰って行きましたが、いよいよ本当にヨシュアの時代、リバイバル、その約束の地に今私たちは入ろうとしていると、そのことをもう一度堅く信じたいと思います。主が私たち一人ひとりを呼び集めてくださり、リバイバルのために、この国のために、アジアと全世界のために戦いなさい!という神さまからの使命をもう一度握って、その約束の地へと進んでいきたいと心から願います。三節に、

『あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。』

と書かれています。「頑張ったら与えるよ。」ではなくて、もう「与えている。」です。ですから二〇二〇年、主が約束の地に私たちを導いてくださった時に、主の勝利は必ず与えられていることを信じていきたいと思います。

 そんな中で、五節後半をお読みしたいと思います。

『わたしは、モーセとともにいたように、あなたとともにいよう。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。』

 イエスさまがモーセと共におられたように、あのモーセと共におられたイエスさまが、私たちと共にいてくださって、この教会とも共にいてくださっている。そして見放すことはない!見捨てない!と、おっしゃるのです。そして六節以降は、何度も書かれているのが、「強くあれ!雄々しくあれ!恐れるな!」というのが、主からのみことばですので、そのことを信じて、もう一度、主が与えてくださったこの年に向けて、二〇二〇年に向けて、私たちのすべてを主におささげし、そして約束の地における主の働きを全うする、そのような者でありたいと、そのような教会であることを心から願って、一緒に進んでいただければと思います。

 一言お祈りさせていただきます。

 ハレルヤ。愛する天のお父さま。あなたのすばらしいみ名をあがめて、心から感謝します。あなたが私たちをここまで守り導き助けてくださっていることを心から感謝します。
 二〇一九年、神さまのご計画の中で、大きな働きがなされ続けてきたことを心から感謝します。大きな戦い、大きな試練のただ中にありますが、主は昔も今も変わることなく、私たちを導き続けてくださっていることを心から感謝します。私たちの前をあなたが先だってくださっていることを信じて、心から感謝します。主のみわざに私たちが付き従い続けることができるように助けてください。ここまで導いてくださった主よ、なおもあなたが導いてくださることを信じます。もう一度、私たちのすべてをあなたにおささげします。
 そしてあなたが導き入れてくださる、その約束の地における働き、もう一度、新しい油そそぎの中で、その働きを成し遂げさせてください。感謝します。今すべての栄光を主にお返しし、尊き主イエス・キリストのみ名によって、この祈りを父なる神さまのみ前におささげいたします。アーメン。