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『あなたは地球の管理人!パート6
~永遠の国での管理人~

2014年7月13日 (日)
新城教会主任牧師 滝元順 
ダニエル書 2章41~44節

『あなたがご覧になった足と足の指は、その一部が陶器師の粘土、一部が鉄でしたが、それは分裂した国のことです。その国には鉄の強さがあるでしょうが、あなたがご覧になったように、その鉄はどろどろの粘土と混じり合っているのです。その足の指が一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。鉄とどろどろの粘土が混じり合っているのをあなたがご覧になったように、それらは人間の種によって、互いに混じり合うでしょう。しかし鉄が粘土と混じり合わないように、それらが互いに団結することはありません。この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。』

 ハレルヤ!おはようございます。今日は新城教会で奉仕できますことを感謝しています。
 「リソス」の賛美もすばらしかったですね。主はあなたを守ってくださいますという賛美でした。お隣の方に、「主はあなたを守られます!」と声をかけてあげてください。今週も、主がお一人一人を守られますよう、心から祈っています。天地宇宙を造られた主と共に歩むことができる、それは本当にすばらしい特権です。

 先週は韓国の光州から、十九名の方々が来てくださいました。月曜日から木曜日まで一緒に賛美したり祈ったりしました。恵まれた一時でした。

 さて私たちの信仰のゴールとして、どこに目を留めて行ったら良いのでしょう。この国のリバイバル、人々の救い、いずれも重要なテーマです。しかしながらその結果、主は何をなさりたいのでしょうか。それは、主は再びこの地に帰って来られ、王となり、世界を治められるのです。そんな日が来ると教えています。その日を目指して、歩みなさいと、聖書は教えています。
 案外、私たちは、信仰生活のゴールを、目の先で設定してしまう傾向が強いです。それではいけないのです。最終ゴールは主の再臨と世界統治です。そこに目を留めて歩んでいく時、偉大な回復の御業を見ることができるのです。
 身の回りに起こってくる癒しや奇跡も、それらはすべて、やがて世界が主によって統治され、回復する日にフォーカスが当たっているのです。

 今日読んでいただきました聖書箇所は、バビロニア帝国のネブカデネザルという王様が見た夢を、ダニエルという預言者が解き明かした箇所です。
 ダニエルが解き明かしたネブカデネザルの夢は、実に壮大な、永遠の世界にまでおよぶ預言です。聖書には多くの預言が出てきますが、そんな中でも、最も重要な預言の一つであると思います。
王は一つの夢を見ました。

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 この図は何回もみなさんに紹介しましたから、ご存じだと思います。頭は金、胸が銀で、腰が銅、すねが鉄、足が鉄と粘土の、巨大な像でした。
 そこに、小石が飛んで来て、足下を打ったのです。これは大変分かりやすいアニメです。このように巨大な像をネブカデネザルは夢により見たのです。



 小石が飛んで来て、足首を打って、像は粉々に砕けてしまいました。その後、この小石がどんどん大きくなり、世界を覆ってしまうという夢でした。その意味について、ダニエルが解き明かしました。すごい夢を見たもんですね。みなさんも、いろいろと夢を見るかもしれませんが、こういう夢を見ることは多分ないと思います。
 その意味が、ダニエル書四十四節に、

『この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。』

 世界の歴史を見ますと、国々は、ある時は、ある国が強く、ある時は弱くなり、強くなったり、弱くなったり、現れたり消えたりして、歴史は繰り返されます。
 かつてアジアに、世界を支配した大帝国がありました。それがチンギスハンの支配していたモンゴル帝国でした。しかし今、その帝国はどうでしょうか。小さな国になってしまいました。かつてモンゴルは日本にまで攻めて来ました。ヨーロッパにも攻め登って、世界最大の国でした。しかし今では有名なのはお相撲さんくらいになってしまいました。国々というのは、そういうものです。

 ネブカデネザル王が治めていたバビロニア帝国も、メド・ペルシャ帝国に滅ぼされてしまいました。その後、ギリシャ、ローマと、同じ地域は違った支配者によって、支配され続けたわけです。その中にイスラエルも含まれていましたから、毎回、イスラエルは大変だったわけです。大国に支配され、踏みにじられ、大変な目に遭ったのが聖書に記されているイスラエルの歴史です。
 しかし、このような連続の中で、やがて神は一つの国を起こされるというのです。『この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。』というのです。『その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。』と預言されています。
 なんと、永遠に立ち続ける国が、やがて地球上にできるというのです。これが究極的な聖書の預言です。その事を信じることができますか?

 やがて地球は、一人の王によって統治される時代が来るのです。その王とは誰でしょうか。イエス・キリストです。エルサレムが首都となり、世界中はキリストにより支配されるのです。そんな時代が来るのです。

 先ほど、金の頭がバビロニア帝国だと学びました。バビロニア帝国は、世界にいろいろな国ができましたが、その国ほど一人の権力者によって絶対的に治められていた国はありませんでした。絶対君主制といって、王そのものが法律であり、王の心がすべてでした。そんな国は、かつて起こったことがありませんでした。
 その後に起こった国々も、独裁的な国々ではあっても、必ず周りには側近がいました。
 しかし、このバビロニア帝国だけは、王がすべてでした。王様そのものがすべてで、その国には法律はなかったのです。その王様が思う通りに国は動いたのです。そんな国は、王様が悪ければ大変なことになります。
 しかしやがてこの世界に、絶対君主制の国ができるのです。誰が王になるのですか?イエス様です。平和の君、イエス様が、すべてとなられる国が地球上にやがて出現します!それを目指して、私たちは働くのです。
 私たちは案外、大きなゴールを見失っています。聖書の中にあることは分かっていても、理解していないのです。

 この頃、「あなたは地球の管理人」というタイトルでお話しさせていただいているのですが、私たち一人一人は、地球を管理するために、この地に置かれたのです。
 前回、パート5でお話しさせていただきましたが、土地と人と、神にとって、どっちが大切なのかということについて話しました。神が地球を創造された目的があったのです。もちろん人類は、神に愛されている存在ですが、それ以上に、神の最大の目的は、地球に「ご自分の国を造られる」という事です。イエス様が地球の王となるという、壮大な計画があったわけです。そのために、園の管理人として人は創造されたのです。
 私たち管理人は何をしなければいけないか。それは、イエス様がいち早く帰って来て、この地を治めてくださるよう、祈り、準備しなければならないのです。それが私たちの重要な使命です。それを忘れてはなりません。

 それはいつ起こるのか?父なる神以外、誰も知りません。しかし聖書はその手がかりを与えています。先ほども読んだ聖書の箇所に、「鉄と粘土が一緒になっているような王たちの時代に、人手によらずに切り出された石が転がってくる」と預言されています。
 鉄と粘土が混じり合っている時代とは、いつの時代を指すのでしょうか。はっきりと特定し、定義することは難しいですが、今の世界の情勢を見れば、人類がこのまま地球に住み続けるのは、様々な視点から見ても、難しい気がします。
 エネルギー問題を考えても、食糧問題を考えても、人口問題を考えても、環境問題を考えても、政治的、軍事的な要素を考えても、不安がいっぱいです。
 先日も、日本が集団的自衛権を受け入れ、アメリカと歩調を合わせて戦っていく準備が整い、国が大きく方向転換をしました。今はいいかもしれませんが、必ず近い将来、日本も戦争に参加するようになります。それは歴史が証明しています。どうしようもない、大きなうねりがあります。世界はそれに巻き込まれていくのです。本当にこれからどうなってしまうのだろう・・・。

 そして今、国々という概念が大きく変わろうとしています。日本は江戸時代、二百数十年の間、鎖国をしていました。どこの国とも交わらず、「自分の国だけ」という政策を取っていました。でも、今、日本が鎖国なんかしたら、数日で干上がり、崩壊してしまいます。
 今、世界には様々な国々はありますが、強い国も、弱い国も、あまり関係ないのです。国々は 国境を越え、一つになっている時代です。

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 以前にもお話しさせていただきましたが、この頃、日本の一番大きなニュースは「TPP交渉」です。TPPとは、環太平洋戦略的経済連携協定の略称です。なんか近頃、横文字が多くて分かりません。TPPだか、DDTだか、FBIだか分かりません。TPPというのは、環太平洋の経済共同体です。関税を取っ払ってしまおうとしています。貿易を完全自由化しようと交渉しています。
 今までは、他国の製品が入ってこようものなら、高い関税をかけて他国の製品が入らないように保護していました。自分の国の製品だけが売れるようにしていたのですが、今はどこの国というのは関係ありません。お互いの製品が国境関係なく入って来る時代になるのです。
 環太平洋には強い国もあれば、弱い国もあります。言語も、文化も、習慣も、政治も、宗教も、何もかも違います。いわば、鉄と粘土が混ざりあったような時代です。そんな時代に私たちは生きています。

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 ヨーロッパのほうでは、EUという、ヨーロッパの経済共同体があります。

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 また、アジアにはTPPもあれば、APECもあれば、ASEANもあります。国境を越えています。強い国も、弱い国も一緒になり、鉄と粘土が一緒になっている時代です。一度、このような環境になったら、抜け出ることは決してできません。大戦争か何かがあって、全てがリセットされなければ、抜け出ることはできません。
 世界はどんどん混迷を深めていくに違いありません。

 しかし、聖書は何を告げているのでしょうか。『この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。』と言うのです。もしかしたら、私たちが生きている内に、人類の誰もが予測していなかった、主が、王となる時代が来るのかもしれません。いや、千年後かも知れません。誰にも分かりません。しかしその日は必ず来ます。近い未来か、遠い未来かは別として、それは必ず起こることなのです。そして何となく、それが近づいているような気がします。

 私は今年、「マラナタ!主よ来てください!」という、メッセージをさせていただきました。主はやがてこの地上に帰って来られます。今は、教会の時代で、恵みの時代です。

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これから世界はどういうスケジュールを迎えるのでしょうか。やがてすべてのクリスチャンを天に引き上げる、空中再臨があるというのです。教会が引き上げられてしまいますから、その後、七年間は、大きな患難が世界にあると言われます。
 けれども七年後、イエス様が地上に帰って来られ、地上の王として、千年の間治められるのです。そんな日が来るのです。それが近づいているのです。
 空中再臨から地上再臨までに関しての理解は、様々な意見があります。これがすべてではありません。イエス様が帰って来られなければ、真実は分からないところもあります。しかし確実に言えるのは、主は再び、この地に戻って来られるということです。

 初代教会の宣教の視点は、常に、「主は帰って来られます!主が国々を治められる日が来ます!」という視点でした。その日に向かって彼らは準備していたのです。
 それから二千年ほど経ってしまいました。だからちょっと忘れかけています。「イエス様は帰って来られないのかな?」、ちょうど賢い娘と愚かな娘の例えのように、花婿がなかなか来ないのです。しかし突然、主は帰られるのです。
 私たちは常に、主が帰って来られることを意識し、今日帰って来られても、明日帰って来られても、いや千年後に帰って来られたとしても、常に意識し、準備することが重要です。

 実は、イエス様が帰って来られ、千年間治められる、千年間の統治時代のことはどこで預言されているのかというと、一番分かりやすいのが、イザヤ書六十五章です。前回もそのことをお話しさせていただきました。ここを見ますと、主が千年に渡り治められる期間の内容がわかります。
 旧約聖書を、主が千年王国という視点で読むと分かりやすくなります。イザヤ書六十五章十七~二十五節、

『見よ。まことにわたしは新しい天と新しい地を創造する。先の事は思い出されず、心に上ることもない。だから、わたしの創造するものを、いついつまでも楽しみ喜べ。見よ。わたしはエルサレムを創造して喜びとし、その民を楽しみとする。わたしはエルサレムを喜び、わたしの民を楽しむ。そこにはもう、泣き声も叫び声も聞かれない。そこにはもう、数日しか生きない乳飲み子も、寿命の満ちない老人もない。百歳で死ぬ者は若かったとされ、百歳にならないで死ぬ者は、のろわれた者とされる。彼らは家を建てて住み、ぶどう畑を作って、その実を食べる。彼らが建てて他人が住むことはなく、彼らが植えて他人が食べることはない。わたしの民の寿命は、木の寿命に等しく、わたしの選んだ者は、自分の手で作った物を存分に用いることができるからだ。彼らはむだに労することもなく、子を産んで、突然その子が死ぬこともない。彼らは主に祝福された者のすえであり、その子孫たちは彼らとともにいるからだ。彼らが呼ばないうちに、わたしは答え、彼らがまだ語っているうちに、わたしは聞く。狼と子羊は共に草をはみ、獅子は牛のように、わらを食い、蛇は、ちりをその食べ物とし、わたしの聖なる山のどこにおいても、これらは害を加えず、そこなわない』と主は仰せられる。』

 主が帰って来られ、地を治められる時にどんな事が起こるのかを前もって、イザヤを通して預言された箇所です。そして、この箇所と大変よく似た箇所が、新約聖書の黙示録二十一章一節~五節にあります。

『また私は、新しい天と新しい地とを見た。以前の天と、以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとを出て、天から下って来るのを見た。そのとき私は、御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。「見よ。神の幕屋が人とともにある。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神ご自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」すると、御座に着いておられる方が言われた。「見よ。わたしは、すべてを新しくする。」また言われた。「書きしるせ。これらのことばは、信ずべきものであり、真実である。」』

 イザヤ書六十五章と、黙示録二十一章は大変よく似ているのですが、同じことを語っているのではありません。
 イザヤ六十五章は千年王国について、黙示録二十一章はそれ以後の新天新地について語っています。

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 千年の支配とその後について二段構えで教えています。
 私たちはイザヤ書六十五章が実現する寸前に生きているのかもしれません。
 その期間は、主によってあがなわれ、栄光のからだに変えられた人たちと、一般の人たちが一緒に過ごす時代です。
 イザヤ書六十五章を見ると、それが分かります。先日、この箇所の解き明かしを読んだのですが、神による千年の統治は、「現在の天と地の修復」によって起こるというのです。創造という言葉は、神の奇跡的な業もそこに加えられることを示しています。
 千年の統治期間においては、古い時代のものと、全く新しいものが共存するというのです。その時、赤ちゃんで死ぬ子はいないというのです。幼児死亡率はゼロになるのです。

 今度、青年と中高生がネパールに行きます。是非みなさん祈ってくださいね。ネパール支援のTシャツも、是非、みなさん買ってくださいね。私もまだ買っていないので、今日買おうと思っております。ネパールに行くと、平均寿命は四十代です。みなさんは今、何歳ですか?四十代の方は、死ななければなりません。なぜかというと、赤ちゃんのうちに死んでしまう子が多いからです。だから平均寿命がぐっと下がるのです。そのくらい過酷な場所です。今回、二十四名の方々が行かれますが、全員無傷で元気に帰って来られるように祈っています。また、良い働きができるように、是非、祈ってください。これは新城教会の新しい夜明けだと、私は思っています。日本教会も、出て行かなければいけないと私は思います。

 イエス様が王となって千年を支配される時、信じる者たちは、瞬間的に栄光のからだに変えられます。もう死ぬことはありません。不死を身にまとうのです。おじいちゃんも、おばあちゃんも、そのままではないのです。瞬間的に栄光のからだに変えられ、信じられないくらい若返って、最高の姿になります。私もその時、どういう髪型にしようか、今から考えているくらいです。
 千年の間は、まだ一般の人たちもいますから、子どもも生まれるわけです。しかしその千年は、悪魔・悪霊どもが完全にしばりあげられて、地獄に落とされますから、悪魔悪霊どもの働きが完全になくなるのです。そうすると、寿命が延びるのです。百歳で死ぬ人は早いね、と言われるくらいだというのです。すごいですね。その時代を、やがて過ごすようになるのです。イエス・キリストを信じている者たちは、栄光のからだで通過するのです。
 この地球の王はイエス様一人になって、全てを治めてくださるのです。その希望を抱き、日々、主の為に管理人として働くのです。

 私たち管理人は、主が帰って来られ、ご自分の国を建てられるのにふさわしい環境にしなければならないのです。今、どうでしょうか?この日本、イエス様が帰って来られても、つま先で立たなければならないような感じじゃないですか。日本中どこに行っても、ひどいもんです。
 今日、私は、東京集会に行きますが、ここに行ったことはありません。行ったことがある人はいますか?

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 ここに行っていた人は危ない人です。歌舞伎町と言う場所です。ここは飲み屋だらけ、風俗だらけ、最悪です。悪魔・悪霊どもの巣窟です。こんな環境のままなら、イエス様は帰って来ることはできないです。このような環境を変えるために、教会は、クリスチャンは、働かなければいけないのです。でもなかなか難しいことです。

 夏になりますと、蜂が多くなります。夏から秋にかけては危険です。

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 蜂の巣って、巣をつついたら大変なことになります。ある意味で、一九九二年の七月は、霊的に蜂の巣をつついたような感じでした。悪霊がどっと出て来て、大暴れしたような時期がありました。
 でも、いくら蜂の巣があっても、蜂退治のプロのは害を受けずに蜂の巣を撤去するのです。
そしてこれは、蜂が去った巣です。ここには蜂がいませんから、誰でも簡単に蜂の巣を撤去出来ます。

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  このような場所は、蜂の巣と同じです。

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 ぶんぶんぶんと悪霊だらけです。本当に悪い環境です。日本全体は偶像だらけ、悪霊だらけです。
 でも管理人が、蜂を退治したら、どういうことになりますか?イエス様は言われました。『あなた方には蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けた。だからあなた方に害を加えるものは何一つない。』と。
 蜂を退治するのは、クリスチャン、教会の役割です。蜂が退治されれば、いくら悪魔が作った施設があったとしても、蜂がいなくなりますから、主が帰って来られる土地が用意されるということではないでしょうか。
 霊的戦いは、まさに主が帰って来られるための、環境を整える働きです。

 私たちは様々な地域、領域に派遣されていますが、そこで蜂である悪霊どもに立ち向かい、それらを一掃する使命が与えられています。敵の力を打ち破り、環境を整えるならば、地球の様相が、見える世界ではどのようであったとしても、主が帰られる道が用意されるのです。そのために、それぞれが役割の場所に派遣されているということです。
 今、あなたが置かれている場所は、あなたしか勝ち取ることができないのです。だから主は、あなたをそこに置いているのです。土地を勝ち取りなさい、領域を勝ち取りなさい、暴れている蜂をやっつけなさい!と語られるのです。
 みなさんの祈りによって、敵の力は打ち砕かれ、やがてイエス様が帰って来られる準備ができるのです。

 前回もお話ししましたように、やがて目の前の景色は全く変わることでしょう。イエス様が王となられ、世界を治められますから、目の前の光景は全く変わるのです。新城にどんな施設が建つのでしょうか。神の計画の中、神の施設が建つのです。もはやその時には偶像はありません。罪の場所もありません。悲しみの場所もなくなるのです。考えるだけで、わくわくします。
 今、みなさんが遣わされている場所、すでに敵が様々な策略を持って働いているかもしれません。しかし、あなたが蜂を追い払うのです。主が帰って来られ、その場所に神が計画した施設が建つ為です。

 前にもお見せしましたが、この場所に何が建つのか誰も知りませんでした。

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 しかし、この場所にスカイツリーが建ったのです。この光景を誰が予測したでしょうか。誰も予測していなかったじゃないでしょうか。

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 それと同じです。私たちの目の前は、様々な汚れに満ちています。しかしやがて、主が帰って来られる時、主が計画された施設が建つのです。
 そのために私たちは選ばれ、神の国建設予定地を準備するために派遣された園の管理人であることを、忘れてはなりません。

 人々が救われるのは、何のためでしょうか。もちろん滅びないで永遠の命を得るためですが、ただ救われるだけでなく、管理人となって、それぞれの地域に派遣され、主が帰って来られる道を用意するためです。そのことを忘れてはならないのです。

 やがて、主が千年の支配をこの地におかれる時、私たちはどのような立場になるのでしょうか。永遠の世界でどのような立場に着くのでしょうか。その時、私たちはもはや管理人ではなく、一歩進んで、相続人となると聖書は教えています。ガラテヤ三章二十七~二十九節、

『バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって、一つだからです。もしあなたがたがキリストのものであれば、それによってアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。』

 今日、ここに様々な背景の違う人たちが集まっています。しかし、イエス・キリストを信じるならば、国籍は関係ありません。背景も関係ありません。男性、女性もありません。すべての違いを越えて、私たちはイエス・キリストによってひとつです。
 そして、やがて来たるべき千年の支配の中においては、私たちはもはや管理人ではなく、相続人としての立場が保証されているのです。あなたは相続人です。
 何を相続するのですか?神の持っている資産を相続するのです。地球は主のものですから、それを割り当てられ、相続し、永遠の世界に向かって行くのです。すごいことじゃないですか。これ、本気で考えると、めまいがしそうです。でも、私たちの人生の延長上に、それがあるのです。ちょっと信じられませんが、「信じない者にならないで信じる者になりなさい」と、今日歌ったじゃないですか。みんな、信じようじゃありませんか。

第一コリント二章九節、

『まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」』

 予測がつかない、すごい未来がクリスチャンには待っているのです。それを目標にして、この地を管理してください。この地は、主が、ご自分の王国を造られるために用意された場所です。悪霊どもを追い払い、主が帰って来られるのにふさわしい地にしましょう。その時、あなたは地を相続する者になります。これが聖書の最終ゴールです。
 これらをしっかりと心に刻んで、日々の生活を全うしていきたいと思います。

 今から、聖餐式を受けますけれど、聖餐式は、ただ単に「私みたいな罪に汚れた者のために、主が死んでくださった」。もちろん、それは感謝なことです。しかし、それだけではありません。私たちは、管理人として、主が帰られる道を用意する、さらには神の国の財産を共に相続する、アブラハムの子孫だというのです。
 そのためにイエス様は、十字架の上で、尊い血を流してくださったのです。そのことを心に明記しながら、聖餐式を行いたいと思います。


 ハレルヤ。主よ、感謝します。あなたが私たちのために、命を捨ててくださったことを、心から感謝いたします。私たちを地の管理人とするばかりか、相続人としてくださることを心から感謝します。あなたの国を相続し、共に治める日が来ますことを感謝します。私たちは、この地上において、管理人として働きます。今日は一人一人を十字架の血潮で聖め、この地を勝ち取るために用いてください。主イエスの御名を通して、祈りをおささげいたします。アーメン